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増加する大人のアトピー。原因と発症・再発防止の手がかりは?

Date:2016.05.25

shutterstock_181678109大人になってからアトピー性皮膚炎になった、という話をよく耳にします。

子供の頃にアトピーだったとしても、大人になって改善されたという人はたくさんいますよね。

子供は皮膚のバリア機能がうまく働かず、肌を守る力が弱いのですが、大人になるにつれ、機能は発達していくため自然と治癒していきます。

しかし、冒頭の通り、最近は大人になってもアトピーが改善されず悩む女性や、成人を超えてから突然発症してしまう人、再発してしまうという事例が後を立ちません。

大人のアトピーと子供のアトピー、実は同じアトピー性皮膚炎でも原因が全く異なり、大きな要因は環境や食生活といった、乱れた生活リズムと、それによってかかる大きなストレスだと言われています。

また、遺伝もありますが、繁栄した大きな都市に住む人に多いことから、都会病の一種であるともされています。アトピー性皮膚炎はその名の通り、肌に現れる症状なので、女性としては大変な悩みですよね。

そこで今回はそんな大人のアトピー性皮膚炎の原因や症状、そして治療方法を探っていきたいと思います。これを機に生活習慣を見直す必要が出てくるかもしれませんよ!

そもそも大人のアトピー性皮膚炎ってどういった病気なの?

乾燥して敏感になった肌に強い刺激が与えられることで、肌のバリア機能が低下し、アトピーを発症してしまうのですが、子供の頃のように元々弱いバリア機能が成長と共に強くなることを望めないのが大人のアトピー性皮膚炎です。

また、子供の頃はアトピーになると、親が周囲の環境を整えてくれたり、食べるものを配慮してくれるため、自分では気づかない間に自然治癒することが多いですが、大人になると自分の生活環境や食生活は全て自分で賄わなければなりません。

その上、大人になると様々な障害が日常生活に潜んでおり、それが今大人のアトピー性皮膚炎の患者さんが増えている原因と言われています。

大人のアトピー性皮膚炎の主な原因と再発してしまう原因は?

大人のアトピー性皮膚炎は様々な要因が重なって症状が出てきてしまっているため、まずは自分の生活スタイルをしっかり見直さなくてはなりません。

  • 病院で処方されるステロイドが減らない
  • 何度も病院を回ったけど治らない
  • 保湿をしっかりしても痒みが治まらない
  • 清潔にしてアレルギーにも気をつけているのに治まらない

このような経験をしている女性が多いようです。

人の肌は思春期に皮脂が増えますよね。その結果ニキビができやすくなります。しかし、大人になると皮脂が減りニキビは改善されるのですが、あまり減りすぎてしまうと逆に肌が乾燥してしまいます。

そして乾燥して敏感になっているところに汗をかいたり、衣類と素肌が擦れ摩擦を起こしてしまったり、そういった些細でありふれた刺激が原因で皮膚が炎症を起こしてしまうのです。

また、<アトピー性皮膚炎になる原因>と、<アトピー性皮膚炎を繰り返す原因>は異なります。例えば…

<アトピー性皮膚炎になる原因>

  • ほこりやハウスダスト、ダニ、花粉などのアレルギー
  • 風邪をひいて免疫が弱ってしまっている
  • 仕事などで寝不足が続いている
  • 日常生活にストレスを感じている
  • 不規則な生活や食生活をしている
  • 月経前である

…と現代に生きる女性は皮膚炎を起こしてしまう原因がいっぱい。

これがアトピーを引き起こす主な原因…、なのですが、大人のアトピー性皮膚炎は治ってもまた再発するのが特徴です。なぜ再発してしまうのかというと…

<アトピー性皮膚炎を繰り返す原因>

  • 日常生活にストレスを感じている
  • 砂糖やチョコレートなど甘いお菓子が好き
  • お酒が好きでよくアルコールを摂取する
  • 喫煙者である
  • ハウスダストやダニの問題が解決されていない
  • たんぱく質を摂り過ぎている
  • IgEアレルギー体質である
  • ※IgE…免疫グロブリンEのことで、哺乳類にしかないたんぱく質。通常極微量しかないが、アレルギー体質の人は量が多めで特異的IgE抗体とアレルゲンが結合すると異物を排除しようとする働きが起き、アレルギー反応が発生する。

この繰り返してしまう原因である要素もしっかり取り除かなければ、何度でもアトピーが再発してしまいます。

ここを解決できていないため、アトピーが治ってもまた繰り返しアトピーになってしまうという嫌なループができてしまっているというわけです。

また、他にも大変複雑な原因が絡み合ってアトピーになってしまっている人が多くいるので、身体的な原因と、心理的・生活的な原因を分けてみました。

よくチェックして当てはまっていないか、見てみましょう。

大人のアトピー性皮膚炎を引き起こす心理的・生活的な原因

大人のアトピー性皮膚炎が引き起こされる原因は何も身体的なことや、外からの刺激だけが原因ではありません。メンタル面や生活習慣なども大きく関係してきます。

アトピー性皮膚炎にならない、治す、繰り返さないためには、メンタル面や生活面での改善も大きな課題となります。

精神的にかかる強いストレスがアトピー性皮膚炎の原因になる?

