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コスメ開発の裏のウラ!「化粧品のための動物実験」は必要?

Date:2013.08.20

化粧品のために犠牲になっている命

私達女性と切っても切れない「化粧品」。化粧品は美しさをもたらすものとして、その業界は華やかで清潔感に溢れたイメージです。

しかし、化粧品開発の裏側で「無意味な動物実験」が繰り返され、動物の命が犠牲になっていることを、多くの消費者は知りません。

動物実験をする理由

もちろん、いたずらにメーカーが動物実験を推奨しているわけではありません。動物実験を行う理由としては、以下のことがあげられます。

  • 化粧品に使用される成分が、人体に有害でないかを調査、確認する
  • 薬用化粧品として、美白成分やアンチエイジング効果のある成分を新しく開発する際に、動物実験を行って得られるデータを薬事法で求められている。

このように、現在日本では新規の成分が安全であることを確認するために、ウサギやネズミを使用して実験を繰り返しています。

動物実験は本当に必要なのか

上のことをふまえると、動物実験は仕方のないことのように思えます。しかし、本当に避けて通れないことなのでしょうか。

動物実験反対運動を行っているNPO法人「動物実験の廃止を求める会(JAVA)」は、動物実験がなくならない裏側に、化粧品メーカーの怠慢と、現行の法律の問題があると指摘しています。

メーカー側は利益をあげるため、毎年新作の化粧品の開発を進めます。例えば、抜群のアンチエイジング効果が認められた成分が、メーカーの努力によって開発されたとします。

それを「薬用化粧品」と名乗り売り出すには、現状では動物実験から得られるデータを提出することが法律によって定められています。

しかし、ここで疑問とされるのが、人体とまったく生体の違う動物で試験をして、本当に人体に対しての安全性が調べきれるのかということです。

そして、動物実験によって動物が殺されるまで試験されることが必要になるような、「危険かもしれない」成分が化粧品に入ることを、消費者である私達は求めているのでしょうか。

こういった疑問はそのままに、現状では薬事法が求めるまま動物実験が行われ、年間多くの動物が国内で殺されています。

動物実験を行った回数、使用した動物の数などの情報は公開する義務が定められていないため明らかにされていませんが、年間1000万単位と言われています。

EUでは2013年全面禁止!

では、海外では化粧品開発のための動物実験について、どう考えているのでしょうか。EUでは2009年の時点で、一部を除いた化粧品のための動物実験を禁止しました。

そして、今年2013年3月に、2009年に禁止されなかった実験も含めての全面禁止、動物実験を行って作られた化粧品の輸入も禁止となりました。

その根底に、動物実験の理念「3R」があります。

  • 「Replacement」(代替)・・・動物を用いない代替試験を求める努力をすること。
  • 「Reduce」(削減)・・・使用する動物をできる限り減らす努力をすること。
  • 「Refinement」(改善)・・・使用する動物の苦痛をなくす努力をすること。

この理念は実験を行うメーカーや研究者だけでなく、消費者である私達も、動物実験で得られたデータをもとに作られた化粧品だということを知っておきたいところです。

日本での反対運動・脱動物実験の動き

日本では、動物愛護法でも、動物実験については触れられていません。また、先に触れたように情報を公開する義務もないので、動物実験が行われている実態が消費者に伝わりづらいところがあります。

しかし、EUでの動物実験禁止が決定したことによって、ヨーロッパの市場を守りたい日本の大手メーカーも態度を変えつつあります。

先駆けとなったのが、業界最大手の資生堂です。資生堂は2011年で自社での動物実験を廃止し、2013年に動物実験を行う企業との取り引きを含め全面廃止を決定しました。

さらに、かねてから動物実験の代替法の研究などに助成をしてきたマンダムも、今年動物実験を廃止すると発表しました。日本の大手化粧品メーカーが動き始めたことにより、それに次ぐ規模のメーカーの倫理も問われています。

また、近年では日本に進出している海外コスメブランド、THE BODY SHOPやLUSHで、動物実験反対のキャンペーン活動が行われています。

化粧品のためにたくさんの動物が犠牲になっていることに危機感を抱いた人がいたら、消費者としてできることは、「化粧品の選び方を見直す」ことではないでしょうか。

どこのメーカーが作ったのか?そのメーカーは動物実験をしているのかどうか?今まで化粧品を買う時にチェックしていた項目に追加してみませんか。それだけでも、私たちは「本当の美しさ」に一歩近づけるのではないでしょうか。

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