
紅茶の持つ効果、習慣化して美容と健康のキープに役立てよう
Date:2019.04.25
お茶やコーヒーと同じくらいにポピュラーな飲み物である「紅茶」には、実は美容や健康に良い効果をもたらしてくれる成分がたくさん含まれています。
このような効果を発揮するには習慣的に紅茶を飲む必要がありますが、紅茶にプラスアルファで食材を加えることによって飽きずに続けやすく、紅茶の持つ効果もさらに高めることができます。
今回は「紅茶の持つ美容・健康効果とおすすめのアレンジ方法」などについてご紹介していきます。
この記事の目次
紅茶の健康効果、アレルギー対策から感染症予防など万能!
まずは紅茶の持つ健康効果について見ていきましょう。
紅茶は日頃から継続して飲むことによって、目先の体調から生活習慣病などの長期的な視点で見た健康にまで広く良い影響をもたらしてくれるんです。
アレルギー症状の予防や緩和
紅茶は花粉症や鼻炎のようなアレルギーが原因で発症するつらい症状を抑えることに役立ちます。
またアレルギー症状には、
- 花粉症や鼻炎のようなアレルギー源となる物質に触れた時にすぐに症状が現れる「即時型」
- アトピー性皮膚炎のように症状が出るまでにタイムラグのある「遅延型」
のどちらのアレルギーに対しても効果が認められています。
生活習慣病の予防
- 血圧の上昇を抑えて脳卒中を予防する
- がん細胞の増殖を防ぐ
- 動脈硬化を予防する
紅茶にはこれらのような不摂生な生活習慣に起因する病気の予防に役立つ効果が、いくつも証明されています。
生活習慣病を予防するためには普段の生活習慣や食生活を整えることが不可欠ですが、より効率的に健康を維持するためのサポートドリンクとして、紅茶を習慣的に飲むこともおすすめです。
免疫力を向上し感染症予防
紅茶には高い抗酸化作用を持つ成分である「ポリフェノール」などが豊富に含まれており、身体の免疫機能を高めることに役立ちます。
また同じく紅茶に含まれている「テアフラビン」という成分は、抗インフルエンザ活性すなわちインフルエンザのウイルスを抑制する効果のある成分です。
このようなテアフラビンの抗インフルエンザ活性は紅茶にミルクを加えると失われてしまいますが、レモンを加えた場合には効果が増強されます。インフルエンザ対策として紅茶を飲む場合には、ストレートかレモンティーにして飲むと最も効果的です。
虫歯の予防
紅茶を習慣的に飲むことは虫歯予防にも効果的です。これは紅茶に含まれている、
- タンニン
- カテキン
- フラボノイド
などの抗酸化物質が、口内で虫歯菌が歯に付着したり繁殖したりすることを抑制してくれることに起因します。
1日3杯程度の紅茶を習慣的に飲むようにすると、このような虫歯予防効果が発揮されやすくなります。
高血圧の予防・改善
紅茶を習慣的に飲むことによって、高血圧の予防や改善に役立つことが報告されています。高血圧予防のためには1日2杯程度の紅茶を習慣的に飲むことが効果的です。
食中毒対策
紅茶に含まれているテアフラビン類の成分には殺菌消毒作用があり、特にノロウイルスのような食中毒を引き起こす菌に対して効果的です。
そのため食中毒菌が体内に侵入した時に紅茶を飲むことによって発症を予防したり、発症してしまった食中毒の症状を改善したりすることができます。
美容面でも効果抜群!ダイエットやボディメイクにも紅茶が活躍
健康面での紅茶の効果について見てきましたが、紅茶は美容面でもたくさんのメリットがあります。
次は美容面で期待できる紅茶のメリットについてチェックしていきましょう。
カフェインで脂肪燃焼をサポート
紅茶はコーヒー同様にカフェインが含まれているドリンクです。カフェインには眠気を覚まして頭をすっきりさせる働きの他に、脂肪燃焼を促進する効果があります。
ダイエット効果を期待して紅茶を飲む場合にミルクや砂糖をたくさん入れてしまうと、糖分や脂肪分が多くなってしまいダイエットに逆効果となってしまうことがあります。
ダイエット目的で紅茶を飲む際には、できるだけストレートで飲むことがおすすめです。
筋肉の運動機能をサポート
ダイエット効果を高めてくれるカフェインは、筋肉の運動機能を高めることにも効果的です。
カフェインは筋肉を刺激すると同時に、中枢神経を興奮させます。そのため持久力をアップさせながら、疲労を感じにくくさせてくれるのです。
脂肪の吸収を抑える
紅茶には体内に存在している脂質分解酵素「リパーゼ」の作用を阻害する効果があります。
リパーゼの作用が抑えられることによって、肝臓での脂質分解が進行しにくくなるため体内への脂質吸収もされにくくなります。
食中・食後の血糖値上昇を抑える
食事の際、一緒に紅茶を飲むことによって血糖値の上昇をおだやかにすることができます。
これは紅茶に含まれているポリフェノールによる効果であり、糖の分解が抑制されることで体内に吸収されにくくなります。
