• 美容
  • ライフスタイル
  • 健康
  • ファッション
  • スピリチュアル
  • DIY女子部
  • 恋愛
  • 大人の美学

検証!ビタミンCやコラーゲンは肌に吸収されるのか?

Date:2013.09.06

ドラッグストアに行くとそれはそれはバリエーションに富んだ化粧品がズラリ。化粧水1本選ぶにしても魅力的なキャッチコピーや成分に目移りして時間がかかってしまいます。中でもビタミンCやコラーゲンを飲む、肌に塗るという商品が多いですね。

さて、そんなビタミンCやコラーゲンをはじめとする様々な成分はちゃんと肌に入っているのでしょうか。

肌に入るビタミンC-ビタミンC誘導体

そもそも私たちのお肌は「排出・分泌器官」であることは言うまでもありません。またお肌は化粧品も含め異物を体内に入れまいとするバリア機能を持っています。ですからビタミンCを入れようとしてもお肌は即、それを弾いて拒んでしまうのです。

またビタミンCそのものも分子構造が不安定であり変質しやすく壊れやすいため、何か化粧品を作ろうと思って水に溶かそうものならすぐにその耐性を失ってしまいます。

そんな中、肌に浸透しやすく作り出されたニュータイプなビタミンCが「ビタミンC誘導体」。化粧品のパッケージにもよく記載されていますね。

このビタミンC誘導体、角質層への浸透が良くメラニンに届く手前で酵素反応を起こし「ビタミンC」に変化。そして活性を持続するという嬉しい特徴を持っています。

ビタミンC誘導体には水溶性と脂溶性のタイプがあります。水溶性はすぐに角質層に浸透しビタミンCの効果を発揮。メラニンの排出を促し色素沈着を薄くしたり、凸凹肌をなめらかにして皮脂の過剰分泌などをコントロールしてくれます。

一方で皮脂の過剰分泌を抑えたりするため乾燥肌の人はさらなる乾燥を呼ぶこともありますし、刺激も脂溶性に比べて強いためお肌の弱い人にはピリピリしたり赤みが出ることがあります。

脂溶性のビタミンC誘導体は水溶性に比べ肌への刺激は弱いものの即効性においては劣ります。しかし効果を持続させる安定性には優れています。

コラーゲン配合の化粧品、ドリンクは効果なし?

さて、コラーゲンはいかがでしょうか。よくコラーゲン配合なんて書いてある化粧品があって「おはだプルプル」になりそうな気がします。しかし残念ながらコラーゲンはお肌に浸透しません。

その化粧品を使って「お肌がプルプルになった」気がするのは、コラーゲンや他に含まれる美容成分が角質層に「透過や浸透」したわけではなく「なじむ」ことで保湿効果を発揮しているからでしょう。

コラーゲン配合の化粧品は、お肌の奥でハリを保ってくれているコラーゲンを増やす、補給するのが目的ではなく、あくまでコラーゲンがもつ保湿効果が期待されていると考えられます。

それでは飲む・食べるコラーゲンはいかでしょうか?よくグルメ番組でも「コラーゲンたっぷりで明日はお肌がツヤツヤになりますね!嬉しい~!」と肉や魚をほおばるリポーターを見かけます。

残念ながらコラーゲンは食事で摂ってもそのままコラーゲンとしてお肌に届くわけではありません。

コラーゲンはタンパク質の一種。食べることによって数種類ものアミノ酸に分解され血液によって運ばれます。そして新たなタンパク質を作り出すお手伝いをするのです。

もちろんコラーゲンがタンパク質であるかぎり、コラーゲンを作り出すのもアミノ酸。一部はコラーゲン生成に役立ってくれるかもしれません。

ですからコラーゲンを摂るというよりも、アミノ酸の素となるタンパク質をまんべんなく摂ることがアミノ酸を増やすことに繋がり、それがコラーゲン生成に役立つのだと考えられています。肉や魚だけではなく豆腐や納豆などの植物性タンパク質も積極的に摂りたいですね!

お肌は外から入ってくる成分を「吸収」する!?

さて、筆者はこれまでお肌は「排出・分泌器官」なのだから外から何かをつけても吸収はしないというのが常識だと思ってきました。もちろん冒頭に挙げたバリア機能がありますから、健全なお肌はほとんどの物質の浸透や透過を拒んでしまうでしょう。

しかし今日の研究では肌の毛孔などによって吸収されるものもあるということが分かっています。実際に心臓病患者のために貼り薬が開発されていますし、耳の後ろに塗ることによって平衡感覚を失わずにいられる宇宙飛行士向けの酔い止めが存在します。

皮膚から薬の成分が入り込み、効果を発揮するものがあるのですね。でもそれは回避するべきトラブル(心臓病や酔い)があって、そのために医学が肌から浸透するように編み出した技術や成分だと言えます。

こういった医学の技術を活かしつつ、肌トラブルのリスクを減らした上で消費者に効果を実感してもらいたい・・・そんな目的で作られたものが「医薬部外品」といったスキンケア商品です。

しかし肌は本来外側から何かを入れるということを望んではいません。無理矢理にでも肌に入れ込むことで解決しなくてはならないトラブルがあるからこそ開発されたのが医薬品なのです。

現在シミの悩みで皮膚科の門を叩く人の4割近くが美白を謳った化粧品や日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」によって「接触性皮膚炎」を発症、それがシミになっているのだそうです。

シミは「これ以上この肌を外部の刺激から守り切れない。放っておくともっと大変なことになる」と肌が判断したときからメラニンを作り出すため「お肌の危険信号」とも言えます。

よかれと思って手を出したケアがかえってお肌に悪い刺激となり、コンディションを低下させシミを増やすことがあるのです。

どうしても解決しなければならないトラブルに対処するときは医薬品や医薬部外品に助けてもらうことはありますが、毎日のお手入れに取り入れときはお肌につけてみて本当に大丈夫なのかしっかりと肌を見つめ、結果や効果を感じ取る必要がありそうですね。

この記事をシェアする

関連記事