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「ブルー」な気持ちになった時に、読むと気分がすっきりする本

Date:2012.11.28

『養老孟司の<逆さメガネ>』養老孟司著(PHP新書)

タイトル通り、世の中を「逆さメガネ」で論じている養老氏のエッセイ集です。養老孟司さんと言えば『バカの壁』という大ベストセラーを書いた人ですが、1980年代から、マニアックな(失礼!)本をたくさん出版しており(例えば『唯脳論』(青土社)1989年)、その独自の美文に多くのファンが存在します。

あなたが「生きるのがめんどう」と思った時、あなたは「私の考え方がまちがっている」と思うかもしれませんが、そもそも、日本という国は生きづらいように出来ているとか、都会の人は潜在的に少々歪んだ考え方をしているとか、そういうことを理路整然と論じています。

物事、なんでも原因がわかれば気が楽になるものです。「なぜ」生きることをめんどうに思うのかの「なぜ」を養老氏は書いてくれています。本のなかに、あなたがもやもやと感じている問いの答えが必ずあります。

『つれづれノート』銀色夏生著(角川文庫)

80年代後半『君のそばで会おう』などの詩集が大ヒットした銀色夏生さんの日記風のエッセイ集です。写真家でもある銀色さんが撮った写真も、いくつか収められています。

銀色さんのエッセイの特長は、肩ひじを張っていない自然体の物の見方にあり、そういう作風(生き方)が女性の人気を呼び、80年代以降、ずっと本が売れ続けています。

今日は何時に起きて、なにをやって、なにを食べた。子どもが歩けるようになった、子どもとケンカをしたなど、ありふれた日常を平易な言葉で語っています。

これが、生きることがめんどうな気持ちに、なぜか静かに染み込んできて、「私ものんびりと好きなように生きよう」と思えてくるのだから不思議です。作家の底力でしょう。

変わったこと(たとえばオウム真理教の逮捕者の精神分析をするなど)を語るよりも、ありふれた日常を語る方が、作家としてはむずかしいもの。

しかし、このむずかしいことを、さらっとやってのけているからこそ、今でも多くの女性ファンを持っている銀色さん。『つれづれノート』は、出版から20年ちかく経った今でも生きるのがめんどうに思える女性に、「個人的メッセージ」として生き続けているのです。

『HOTEL楽園』三好和義・写真(小学館)

非常に幻想的な美しい写真を撮ることで知られている写真家・三好和義氏の写真集です。ハワイやバハマ、バリ、タイなどのリゾートホテルを、とても美しく撮影しています。

写真集の1ページ目を開いた瞬間から、あなたは、疑似リゾート旅行に行くことになります。生きることがめんどうに思えたら、頭をからっぽにして、疑似リゾート旅行に行くといいでしょう。

狭い日本でセコセコと生きていて、なにが楽しいのだ!世界には、こんなに素晴らしい風景が(ホテルが・島が・海が・夕焼けが)たくさんあるじゃないか!そう思えること必至です。

海はあくまでも青く、空はあくまでも高く、花はあくまでも赤い。こういう世界に「疑似」でもいいので、身を置いてみると、あなたは「絶対にこの海へ行こう!だから明日からも元気に生きていくんだ!」と、きっと思えるはず。

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