肌の老化予防
肌が老化する原因の一つとして「糖化」という現象があります。
紅茶に含まれているポリフェノールは、このような肌の糖化を抑制してくれる働きがあるので、習慣的に紅茶を飲むことは若々しくきれいな肌を保つことにも役立ちます。
自律神経を整えて身体の不調を改善!紅茶のリラックス効果
紅茶を習慣的に飲むことは身体面だけではなく、心や気分を落ち着かせてくれるなど精神面でも様々なメリットがあります。
次は紅茶がもたらしてくれる、心身のリラックス効果について見ていきましょう。
香りも楽しんで精神をリラックス
「紅茶を飲むことは少し苦手…」という方にもおすすめなのは、紅茶の持つリラックス効果を活かすことです。
日頃ストレスを多く感じている方や、慢性的に疲労感がある方などはぜひ毎日の生活に紅茶を取り入れてリラックスタイムを作ってみましょう。
ティーバッグも活用、目の疲れを緩和
紅茶はただ飲むだけではもったいないくらい、含まれている成分に様々な効果が期待できます。
「目の疲れが取れない・眼精疲労になりやすい」といった方は、使い終わった紅茶のティーバッグや茶葉をまぶたの上に乗せてみましょう。
併せてまぶたや目の周辺を軽くマッサージすると、より効果的に目の疲れを癒すことができるのでおすすめです。
リラックスにはホットがぴったり
リラックス効果を期待して紅茶を飲むときには、アイスティーではなくホットで飲む方がより効果的です。
好きな香りの紅茶を探したり、お気に入りのおやつと一緒に楽しんだりすればティータイムがいつもよりも一段と至福の時間に感じられます。
紅茶の基本の淹れ方とアレンジ、食材をプラスして効果アップ!
最後に紅茶の淹れ方や飲み方のアレンジについて見ていきましょう。
ぜひ様々なアレンジにチャレンジしてみましょう!
紅茶の基本の淹れ方
紅茶の淹れ方は使用するティーバッグや茶葉の種類などによって異なります。基本的には先にお湯を注いでおき、その中にティーバッグを入れることで不要な繊維質が浮くことを防ぐことができます。
- 適量のお湯(一人分で200~300ml程度)をカップやポットに注ぐ。
- ティーバッグをお湯に浸すようにして静かに沈める。
- 茶葉が一度底に沈んだ後、もう一度浮いてきたら取り出す。
詳しい蒸らしの時間や抽出方法などはティーバッグタイプの紅茶であれば、パッケージに記載されていることがほとんどなので、それぞれの淹れ方に従いましょう。
- 淹れたい分量+1人分の茶葉をポットに加える。
- 95℃程度のお湯を少し高い位置から注ぎ入れる。
- 茶葉が浮いてくること(ジャンピング)を確認する。
- 3分ほど蒸らす。
- 茶こしを使ってカップに注いでいく。
ポットを使用して茶葉から淹れる場合には、少し高い位置から勢いよくお湯を注ぐようにすると、より紅茶の香りが際立ち美味しく淹れることができます。
健康にも美容にも効果的「シナモン」
「シナモン」は健康にも美容にも様々な良い効果をもたらしてくれるスパイスです。紅茶と同じように生活習慣病を予防する効果もあり、紅茶に加えればWの効果で健康維持に役立てることができます。
また、美容面では
- シミ・シワ・たるみなどを改善する美肌効果
- むくみ対策
- 冷え性改善
- デトックス
など様々な嬉しい効果があります。健康から美容まで幅広く様々な効果を得たいという方にはシナモンのトッピングがおすすめです。
身体を温めるなら「生姜」
身体を内側からしっかりと温めたいときには、「生姜」をプラスしたジンジャーティーがぴったりです。
先にご紹介したシナモンと併せて、ジンジャー&シナモンティーを作ってもおいしくいただくことができます。
タンパク質補給で腹持ちアップ「豆乳」
ダイエット中などに嬉しい「腹持ちの良さ」を意識したアレンジなら、「豆乳」を加えてミルクティー風にすることがおすすめです。
お好みでスパイスなどを加えると、チャイ風にして楽しむこともできます。
抗酸化作用を高めて美肌に「フルーツ」
リンゴやレモンをはじめとするフルーツは、紅茶のアレンジやトッピングとしても非常にポピュラーです。
複数のフルーツやスパイスなどを組み合わせてみることもおすすめです。
香りでリラックス「ミント」
リフレッシュやリラックス効果が欲しい時には、ミントを浮かべてすっきりと頂きましょう。
紅茶で心も身体もリラックス!毎日飲んで健康的に美しくなろう
今回は「紅茶の健康・美容効果とおすすめのアレンジ方法」などをご紹介しました。
プラスアルファの食材をプラスすれば、飽きずに習慣化したり気分によって味わいを変えたりすることも簡単なので、ぜひ毎日の生活に紅茶を取り入れて身体の内側からきれいを磨いていきましょう!

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