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腰痛ではなく実は仙骨の痛み?仙骨の歪みの原因と治し方

Date:2016.06.01

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腰痛ではなく実は仙骨の痛み?仙骨の歪みの原因と治し方|女性の美学
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腰痛

最近、何となく腰のあたりが痛い、でも腰ではなさそうだけれど…と頭をかしげている人は少なくないでしょう。それは腰痛ではなく、仙骨の痛みかもしれません。

仙骨とは腰より下で臀部より中心にある部位です。あまり知られていない部位ですが、実はこの部分の周辺は神経の束が出ているため筋肉のコリや痛みを発生しやすいのです。

さらに、痛みだけではなく、仙骨がズレていると、背骨の歪み、首や肩こり、便秘、生理痛、冷え性、むくみなどさまざまなトラブルが発生するのです。

仙骨のズレ、あなたは大丈夫ですか?チェックして、もしズレていたらすぐに改善することをオススメします。

知らなければ正しく改善できない!仙骨についての基礎知識

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まずは仙骨とはどの部分か、自分の仙骨は大丈夫か、など基本的なことを知っておきましょう。仙骨についての基礎知識を紹介します。

骨盤の一部である仙骨。具体的な場所は?

仙骨は骨盤の一つです。骨盤の中心にあるのが仙骨、その下にあるのが尾骨、仙骨の左右に位置しているのが寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)です。骨盤はこの5つの骨の総称なのです。

痛みを感じるのは、腰よりも下の位置で、お尻というよりはもっと真ん中のあたりが痛みます。

仙骨の場所8705-1

仙骨は体の要として重要な役割を担う

骨盤の中心に位置している仙骨は、背骨を刺させる土台となる重要な部分です。仙骨の上には背骨があり、その上には頭蓋骨があります。頭蓋骨だけでも4~5kgあると言われています。仙骨は常にその重さを支え、体の重力を支えているのです。

仙骨には脳脊髄液を循環させるという働きもあります。

後頭骨と24個の脊髄でつながっている仙骨は、1分間に16~17回ほどの呼吸運動によって動きます。それはわずかな動きではあるのですが、脳から脊髄まで脳脊髄液を運搬・循環させるポンプのような働きをします。

脳脊髄液は外部からの衝撃から脳や脊髄を守るクッションの役割や、脳と脊髄の働きを正常に保つという重要なもの。仙骨の動きによって、その脳脊髄液を循環させることで私たちの体が正常に機能しているのです。

脳脊髄液の循環が悪くなると、自律神経のバランスも崩れてしまいます。その結果、精神的なバランスが乱れたり、免疫力が低下したりすることで自然治癒力も衰えてしまうのです。

さらに仙骨はストレスのバロメーターともなるのです。体や心の状態が正常であれば、仙骨は柔軟性を保ち正常に機能するのですが、ストレスを強く受けていると仙骨は自ら形を変えてバランスを取ろうとします。

バランスを取ることで、内臓を守ろうとしているのですが、ストレスが強すぎると、バランスを取りきれず仙骨は歪んだままになってしまい、体や心にトラブルが生じるようになります。

ストレスを受けた状態の仙骨は盛り上がり、高くなって仰向けになると腰が床につかない状態になることも。そういった状態になる場合は、ストレスが溜まっているという仙骨からのサインかもしれません。

仙骨がズレていませんか?仙骨の歪みチェック

鏡に足裏を向けて仰向けになり、自然に力を抜いてみましょう。その時、足のつま先はどうなっているでしょう?つま先の角度がキレイなVの字を描いていれば大丈夫。しかしそうでない場合は歪みが生じている可能性があります。

また、膝を立てて床に座り、そのまま両膝を左右に倒してみてください。どちらかが倒しにくいという場合は、骨盤がねじれ、仙骨に歪みが生じているかもしれません。

仙骨にズレが生じると起こりやすいトラブルと原因について

体の重力を支えている仙骨がズレていると、体にはさまざまなトラブルが生じます。どのようなデメリットがあるのでしょうか?

仙骨のズレによって起こりやすいトラブルとは?

