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後輩がミス!繰り返させない上手なフォローとNG対処の違いとは

Date:2019.01.11

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後輩がミス!繰り返させない上手なフォローとNG対処の違いとは|女性の美学
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職場で「後輩がミスしてしまった!」そんなとき、あなたならどんな対応をしますか?

  • とりあえず叱る
  • 後始末を手伝う
  • 自己責任だからと放っておく

さまざまな対処法がありますが、この対応によって後輩の成長度合いが変わり、あなたにのしかかる将来の負担も変わってきます。

将来一人前に育った後輩は、あなたの仕事を楽にしてくれる強い味方となります。

今回は、後輩のミスを上手にフォローするためのポイントをご紹介します。


【1】後輩のフォローで目指す理想の結果はこの2つ

どんな方法でフォローするにせよ、まず何よりも大事なのは目的を見失わないことです。

後輩のミスをフォローするのは、簡単なことではありません。自分の仕事を中断して問題解決のために知恵を絞るのですから、時間も労力もかかります。

だからこそ目的をしっかり把握しておきましょう。

あなたは何のために、後輩のミスをフォローするのでしょうか?
そのフォローによって得られる理想的な結果とは、どんなものなのでしょうか?

理想の結果は「ミスを失くし、後輩が育つこと」

具体的な回答は人それぞれ異なるかもしれませんが、最終的には次の2つ、

  1. 後輩が同じミスを繰り返さないこと
  2. 後輩が一人前の戦力に育つこと

これこそが目指したい理想的な結果、と言えるのではないでしょうか。

たとえばミスの原因がはっきりしないまま放置してしまえば、また同じミスが繰り返されるリスクが高くなります。
また先輩であるあなたが「私がやったほうが早いから」とミスの後始末をいつも引き受けてしまえば、後輩はミスの重大さも正しいやり方も分からないまま、いつまで経っても半人前のままになってしまうかもしれません。

後輩が同じミスを繰り返さなければ、何度も何度も同じフォローに追われなくて済みます。

もしうっかり同じミスをしてしまったとしても、後輩自身がそのミスに対処できるようになれば、やはりあなたの手間は少なくなります。

そうしていつか後輩が仕事の1つ1つをきちんとこなせる一人前の戦力になってくれれば、あなたの仕事の一部を任せることもできますし、新しい役割を担ってもらうこともできるのです。

後輩が一人前になることで、あなたの業務も楽になります。

だからこそ、後輩のミスを上手にフォローすることが大切になってきます。

ミスに落ち込みすぎてやる気を失ってしまったり、逆に「このくらいはミスしても平気なんだ」と軽視したりしないよう、意識する必要があるのです。

後輩のミスをフォローするときには、起こしてしまった問題に対する物理的な対処だけでなく、後輩のモチベーションを保ちつつ責任感を持たせる、といったマインド面での舵取りも重要になってきます。

【2】後輩のミスをフォローするときの「3つのポイント」

では、具体的にどんな点に注意したら良いのでしょうか?

後輩のミスをフォローする際に意識したい3つのポイントをご紹介しましょう。

ポイント1.共感しながら原因を探る

頭ごなしに叱りつけたり、上から目線で指導したりするよりも、まずは「誰にだってミスはある」という共感から入るのが1つめのポイントです。

「自分も新人のときはこんなミスをした」と失敗談や経験談を交えて、相手の心に寄り添うよう意識してみてください。

上から押さえつけられると、人はどうしても反発してしまいます。

正しいことを言われていると分かっていても、ふてくされてしまったり、反対に「なんてことをしてしまったんだ」と落ち込みすぎてアドバイスが頭に入らなくなってしまったり。

それではまた同じミスを繰り返してしまいかねません。

だから上から指導するのではなく、あえて隣に並んで支えるつもりで話を聞きつつ、ミスが起きてしまった原因を探しましょう。

ミスが起きる原因にもいろいろあります。

  • そもそもの知識or能力が不足していた
  • 依頼者の説明不足だった
  • 作業後に確認を怠った
  • うっかり手順が抜けてしまった
  • 他のことに気を取られて集中していなかった
  • 作業量が多すぎて手が回らない

など。

原因があやふやなままでは効果的な予防策を考えることもできません。

後輩とあなたとで一緒にミスの原因を探り、お互いにしっかりと把握できたか確認しましょう。

ポイント2.言動を一致させる

「分からないことはなんでも聞いてね」と言っておきながら、忙しくなってくるとつい「そんなことくらい自分で考えてよ」と質問をシャットアウトしてしまっていませんか?