今やほとんどの人が抱えていると言っても過言ではないストレスですが、神経質な自分の性格上仕方ないと思っている人も多いかと思います。

しかし、ストレスに強い人と弱い人ではアトピー性皮膚炎の度合いも全く違ってきます。その理由は、このストレスが、毒素や老廃物を体の外に吐き出す働きと大きく関わってくるからです。

ストレスがきっかけでアトピー性皮膚炎になったり、ストレスでかゆみがひどくなってしまったりする可能性があります。実際に精神的ストレスによって、多くのアトピー性皮膚炎の患者さんのかゆみがひどくなったことが報告されています。

上記でも述べたように、体内の働きによって毒素や老廃物は体の外に排出されますが、心臓・肝臓・腎臓・腸はどれもストレスに影響されやすいです。

例えば、ストレスを強く感じるとネガティブな思考になったり、憂鬱な気持ちになる人は、その大きさの分だけ身体にも影響を及ぼしてしまいます。

  • 胸が苦しくなる
  • 胃が痛くなる
  • 食欲がなくなる、食べ過ぎてしまう
  • 眠れなくなる

ストレスによってこのような状態に陥りやすい人は、心臓・肝臓・腎臓・腸に負担がかかっている証拠です。心のストレスを分散させるために、身体がその負担を負っている状態なのです。

そうすると、身体的な原因として出てきた、毒素や老廃物を排出するこの臓器にうまくエネルギーが行き届かず、身体に蓄積させてしまうのです。

また、ストレスを感じると痒みが強く出る人も多くいますよね。
ストレスを感じると、

  • 不安になる
  • 緊張する
  • イライラする
  • 感情の起伏が激しくなる

などの症状が現れ、自律神経やホルモンバランスが不安定な状態になってしまいます。すると、乱れたホルモンバランスや自律神経が原因で免疫力が低下してしまい、外からの刺激に弱く、敏感になり、アレルギー症状が強く出てしまうのです。

更に、強いストレスを感じたり緊張すると、喉が乾いたりしますよね。それはストレスや緊張で皮膚や体内の水分が少なくなってしまうことが原因です。その結果、肌が乾燥してしまい、痒みが強く出てしまうこともあります。

一日5~6時間以内という睡眠不足がアトピー性皮膚炎の原因になる?

人間にとって睡眠不足は最も良くない状態です。身体が本来の働きをきちんと発揮するために必要なエネルギーを蓄えるには、

  • 太陽の光をしっかりと浴びる
  • バランスの良い食事を摂取する
  • しっかりとした呼吸をする
  • しっかりとした睡眠を取る

これらが欠かせません。

現代人はどうしても睡眠不足になりがちで4~6時間しか眠れていない人が大変多いですが、身体に毒素や老廃物を溜めてしまわないためにも、7時間以上は睡眠を取るようにしましょう。

不規則な生活、偏った食生活がアトピー性皮膚炎の原因になる?

冒頭にもありましたが、子供の頃は親が自分の身の回りの世話をしてくれるので、アトピー性皮膚炎になっても、食事のバランスや添加物の含有を確認してくれたり、環境に配慮してくれたり、乱れた生活にならないように注視してくれます。

しかし、大人になると仕事や家事、また一人暮らしで不規則な生活になったり、偏った食生活を送るようになりやすいです。そういった環境がアトピーを発症させ、繰り返し再発する原因となっていることが多いです。

このように乱れた生活をしていると肌のバリア機能が低下し、アレルギーを引き起こしやすくなり、

  • 普段の化粧品
  • 普段使っている洗剤
  • 飼っているペット
  • 普段の衣類
  • 紫外線
  • 風邪
  • 妊娠、出産
  • 生理

などの日常的な些細なことにも刺激を受け、アトピー性皮膚炎を発症する原因になります。

ホルモンバランスが乱れたり、風邪と合併して発症する例や体質が変わることでアトピー性皮膚炎になる女性も増えています。

大人のアトピー性皮膚炎。どういう症状が見られるの?

全身の皮膚が乾燥し、毛穴が盛り上がり(丘疹)ガサガサした肌になります。中には、丘疹が掻くこよによって固くなり、大豆ほどの大きさになる「痒疹結節(ようしんけっせつ)」という状態になってしまうことも。

  • 足や腕などの四肢
  • 背中

に特に現れる皮膚炎は慢性化していき、厚くなっていきます。

また、顔に出来ると、目の周りや額に紅斑(こうはん)ができ、少しずつ顔全体に広がってじくじくと湿っていってしまいます。

上半身に特に多く出る傾向があり、強い痒みを伴う湿疹が出て、顔面の症状は悪化することで痒みに対して叩くなどの行為を繰り返し行うため、白内障になったり、網膜剥離などの症状に陥ってしまうこともあります。

病院での診断や治療はどういった方法で行われるの?