背骨、頭蓋骨、顔のゆがみ
背骨を支えている仙骨の位置がズレると全身の骨格のバランスが崩れ背骨が歪みます。さらにその上の頭蓋骨の歪み、顔の歪みにつながるのです。
首や肩のこり、腰痛
背骨が歪むことで、筋肉のバランスが悪くなり、血流がリンパの流れが悪くなって、コリや痛みが生じます。
背中の痛み
背中の痛みの原因は脊柱を支えている骨盤の歪みが原因です。中でも仙骨の歪みによって起こることが多いと言われています。

仙骨がズレて骨盤が歪み、体のバランスが崩れることで、背骨に無理なねじれや曲がった状態を強いていることで、背骨の痛みが生じるのです。

便秘
大腸は仙骨の前の部分にありますので、仙骨の位置がズレると大腸にも影響を与えてしまいます。
むくみや冷え性
仙骨の働きには血液やリンパ液の流れを整える働きがあります。
生理痛や生理不順
仙骨の前側には子宮や卵巣があるので、影響を受けやすいのです。

仙骨は女性機能の働きに大きな影響を与える

仙骨のズレは生理痛や生理不順といった女性の機能に影響を与えるものです。子宮や卵巣は骨盤内の仙骨の前の部分にあり、仙骨子宮靭帯によって仙骨に支えられています。

出産の時にはこの仙骨子宮靭帯がホルモンの働きによって伸縮することで、スムーズな出産ができるのです。

また、仙骨はズレると女性ホルモンを分泌している卵巣に負担をかけ、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。そのため、生理痛や生理不順が引き起こされるのです。

仙骨がズレるのはなぜ?その原因を追求

仙骨がズレたり、歪んだりするのは原因があります。どのようなものがあるか、見ていきましょう。

出産によって骨盤に負担がかかる
妊娠すると骨盤が動き、出産時には骨盤が大きく開きます。その際に骨盤に負担をかけることが仙骨の痛みを起こる原因となることがあります。

出産後の腰痛の原因として「仙腸関節障害」があると言われることがあります。

仙腸関節とは仙骨と腸骨の間にある関節で、周囲の靭帯によって結ばれているものです。仙腸関節は関節といってもわずかな動きしかしないのですが、日常生活の中の動きに対応できるよう働くもので、中腰の動作が多かったり、負荷が長時間かかったりしていると、腸骨関節痛が起こります。

妊婦さんや出産後に痛みを起こすことが多いようですが、仙腸関節痛はまれな障害ではなく、年齢を問わず引き起こされるようです。仙腸関節の働きが悪くなると、骨盤の動きが悪くなり、腰痛を引き起こすと考えられています。

腹筋や背筋が弱い
腹筋や背筋、お尻の筋肉が弱いと仙骨に負担をかけることになります。さらに、それらは慢性的な腰痛を引き起こし、仙骨周辺に負担をかけます。
姿勢が原因となることも
  • 猫背
  • 足を組む習慣がある
  • アヒル座りをすることが多い
  • バッグをいつも左右どちらかで持つ

仙骨の痛みは腰中心にその周囲に痛みが出ることが多いですが、背中に痛みは出る場合は、長時間の傾姿勢や剃り腰などが原因となることが多いようです。

また、お尻に近い部分が痛む場合は、お尻の筋肉が硬くなっていることが原因。長時間硬いイスに座りっぱなしの姿勢を続けていると、痛みが生じます。

運動や事故などで腰に衝撃を受ける
少し強い衝撃が加わるだけでも、ズレや歪みが起こります。関節の左右にある仙骨と腸骨がズレるなど動きが制限された状態になると、痛みや歪みなどが引き起こされます。
運動不足も仙骨の歪みの原因になる
骨盤の周りを支える筋肉が衰えると、骨盤に歪みが生じ、結果仙骨のズレにつながります。加齢とともに筋力が衰えていくもの。運動不足はそれに拍車をかけてしまいます。

以上のようなことが仙骨が歪む原因と考えられます。心当たりがある人は、注意が必要ですよ。

仙骨のズレは改善できる?ベストな改善方法は?

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仙骨のズレを改善しないと、腰痛や肩こりに悩まされるばかりか、生理不順が続き不妊の可能性も出てきます。早めに改善するようにしましょう。また、原因によって適切な治し方をすることも必要です。

出産で仙骨のゆがみを予防・改善するには?