多忙な職場ではよくありがちなことですが、こうした矛盾する態度をとられてしまうと、後輩としては混乱します。

「聞いた方が良いのか、聞かないほうが良いのか、分からない」と戸惑った挙げ句、中途半端な状態で作業を進め、ミスを連発することにも繋がるのです。

また指示を出す側(あなた)の言動が一致しないと、受ける側(後輩)としては不信感が募り、仕事に対するモチベーションもおのずと下がってしまいます。

これは、ミスをフォローする場面においてはもちろん、普段から気をつける必要があります。

「なんでも聞いて」と言ったなら、細かい質問にも嫌がらず答えること。
「私が責任とるから」と言ったなら、責任を持ってフォローすること。

このように言動をきちんと一致させた上で、

  • 「同じ質問はしなくて済むようにメモをとってね」
  • 「私だけでなくいろいろな人に迷惑がかかるから、ミスは減らしていこう」

といった指導を適宜行うことで、筋の通ったアドバイスとして後輩の耳にも届きやすくなります。

ポイント3.相手の良いところに目を向ける

人は、「自分を認めてくれた相手のためになる」と思えばモチベーションが上がるもの。

後輩の長所に目を向けて、「ミスはしたけれど、あなたのこういうところは良いと思う」と伝えるよう意識してみましょう。

良いところを見ていることがきちんと伝わると、後輩としては「ちゃんと認めてくれている」「自分を分かってくれている」と感じることができ、仕事へのやる気が生まれやすくなります。

たとえば、

「今回はミスもあったけれど、◯◯さんは仕事が丁寧だから今後も安心して任せられるよ
いつも仕事が早くて助かってるよ。ただし急ぎすぎてうっかりしてしまわないようにだけ気をつけようね」

というように、ミスをしたことや欠点ばかりではなく、後輩の良いところにもしっかりと目を向けていきましょう。

【3】後輩がミスしたときの「上手なフォロー例」

では具体的にどんな言葉をかけていったら良いのか、上手なフォローの例を見てみましょう。

1.不安や焦りを取り除く

新人はとくに、ミスをしたことに対して「とんでもないことをしてしまった」「これからどうなるんだろう」という過剰な不安を抱きやすいもの。

まずはミスをした後輩の不安を払拭することが大事です。

  • 「大丈夫、大丈夫」
  • 「修正すれば取り戻せるよ」
  • 「失敗は誰でもするもの」
  • 「次から気をつければOK」
こうした言葉をかけられた後輩はホッとして、対処への前向きな気持ちを持つことができます。

また後輩がミスをしたことに焦っている場合、気がそぞろになってさらなるミスを招いてしまうケースもあります。

ミスがミスを連発してしまうことのないよう、焦っている様子が伺えるときはまずは後輩の気持ちを落ち着かせましょう。

  • 「まずは落ち着こう」
  • 「ゆっくりでいいから、もう一度最初からやってみよう」
  • 「深呼吸して、一緒に原因を考えてみよう」

といった言葉をかけることで、後輩も冷静でフラットな状態に戻ることができます。

2.そのミスがなぜマズイのかを教える

安心させることは大切ですが、ミスが生む結果に対して認識が甘いと、同じミスを何度も繰り返してしまう恐れがあります。

なぜそのミスを犯してはいけないのか、ミスが生む悪影響についてもしっかり説明しましょう。

  • 「ミスに気づかないまま進行していたら、会社に◯億円の損害が出るかも知れなかった」
  • 「このうっかりミスで怪我をする人がいるかもしれない」
  • 「これを忘れるとお客さまが困るから、今後気をつけよう」
あくまでも冷静に落ち着いた言葉で、事実を伝えることを心がけましょう。

後輩自身が「このミスは二度としないようにしなくては」と感じるには、どんな言葉が良いかを考えると良いでしょう。

3.改善策を示す

ひょっとするとあなたは、すでにミスの対策について「こうすれば良い」と経験で知っているかもしれません。

その場合も頭ごなしに「次はこうやりなさい」とやり方だけを命令するのではなく、「こういう理由で、こうしたらもっと良くなる」という説明をしましょう。

命令ではなく、説明であることがポイントです。

なぜそのやり方が良いのかという理由を納得できているかできていないかで、後輩のその後の仕事の質が格段に変わってきます。

説明の際には、前向きな言葉を選ぶとより伝わりやすくなります。

「こうしないとダメ」ではなく、「こうした方がいい」
「ここができていない」ではなく、「ここをこのように変えたらできる」

といったように、ポジティブな言い回しで具体的な対策を説明しましょう。

4.一緒に責任をとる

後輩のミスであっても、ある程度の指示や教育があなたに任されているのであれば、一緒に責任をとるつもりで対処するのがおすすめです。

というのも、「私のせいじゃないのに」というネガティブな気持ちは、後輩に必ず伝わってしまい、仕事に対するモチベーションの低下に繋がるため。

なぜ他人のミスの責任をとらなくてはいけないのか、と不満に思うこともあるでしょう。もちろん完全に別の仕事を任されていて、あなたの業務に関係ないというのなら、無理に責任をとる必要はありません。

