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衝撃的な愛の形が垣間見られる実在の女性”阿部定”を題材にした映画

Date:2013.12.09

あなたは、「阿部定」という、明治時代に生きた日本の女性をご存知でしょうか?「阿部定事件」は今も語り継がれるくらいに有名な事件ですから、小耳に挟んだことくらいは、あるかもしれません。

阿部定という女性のことは、映画としても何本かの作品になっています。この記事では、その中から2つの映画を紹介しながら、阿部定という人について触れていきます。

阿部定と石田吉蔵の出会い

阿部定は、明治38年(1905年)に生まれた女性です。芸妓、娼妓や女中として働いていましたが、女中として「石田屋」というところで働くようになってから、そちらの主人である石田吉蔵という男性と恋に堕ちます。

しかし、この石田という男性は、既に結婚をしている身でありましたので、定は愛人という位置づけにありました。

あなたは共感できますか?この愛の衝撃的な結末!

定は、吉蔵のことをとても好きだったようです。駆け落ちもしました。そして、お互いに性的関係にのめり込んでもいたようです。

しかし、やはり女性である定は、気持ちの上でも、吉蔵に強く執着していたものと思われます。愛人関係にあり、自分のものになり切らないという切なさもあったのかもしれません。

ある日、ついに定は、吉蔵を殺してしまいます。そして更には、吉蔵の局所を切り取って、逮捕されるまで持ち歩いて逃走していたようです。これが「阿部定事件」として、現在でも知られている事件で、昭和11年の出来事になります。

余談ですが、この「局所」という表現ですが・・・なんと、阿部定事件の報道をきっかけに、それからこの表現が定着したらしいです。

この時、報道時になんと表現したら良いのだろうか?と考えられた結果として、公の場面などでは「局所」や「下腹部」などと言われるようになったということです。これは、現代まで引き継がれていますが、まさかここが発端だったとは、驚きました。

ところで、筆者の友人(女性)と、阿部定の話になった時、その友人は、「阿部定、大好き!」と言いました。どうやら、このような事件を起こした女性に共感をしているようでした。

私自身は、これは愛情よりも執着心や独占欲が勝ってしまった結果ではないのか?などと考えてしまい、手放しで共感することは出来ないし、定が好きだという気持ちも起こらないのですが、果たしてあなたはどう思われますか?

下記に紹介する映画を観ると、そんな事件を起こしてしまうまでの経緯や、定の感情の描写を観ることが出来ますので、少なからず共感を覚える女性もいらっしゃるかもしれません。

定は、「自分のものにならないくらいなら、いっそ・・・」という気持ちが強くあったのかな、と想像します。そんな独占欲を示すかのように、殺された吉蔵の遺体には、血で「定、吉 二人キリ」と書かれていたそうです。やはり、なんだか切ないですね。

確かにそんな感情については、分からないわけではないのですけどね。ただそれを実行に移してしまうかどうかは別の話であり、正直、阿部定の話になった時に友人が第一声で「大好き!」と言った時、チョット怖いな・・・と感じてしまいました。

「愛のコリーダ」1976年日本・フランス合作 監督:大島渚

あの大島渚監督の作品で、こちらはフランスとの合作となっています。ちなみに、製作者として若松孝二監督の名前もあります。主演:松田英子、藤竜也。

性描写がかなりリアルなために、単なる演技に思えず、本当の定と吉蔵を目の前で見ているような感覚に襲われます。いわゆる「ハードコア作品」となります。

ストーリーとしても、定の人生、吉蔵との出会い、そして吉蔵に対する想いなど、よく分かりますし、感情移入も自然としてしまう感じです。

吉蔵に恋している定は、ちょっと重いけれどとても可愛いと感じます。「阿部定事件」に関する部分も、リアルに伝わってきますし、この頃の定の生き方や想いが見て取れます。

「JOHNEN 定の愛」2008年日本 監督:望月六郎

杉本彩さんが、阿部定になりきります!この映画を撮影している最中、阿部定の魂が乗り移ってきたのを感じた、ということを、杉本彩さんがテレビでおっしゃっているのを聞いたことがあります。すごいですね!その点も踏まえて、興味深く鑑賞することが出来ますよ。

主演:杉本彩、中山一也。こちらの作品は、「愛のコリーダ」とはまたガラっと違った雰囲気を持っていますので、見比べてみるのも面白いですよ。なんと、内田裕也さんも出演されていて、とても印象的なシーンがありました。

こちらは、フィクションも交えた構成となっています。現代の男性イシダが、吉蔵の生まれ変わり!?彼がひょんなことから昭和初期の時代に舞い降り、阿部定という女性を目の当たりにする、といった展開になっています。

現代とその当時の交錯した感じも、そういうのが好きな方には楽しく観ることが出来そうです。

深くリアルに、阿部定のことが観てみたい方は「愛のコリーダ」を、もっとライトな感じで映画として楽しみたいという方は、こちらの「JOHNEN 定の愛」からご覧になると良いのではないかと思います。

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