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バービー人形の本名を知っていますか?バービーのアメリカ騒動ストーリー

Date:2013.03.28

1959年ニューヨーク・トイ・ショーに初登場以来、世界にファンを拡大させていったバービー人形。日本でも、りかちゃん人形にはないアダルトでエレガントな装いに、大人の愛好者やコレクターが多いですよね。子供用玩具としては一線を画すると思います。

それもそのはず、バービーをクリエイトしたルース・ハンドラ女史は、夫と子供がいながらにして、その時代では最先端なものの考え方をする女性だったようなのです!

また、バービーが登場して50年以上経ちますが息の長い分、アメリカで論争の的になったバービーたちがいるということがわかりました。ここで、お騒がせ歴代バービーたちを見ながらクリエイターのルースさんの意図を探ってみようと思います。

バービー人形には実は本名があります!

ルース・ハンドラさんのお名前をご存知の方はなかなかのバービー通です!彼女は1940年代にマテル社という小さな会社を始めました。はじめは写真のフレームを売る会社でした。今ではバービー人形で有名な子供用玩具会社、マテル社のことです。

ルースさんは1930年(結婚したら家に入り専業主婦を奨励されていた時代)のなかで、あえてキャリアウーマンの道もあきらめなかった人です。いまでこそキャリアウーマンは認可されていますが、当時はそんな女性は世間的には異端児扱いですよね!

そんな彼女のことを理解していたのが共同経営者のご主人、エリオットさんです。その後、ルースさんはスーパーヒットとなるバービーをクリエイトしていきます。

さてここで質問です!バービーの本当の名前をご存知でしょうか?本名があることすら知らなかった方、多いのでは…?バーバラ・ミリセント・ロバーツ(愛称バービー)がバービー人形の本名となります。

実はルースさんの娘の名前、バーバラ・ミリセント・ロバーツ(Barbara Millicent Roberts)から取りました。

※ちなみにバービーのボーイフレンドのケンは彼女の息子さんの名前からとったそうです。

あえてアダルト路線で旋風を巻き起こす!?  

1959年に初登場したときのバービーのお顔は、当時もてはやされていたベビードール的な可愛い感じの顔つきではなかったので、セールス的にはあまりパッとしませんでした。ルースさんはそれでもバービーの大人っぽいスタイルを変えようとはしませんでした。

バービーのファションセンス、ボーイフレンド、キャリアなどは当時の女の子が憧れる最先端をいっている女性像として、バービーの中に織り込みたかったのだと思います。

美しく貞淑、エレガントなコンサバティブなバービーと活動的で時代の最先端をいくようなアバンギャルドなバービーです。これはまさしく女性の生き方には2通りあると言わしめているように感じます。

現代の女性像は多様化しているので、バービーのキャラクターも多様化することで子供たちにアピールしているのかな?とも感じますが…!?しかし、それが時には社会規範に逆行するようにみえ、大人たちの議論を巻き起こす、かっこうの標的となります。

50年以上も歴史があるバービー人形の中で、物議をかもしだしたスタイルのものをちょっとここでご紹介してみましょう。

問題となったバービーたち

Barbie oreo

  • オレオ・ファン・バービー人形—Oreo Fun Barbie Doll
  • 1990年代に登場したオレオ・ファン・バービーは黒いクッキーとして有名なオレオクッキーとのコラボレート商品でした。この商品、アフリカ系アメリカ人にとって軽蔑されている商品だとクレームが続出しました。

    その理由のひとつに、オレオクッキーは外側が黒くて中側が白い(クリーム部分は白)ので、中側は白人を意味しているとのことで黒人差別であると問題になりました。

    また、肌の白いバービーのオレオ・ファン・バービーがあることも気にくわないとし、その後、商品は回収されました。

  • ティーン・トーク・バービー—Teen Talk Barbie
  • 1990年代初頭、お話をする人形が流行り出すとマテル社は、バービーハイテクなるものを作りだしました。ティーン・トーク・バービーは269フレーズをしゃべるコンピュータチップを持っている人形です。

    たとえばこんな調子でお話します。「数学のクラスはむずかしいわ!」「ショッピングが大好き!」等、いまどきのティーンエイジャーが話す言葉でじゃんじゃんお話をするらしいのです。もちろんPTAや教育関係者からの苦言で発売停止に追い込まれました。

  • 蝶のタトゥー・アート・バービー—Butterfly Art Tattoo Barbie
  • 蝶のタトゥー入りバービー人形は1990年代後半に初お目見え。もちろん親は教育に悪いと大反対です!それでも売り上げは結構伸びて、今でもeBayなどで見つけることはたやすいそうです。コレクターのあいだでは欲しい一品らしいですよ。
  • 妊婦ミッジ人形—Pregnant Midge Doll
  • 2013年の時点で、バービーはまだシングルです。ですがマテル社から妊婦の人形が登場しました。2002年のことです。バービーの友人のミッジです。彼女は妊婦姿で登場。またミッジのお腹が開き胎児(赤ちゃん)まで作られたというちょっとこれは…どぎつい!?

    ミッジは未成年でシングルマザーと思いこんだ保守系のアメリカ人の反感を買いました。でも実は彼女は、ご主人と3歳の息子がちゃんといたのです!妊娠は2人目の子だったらしい。ミッジのパッケージ一新、結婚指輪をつけるなどマテル社はあわてて対応したそうです。

  • 成長するスキッパー—Growing Up Skipper
1970年代半ばにマテル社はバービーの妹、スキッパーの人形の背中にダイヤルを設置。これを動かすと胸やヒップが大きくなる、背丈が伸びるという仕掛けのものです。

これも教育上良くないということで、より保守的な両親とマテル社の間に亀裂が入ったのは言うまでもありません。

  • スリーピータイム・ギャル・バービー—Sleepytime Gal Barbie
  • ピンクのパジャマを着たバービーは愛らしいのですが。問題は彼女の体重設定でした。バービー人形の付属品に洋服やくつ、おしゃれ用品などあるのですがその中に、体重計と本もありました。

    体重計の針が110ポンド(約50kg)を指し、そして本のタイトルが “DON’T EAT!” (食べるな!) でした。

    ほかにもいろいろなボディーアートができるタトゥーバービーや、ピンクのウィグのセクシー系バービーなど、つっこみどころ満載なバービー人形が数々とあります。論争の的になったり、クレームのせいで販売中止に追い込まれたり、とにかく騒動が絶えないバービーです。

    今ではそんなバービー人形たちは、皮肉にも高値のプライスが付き、コレクターの間で売り買いされています。

    ルース・ハンドラさんのバービーに託したこと

    バービーの生みの親でもあるルース・ハンドラさんはきっと、自分自身がやりたいこと、したいスタイルなど世間を気にせずに堂々とやればいい!とバービーを通じて言っているような気がしてなりません。

    女の子たちがなりたいかっこいい大人の代名詞がバービーだからです。ルースさん自身、保守的な時代に逆行して自分のやりたいことを貫いた人ですから、これには説得力があると思います。

    最後にバービーをクリエイトしたルースさん、また彼女を支えたご主人のエリオットさんのインタビュー動画が ありました。英語ですが当時のバービーのCMとクリエイターがどんな人たちなのかがご覧になれます。

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