妊娠・出産による仙骨のズレを改善するには、骨盤ベルトなどで骨盤の開きを早期に戻すことが大切です。

お尻をしっかりと包み、固定してくれるものを選びましょう。ベルトを着用するタイミングなどは、医師と相談し適切なタイミングで利用することが大事です。

専門知識のある治療院で骨盤矯正をするのがオススメ

仙骨のズレやゆがみを改善するには、専門知識や技術がある治療院で矯正をするのが方法の一つです。腰痛で悩んでいる人は、早目に治療院に行って相談してみるといいでしょう。

整体院で行っていることが多く、筋肉をゆるめたり、専用の器具や用具を用いたりして矯正をしてくれます。特に骨盤矯正に力を入れている整体院に行くことをオススメします。

さらに骨盤のゆがみを矯正するストレッチなどを指導してくれる整体院もあります。痛みなどはあまりないことが多いので、相談してみるといいでしょう。

日常生活の中で仙骨のズレを生じさせないコツ

治療院で矯正をして仙骨のズレを改善してもらっても、日常生活において原因を改善しない限り再度、仙骨のズレは生じてしまいます。自分でできる仙骨の歪み対策を紹介しましょう。

腹筋や背筋を鍛える
仙骨に負担をかけないためにも、腹筋や背筋の筋肉をトレーニングで鍛えることが大事です。

最初は回数が少なくてもいいので、腹筋やスクワットなどをして、お腹周りや腰回り、お尻の筋肉を鍛えるようにしましょう。

ただし、腰に負担をかけないよう、無理をしないことが必要です。

左右のバランスを意識する
バッグは片側だけで持つのではなく、左右交互に持つようにしましょう。立っているときも片方に重心をかけて立たず、バランスを取ってまっすぐ立つことを心がけましょう。
グッズを利用する
骨盤や仙骨を改善するベルトやクッションなどのグッズがあります。このようなグッズを常に利用すると、姿勢の改善にもつながるのでオススメです。
痛みを感じていない人でも、今後仙骨の歪みが生じる場合があります。そうならないためにも、日常生活の姿勢には注意しましょう。

仙骨体操やストレッチで仙骨の歪みを予防・改善する

体操やストレッチで仙骨の歪みを改善しましょう。腰痛改善にも役立ちます。

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  1. うつ伏せになって両膝を立てます。天井に足の裏が向くように角度に注意します。
  2. 膝を立てたまま、両足を外側に倒します。
  3. 倒せる位置まで倒したら、5秒キープします。
  4. その状態で足首をクルクルと10回、回します。

これを3回繰り返します。

誰でも簡単にできる腰痛運動

  1. うつ伏せになり、両手を肩幅について上半身をゆっくり起こします。
  2. 体重を支えている両肘を伸ばし、手の平で体重を支えます。この状態を1~2分キープします。

これを10回程度繰り返します。

 誰でも簡単にできる腰痛運動8705-1

ダイエットにも効果あり!仙骨のズレを改善して体のトラブルを解決しよう!

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仙骨のズレは腰痛や肩こり、首のこり、さらには顔のゆがみなどを引き起こします。さらに子宮や卵巣に影響を与えるため、生理痛や生理不順も引き起こすこともあります。

女性にとっても仙骨は正しい位置にあることが大事なのです。

仙骨のズレを改善することで、血液やリンパの流れも正常になるので、むくみがとれ、無駄な脂肪もつきにくくなります。ダイエット効果も期待できるということですね。

体の外側も内側もキレイになるためにも、健康な女性の体を維持するためにも、仙骨のズレや歪みを改善していきましょう。

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ライター:咲 聖美

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コメント一覧

  • きょん

    立ち仕事、22年の主婦56歳、仙骨のズレでしょうか

    左の足の裏のツボで痛い所が、仙骨部分でした

    運動不足、肥満、肩こり、頭痛

    足の裏揉むとリラックスします

    返信
  • ベスッマすえこ

    腰痛があり右側がいたくなり治りかけに左側が痛くてねがえりも出来ない!

    返信

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