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みんなはもう知ってる?最近話題の言葉……「毒親」って何のこと?

Date:2013.10.01

新聞やテレビやネットニュースなどで、「虐待」や「DV」などの言葉を耳にすることが増えましたね。単純に「件数が増えた」ということではもちろんなく、これらの言葉の意味が社会に浸透してきた結果だと言えるかな、と思います。

これらの言葉がなかった頃は、例えば「躾」という言葉だったり「夫婦喧嘩」という言葉だったりの枠にはめられてしまって、たいしたことのないものとして扱われて来ていましたが、今ではそれらは、無視してはならない社会問題として認知されるようになってきたのです。

言葉が広まることで、問題が見えるようになってきた、ということですね。そのような言葉と同じく、今、少しずつ知られるようになってきた言葉があります。それが「毒親」です。

「毒親」とは一致ア、どのようなものなのでしょうか。また、もし自分が「毒親」の被害にあっていたと気づいたり、知人が被害者であると気づいたりしたときには、どのようにしたらよいのでしょうか。今回は、そんなアレコレをご紹介してみたいと思います。

毒親ってなに?

「毒親」というものがどんなものであるのか、明確な定義として社会的に認知されているようなものは、まだそれほどにはありません。しかし、もし一言で表現するのであれば「子どもにとって毒になる親」ということになるかと思います。

研究家や専門家の中には「欠陥のある親」や「子どもへの愛情のない親」という表現をされる方もいらっしゃるようですが、そもそも基本的には「完璧な親などいない」ということや、「愛情を持って暴力をふるったり殺害に及んだりする人間は吐いて捨てるほどいる」ということなどを考えれば、それらの表現はあまり正しくないように思います。

欠陥があっても子どもをしあわせに育てている保護者さんは多くいらっしゃいますしね。「子どもにとって毒になる親」という言葉では、少し曖昧なような気もしますが、今のところはコレが一番しっくり来ると言えるでしょう。

毒親ってどんなことをする人なの?

「毒親」の行為の幅は、非常に多様です。ただし特徴としては、とても支配的で子どものことをコントロールしたがる、という点があげあれます。

子どもの持つ感情や価値観を認めず、疑問や反論・自分の考えを持つことが許されなかったり、その一方で親は自分の間違いを認めなかったり、子どものプライバシーの侵害を行ったり、と言ったことが多いようです。

ひどく子どもをけなすことや、ネグレクトを含め、身体的・精神的・性的虐待を行うこと、もしくは、子どもがそれをされていても助けずにいる、というようなことも含まれます。

毒親の被害を受けると、どういう影響が起きるの?

毒親の元で育った子どもにどういった影響が起こるのか、という点についても、一言で表すことはできません。

子どもであった時期にその影響が現れることもありますし、大人になってからやってくる場合もあります。その人のおかれた環境によって、影響が深刻になることも、そうなる事態を防げることもあるでしょう。

引き起こされる影響としては、強くプレッシャーをかけられる、落ち着いた心持ちで過ごすことができない、無性に不安になったり悲しくなったり腹立たしくなったりしてしまう、自分の感情を認識するのが苦手でいつも人目や人の評価を気にしてしまう、人と対立することがひどく怖い、また自分で何かを判断したり決めたりすることが苦手になってしまう、などが挙げられるかと思います。

どうしたらいい?……まず「もういい大人なんだから」をやめよう!

あなたがもし、「毒親の被害を受けていた」「今も影響を受けている」と感じたら。もしくはあなたの大切な人や周囲の人で、毒親の被害者だと感じられる人がいたら。まず最初に、「もういい大人なんだから」と考えることをやめましょう、ということを提案したいと思います。

「もういい大人なんだから、そんな昔のことを気にするのはやめなよ」「もういい大人なんだから、親のことも理解してあげなよ、許してあげなよ」という言葉を使わない、ということ。

そして「問題のある親だったかもしれないけれど、今生きて大人になっているんだからいいじゃないか、むしろ感謝するべきだ」と考えるのをやめる、ということです。

もちろん、「自分は様々な葛藤を経た後で、自然とそういう考えに至った」というのであれば、文句をつけることはできません。

けれど少なくとも、自分の葛藤を押し込めるためにこうして考えることや、自分以外の他者にこの言葉を向けてしまうことに対しては、十分に注意して避けることが必要でしょう。

例え「いい大人」だったとしても、被害を受けたことに苦しみ、影響を受けているのは「今」なのです。決して「昔のこと」ではないのです。

それらを踏まえた上で、可能な環境であれば、相談電話をかけてみたり、カウンセリングを受けにいってみる・受けにいくことをそれとなく勧めてみたり、といったことも挙げられるようになるかと思います。

いかがでしたでしょうか。「毒親」という言葉がもし、広く知られるようになるとしてもまだもう少し先のことでしょうし、

「自分は毒親の被害者だった」「あの人も被害者かもしれない」そして「自分は毒親の加害者になってしまっているかもしれない」と思えるようになるには、さらに多くの時間がかかるかもしれません。

しかし、たとえ広く認知されることがなくとも、認知された時に使われているのがこの言葉でなかったとしても、「毒親」も「毒親」の被害者も、確実に存在しているのです。そのことを忘れずに、日々を過ごしていきたいですね。

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