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ペットとの生活で毎日がアニマルセラピー

Date:2013.06.14

アニマルセラピーって聞いたことはあるけど、どんなものなの?

高齢化社会と言われ、結婚が必ずしも人生の選択肢ではなくなった今、女性の社会進出もすすみ核家族化は崩壊、一人で暮らす人が増える中、ペットと暮らす人も増えています。
最近は幾分かペットOKの物件も増えてきた気がしますね。

私がアニマルセラピーを勉強し始めた10年前は、アニマルセラピーと言うと、「人が動物に対しておこなうセラピー?」などイメージされるようで、動物を介在した人に対するセラピーだとはまだ全く知られていませんでした。

今はわりとよく聞かれるようになり、老人ホームのボランティア活動としてアニマルセラピーが行われていたり、つい最近では、日本の法務省でも「パートナードック」と呼ばれる犬の飼育を通じた矯正プログラムを、本格的に少年院で導入することを決定したと発表されました。

これはパートナードックの飼育を通じて少年の更生効果が認められるということからの正式決定だそうですが、法務省をも動かす動物と暮らすことによるアニマルセラピー効果とは一体どのようなものなのでしょうか。

動物を触ると気持ちが安定したり、安らぎを感じる理由

私は現在11匹の動物達と暮らしています。読者の方の中にも動物達と暮らす方は沢山いらっしゃると思いますし、それぞれにアニマルセラピーという定義が何かを知らなくても、ペットとの暮らしで感じる幸せや命をいたわり慈しむ気持ち、温かさや癒しなど様々に感じることは多いのではないでしょうか。

一口にアニマルセラピーと言っても、馬を通しておこなうホースセラピーやイルカを通して行うイルカ介在療法など色々ありますが、ここでは馴染みのある犬や猫に焦点をあてて簡単に探っていきたいと思います。

犬や猫に限らず動物を一度でも触ったことがある方は、動物に触れると温かく、柔らかな毛並みを感じ、心が安らいだり、不思議と心が落ち着いた経験があると思います。人は動物に触れることにより、血圧が下がり、精神的安らぎを得ると言われています。

アメリカの有名な心理学者Harry Frederic Harlowのハードマザー・ソフトマザーによる代理母の実験がよく知られていますが、生まれて間もない赤毛猿の子供に、ミルクを与えてくれる針金でできた代理母と、ミルクは出ないがふわふわの手触りのよい毛布でできた代理母を与えると、赤毛猿はお腹が空いて耐えきれなくなるまで、ずっと毛布でできた代理母にしがみついていたという結果がでました。

これは動物や人が生きていくうえで食べ物が必要であるのは勿論のこと、温かい体温を感じることやスキンシップが欠かせない事を示しています。

私達は動物を触ったり抱きしめたりすることにより、人間が生まれながらに持っている生きる為に必要な根源的な欲望を満足させ、気持ちが落ち着いたり、精神が安定したり、血圧が低くなったりするのです。

犬との暮らしで健康的な生活と社会性が生まれる

犬を飼っている方なら毎日欠かせないこととして、朝の散歩があげられますね。毎日規則正しい時間に起き、または犬に起こされてご飯をあげて、そして早朝に近所を散歩する。お休みの日や天気の良い日は少し遠くまで歩いてみたりするのが日常の日課でしょう。

そして犬を連れて歩いていると、一人で歩いている時よりも沢山の人の注目を浴びていることに気づくでしょう。

「あら、可愛いワンちゃんですね、男の子?女の子?」「なんていう種類の犬ですか?」等々、そして時には「触ってもいいですか?」などと聞かれることも少なくないと思います。

人は単独で人と関わりを持つよりも、犬などの動物を通して関わりを持つ方が簡単に、そしてリラックスして関わりを持てると言います。これは犬が人の警戒心や緊張間を解き、犬が会話のきっかけに成り得るからです。

そして、毎日規則正しい生活を送れるということや、散歩により適度な運動をするということも健康な生活を送る上でのとても良い習慣となるでしょう。犬との生活で社会性が改善され、精神的な安らぎをえることができ、健康的な生活をおくることができます。

老人ホームで行われている犬や猫のアニマルセラピーでは、寝たきりだった老人が犬と触れ合う為に腕をのばしたり、指先を動かしたりすることにより、自発的に体を動かそうとすることがふえ、犬や猫が示してくれる喜びの仕草や安心して寝てしまう姿を見て表情が豊かになったり、その犬や猫のことを知ろうとして職員に話しかけたりと顕著な変化が見られるそうです。

また、不登校の児童が犬を飼い始め犬の世話をすることにより、責任感が芽生えたり積極的に犬の事を学ぼうとしたり、言葉の通じない犬に積極的に話しかけコミュニケーションをはかろうとし、自分より小さな犬が懸命に生きる姿をみて自信を回復し再登校するようになったという話も聞かれることです。

見た目や学歴で人間を判断しないペットとの暮らしで穏やかな毎日

学歴や年収、役職や性別、色々な事によって差別やレッテルを貼られて生きている私達。犬や猫、動物達は私達が金持ちかどうか、太っているか、美人か、部長か平社員か、などということで判断をしませんし、そんなことは彼らにとってどうでもよいことです。

彼らはただひたすら一緒に過ごしたり遊んだり触れ合ったりすることを望み、私達人間を見つめ追いかけ、どんな時でも一緒にいることを望んでくれます。このただ純粋でひたむきな姿は、人間関係で疲れ切った私達、殺伐として時間と戦いながら生きている私達にとても大きな安らぎを与えてくれ、時には生きる希望すら与えてくれる存在になります。

動物と暮らすということは、同時にどんな事があってもあなたに命を預けている動物を一生面倒をみる覚悟と環境も必要ですが、犬と暮らす人が犬がいない人に比べて平均寿命が長いという事実からも分かるように、穏やかな精神状態で毎日をおくることは人生の全てにおいて必要であり、基本となります。

世界最大のうつ国家の日本で暮らす私達にとって、犬と暮らして得られることはきっとあなたの毎日と人生に大きく影響を与えることでしょう。

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