症状が気になって病院に行った際、どんな検査がされ、どんな診断がくだされるのかを見てみましょう。

<病院での検査と診断>

  1. 血液検査でIgEの濃度を調べる
  2. 花粉、ダニ、ほこりなどのアレルギー反応を確かめる
  3. 皮膚炎の悪化の原因を探す

ただ、ここで陽性反応が出たアレルギーの対象が、本当にアトピー性皮膚炎の原因となっているのか、関係があるのかの判断はお医者さんと慎重に相談して判断しましょう。

また、アトピー性皮膚炎になっている最中、口唇にヘルペスウイルスから小さな水泡ができ、顔全体に広がっていくカポジ水痘様発疹症になってしまったり、外用薬によって接触皮膚炎を併発してしまうこともあります。

急に症状が悪化したなと感じたり、いつもの治療法で治まらなかったり、いつもと違う症状が出てきたと感じた場合はすみやかにお医者さんに行くようにしましょう。

大人のアトピー性皮膚炎。治療方法はどんなもの?気をつけることは?

大人のアトピー性皮膚炎の治療には、

  • 白色ワセリン
  • ヘパリン類似物質外用薬(ヒルドイドソフト)

などの保湿剤を入浴後に塗布し、皮膚炎にはステロイド薬を塗って対処します。

大事なのは、皮膚炎が軽くなっているからと言って保湿剤の外用薬をやめてしまうことです。調子の良い状態を保つために、必ず使用は続けるようにしましょう。

痒みが強く掻いてしまうのを止められないときは、患部にステロイド薬+亜鉛華軟膏を布に塗って貼り、包帯などで巻くと良いと言われています。

抗ヒスタミン作用のあるかゆみ止めの内服薬もあるので試してみてくださいね。

顔や首などには、免疫調整薬タクロリムス(プロトピック)などを塗ると、皮膚炎や痒みを緩和してくれます。

<大人のアトピー性皮膚炎で気をつけたいこと>

  • 柔らかい木綿素材の衣類を着用する
  • 部屋の掃除をこまめにする
  • ほこりが溜まりやすい家具は部屋に置かない
  • 部屋の風通しを良くする
  • 寝不足にならないよう夜更かしはしない
  • 朝起きて夜寝る、規則正しい生活を送る
  • ストレスを溜めないようにする
  • バランスの良い食生活を送る

肌がデリケートになっているときは、僅かな衣類の擦れすらも痒みや炎症に繋がってしまいますし、部屋にアレルギーを引き起こす元があっては意味がありません。また、生活習慣を整えてストレスをきちんと発散しましょう。

また、塗り薬は軽い症状の時には効果があっても、慢性化し悪化してくると効果が薄くなってきます。

皮膚炎を起こしていると、ちょっとした汗や摩擦でも痒みを引き起こし、引っ掻いて更に悪化、という経緯を辿ってしまいます。

そういった慢性化・悪化の一途を辿るなどの悪循環を予防し、再発させないためにも症状が軽い内から適切な処置を施し、生活環境から変えていくようにしましょう。

やっと治ったと思ったらすぐに再発してしまう…アトピーって治るの?

アトピーは一度発症すると、症状に波があり、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

また、直接的な原因が何なのかを明確に特定することは、要因となる事が多い分困難で、根本的な治療方法も見つかっていません。

そのため、治ったと思ったら再発してしまうことはよくあることなのです。しかし、しっかりとした対策をし、できる限り努力を重ねていけば、必ず症状は軽くなりますし、再発防止もできます。

諦めずにいろんな方法を試して自分に一番合う解決策を見つけましょう。

大事なことは生活習慣を見直し治すだけじゃなく繰り返さないこと

いかがでしたか?大人のアトピー性皮膚炎は誰にでも起こりうる病気であり、突然発症し、繰り返すという怖いものです。

先述した通り、あまりに何度も繰り返し原因が分からない、直接的な要因が見つけられないことを理由に、完治させることや再発防止を諦めてしまう人も多いです。

慢性化してしまっている人は特に、諦めの気持ちも強いでしょうが、大事なのは自分の状態をしっかりと把握し、繰り返さないように努力することです。

その場だけ治すのではなく、再発しないように努めるというのは、終りが見えなくて大変苦しいものかもしれませんが、自分にあった対処方法が必ず見つかるはずです。

皮膚科のお医者さんに相談して一緒に一番良い解決策・対処方法を見つけ出して、心身の健康を維持してくださいね!

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