でももしも、ミスに至るまでの過程に、

  • 指示
  • チェック
  • やり方の指導

といった形であなた自身が関わっているのなら、ここはあなたの仕事を将来的に楽にするためと割り切って、「もっと良い教え方があったかな?」「少しチェックが甘かったかも」と振り返りの時間を持ちましょう。

後輩としても、「私は悪くない」と突き放す先輩よりは、「私もここが悪かった、ごめんね」と言ってくれる先輩の方が、アドバイスを受け入れやすくなります。

一緒に責任をとる姿勢を見せることで、後輩が気持ちを引き締めるきっかけにもなるのです。

【4】後輩がミスしたときに「避けた方が良いフォロー例」

適切なフォローができると、後輩の能力もぐんぐんと伸びていきます。

反対に、成長を阻害したりモチベーションを挫くようなやり方でフォローをしてしまうと、後輩は伸びるどころか萎縮してしまいかえってミスを連発したり、不信感を抱いて関係性がギクシャクしてしまうこともあります。

避けたほうが良いNGなフォローの例をご紹介しましょう。

NG1.頭ごなしに責める

人の頭には、ポジティブな記憶よりもネガティブな記憶の方がずっと鮮明に残ります。

たとえあなたがアメとムチを使い分けているつもりでも、頭ごなしに責めることをムチの手段として選んでしまうと、その前後で多少褒めたとしても後輩には「ムチの記憶」しか残りません。

  • 「何やってるの!」
  • 「何度言ったら分かるの!」
  • 「こんなミスしないでよ!」
  • 「教えたことがなぜできないの!?」
  • 「何をやってもダメ」

このように頭ごなしに責める言葉は、ミスの原因究明にも防止策を考えるのにも役に立ちません。

後輩のモチベーションを下げてしまい、さらにあなたの仕事をやりにくくするだけなので、避けた方が良いでしょう。

NG2.否定から入る

アドバイスや注意をするときには、つい否定から入ってしまいがちです。

  • 「ああ、ダメダメ。そんなやり方じゃ」
  • 「なんだ、全然できてないじゃない」
  • 「提出が遅すぎる。どうなってるの?」

最初にこんなふうに声をかけると、後輩の防御本能が一気に働き始めます。

身を護るために後輩の心の中には言い訳や怒りが生まれ、その後あなたがどんなにためになるアドバイスを伝えたとしても、後輩の耳に入りづらくなってしまうのです。

ミスが心配なときにはまず、

  • 「手が止まっているね。何か分からないところがあった?」
  • 「△△の作業は今どこまで進んでる?」

など状況確認から入るようにすると良いでしょう。

NG3.処理をまるごと肩代わりする

ミスのフォローで目指すのは「同じミスを繰り返さないようにすること」。

この観点から言うと、後輩のミスの後始末をあなたが全部肩代わりしてしまことも、あまりおすすめできません。

後始末はあなた自身がやった方が早いという場合も多いでしょうが、できればまとめて引き取ってしまうのではなく、後輩と一緒にやり直す作業を行いましょう。

一緒に点検しながら再度やらせてみることで、後輩自身もどこでなぜミスが起きたのか実感を持って把握することができます。

そうすると後輩が同じミスを犯す可能性が低くなり、問題に対処する能力も育ちやすいです。

【まとめ】後輩への上手なフォローが未来のあなたを楽にする♪

基本的には、自分が新人だった頃に先輩からされて「嫌だな」と思ったことはしないよう意識すると、スムーズに回る確率が高くなります。

その際、自分が「どうして嫌だと思ったのか」を考えると、今どうすれば良いのかに気づきやすくなります。

多忙な中で後輩のフォローをするのは大変です。ときには「どうしてここまで気を遣わなくてはいけないんだ」とイライラすることもあるでしょう。

でも上手なフォローが後輩のミスが減らし、モチベーションを保ったまま育成することに繋がります。

後輩が一人前の戦力になれば、あなた自身の負担も減って楽になります。

フォロー1つで成長度合いは大きく変わります。どうしたら良いか迷った際は、ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。

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ライター:コロボックル

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