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ただの趣味が依存症に発展!依存症になりやすい人の特徴とは

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依存症と言えばこういった薬物への依存が中心でしたが、最近ではネットや恋愛など、より多くのものを対象として、依存症と判断されるようになりました。

飲み会が好きだったり、ゲームに熱中したり、子どもの世話に自分のことそっちのけで一生懸命になったり。

ただの趣味や性格、と思っていることでも、実は依存症かもしれません。

その線引きや、そもそも依存症とはどんなものなのか、みていきましょう。

そもそも依存とは何か?

「依存」とは、他の何かに頼って存在、または生活すること言います。

そして「依存症」とは、何かに熱中してそれがなくなると体や精神に異常をきたす状態のことを言います。

「どれを」「どれだけ」という基準はなく、日常生活に支障をきたす程度に、何かに熱中していることを指します。

ですから、自分の基準で「これくらいはたいしたことない」や、「他の人はもっとしている」などは関係ないのです。

また、生活に支障はなくとも、そのために仕事や勉強に身が入らない、友人や家族とトラブルになったことがあるなどの場合は要注意。

これがない(これをしないと)と居ても立っても居られない、やめようと思うのにやめられない、というものがあれば、依存症の可能性が高いのです。

依存症は大きく分けて3種類

依存症は大きく、物質依存、行為・プロセス依存、共依存の3つに大きく分けられます。

最近では多くのものを対象に認められるようになった依存症。

自分が陥っていないか、確かめてみましょう。

アルコールやドラッグ、糖質まで――物質依存

依存症と聞いていちばんに思いつくのが、いわゆる物質依存と言われるものではないでしょうか。

物質依存とは、特定の物質をとらないと気が済まない状態のこと。

具体的には、

  • アルコール
  • タバコ
  • モルヒネ
  • コカイン
  • 大麻
  • 覚醒剤
  • カフェイン
  • 糖質

などへの依存があります。

物質依存は、特定の物質を摂りすぎることで、体に耐性ができてしまい、その物質が切れると離脱症状が起き、物質を摂取し続けなくてはならない状態に進むことがあり、こうなるとさらに依存が進んでしまうという悪循環に陥ります。

そこまでいってしまうと、依存を解消したいのならば、その物質を一生断たないといけなくなる、恐ろしい状態です。

物質依存は、その物質を摂りすぎることで健康を害することが多いので、早くから精神科などでの治療対象とされてきました。

ゲームや買い物、仕事まで――行為・プロセス依存

最近話題になることが多いのは、この行為・プロセス依存というものではないでしょうか。

ある特定の行為に熱中して、自分でもまずいと思うのにやめられない状態のことをいいます。

具体的には、

  • 仕事
  • ゲーム
  • パチンコ
  • ネット
  • 買い物
  • 盗み癖
  • 美容整形
  • リストカット
  • 過食嘔吐

などの行為の依存があります。

これらの行為にのめり込みすぎて、金銭的なトラブルや、仕事や勉強をしなくなるなど社会的な問題にまでなってしまったり、健康を害してしまったら要注意。

「ちょっとハマってる」という程度だと思っていても、もし、他とのトラブルを起こす原因になったことがあるなら、依存症が疑われます。

恋愛や親子関係にすがる――共依存

ある特定の人との関係にこだわり、歪んだ人間関係を求めてしまう状態のことを、共依存といいます。

具体的には、

  • 女性依存
  • 男性依存
  • DV
  • ストーカー
  • 友人依存
  • 親子依存

などがあります。

ふつうは人と接するときには、対等な人間関係を作るものですが、共依存になると相手にすがりつくか、支配しようという歪んだ人間関係を作ってしまいます。

特定の人には絶対服従だったり、過度に干渉して自由を奪ったりという人間関係です。

例えば、妻が夫に従順すぎたり、母が子に世話を焼きすぎたりすることがあります。

ラットパークの実験 依存の原因は「孤独」

ここで一つ、薬物依存症に関する実験をご紹介します。

薬物依存症は、その原因は物質の中毒性にあると考えられてきました。

その理由は1960年代に、ケージに閉じ込めたマウスに、薬物入りの水と普通の水を与えると、マウスは薬物入りの水を好み、最後には死に至るという実験結果が多く得られていたからです。

このことから、薬物を摂取すると、その中毒性により摂取せずにはいられない体になると考えられてきました。

しかし、この実験に対して、1970年代に心理学者のアレクサンダー氏は1匹のマウスをケージに入れて実験していることに疑問をもち、マウスが楽しく生活できる環境を整えた場所(ラットパーク)で同じように薬物の入った水と、普通の水と、どちらがマウスが好むかの実験をしました。

結果は、マウスたちは薬物入りの水を選ばず、普通の水を好んで飲んだのです。

このことから、薬物依存の原因は中毒ではなく環境、つまり孤独である可能性があると考えられるようになりました。

依存が疑われるなら、環境を見直すべき

ラットパークの実験から、どんなことを感じましたか。

薬物依存は薬物が悪いのであって、たまたま薬物に触れた、もしくは普通の人より多く摂取してしまった人が、その中毒性によって依存に陥ってしまうと考えていた方も多いのではないでしょうか。

でも、この実験結果からは、薬物が悪いのではなく、依存症になってしまう人の環境が悪いのだという可能性が示されています。

依存の原因は孤独にある?

依存は、依存するものによる刺激によって脳の仕組みが変化してしまったからだと説明されますが、このラットパーク実験は、薬物依存は環境、つまり孤独が原因で引き起こされることを示しています。

なぜ脳の仕組みが変化するほど依存してしまうのか、根本の原因は、本人が感じる孤独にある可能性が高いといえます。

ラットパーク実験は、薬物依存についての実験ですが、他の依存症も、原因は本人が感じる孤独にあることが多いと考えられるでしょう。

もし、さきほど挙げた依存対象に心当たりがあったり、ここには書かれていなくても、“生活に支障が出る”または“健康が害される”ほど何かに執着している場合は、依存を疑ってもいいかもしれません。

依存が自分で疑わしいと思うのなら、自分の生活環境を見直してみましょう。

依存症の治療の第一歩は、自覚

依存症の治療は、まず本人が依存している状態を「よくないことだ」と認識することから始まります。

そして、本人が「やめよう」と決めることです。

周りがいくらやめさせようとしても、入院などで強制的に依存対象から離れる時間を作ったとしても、本人にその気がなければ、やめることはできないのです。

自分がもし何かに依存しているのかもしれないと思うのなら、それを断つ努力をすると同時に、自分の環境に不満がないか、孤独を感じていないかと、客観的に分析し、気づくことが、依存から抜け出る一歩です。

もし、孤独に思い当たる節があるのなら、どうして孤独を感じるのか、どうしたら解消できるのか、自分自身を見つめ直してみましょう。

孤独を感じる環境は人それぞれ

この孤独も依存と同じで、周りがとやかくすることで解消するものではありません。

家族と暮らしていたって、優しい恋人がいたって、毎週友人と楽しく出かけていたって、孤独を感じる人はいます。

孤独を感じる環境というのは、人それぞれなのです。

誰かと比べるのではなく、自分を見つめ直すことが、依存から抜け出る重要なポイントと言えるのではないでしょうか。