体にうれしい寒天ダイエット！すっきりボディも夢じゃない！

「寒天ダイエット」が一時期流行し、寒天がスーパーマーケットから消えたことが、まだ記憶にあたらしい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

飽きっぽい世間に翻弄され、忘れ去られてしまった寒天ダイエットですが、流行したことにもそれなりの理由があります。

今回はそんな寒天ダイエットを今一度見直し、上手に生活に取り入れるご提案をさせていただきます。正しく行えば、無理なくスッキリを実感できるダイエット法です。

しかも、工夫次第で無理なく楽しくつづけられるのが、このダイエット。しっかり満腹感も得られるので、心と体の満足度も高いはずです。

寒天ってどんなもの？なぜダイエットにいいの？

そもそも寒天とは、テングサやオゴノリなどの海藻類の粘液質を凍結・乾燥させたものです。粉末から固形のものまで種類があり、溶かしたりふやかしたりして使います。

ところてんやあんみつなどの食品のほか、オブラートや緩下剤など医療用品にも用いられています。

寒天がダイエットに適している理由

寒天がダイエットに適していると言われているのには、以下の理由があります。

• カロリーは100グラムあたり３キロカロリー
• 脂質０
• 食物繊維が豊富

ダイエットにうれしい要素が揃っているというわけですね。

カロリーですが、寒天100グラムというとかなりの量になります。寒天ダイエットの摂取量として推奨されているのは粉寒天で１日６グラムですから、一日分の摂取カロリーはほぼ０といっていいでしょう。

ダイエット以外にも利点がある！

寒天には食物繊維が豊富だとお伝えしましたが、食物繊維にもふたつあります。これらがそれぞれダイエット以外にも、体にいい効果をもたらしてくれることがわかっています。

『水溶性食物繊維』

• 食前に寒天を摂取することにより、血糖値の急上昇を防ぐ
• コレステロールなどの脂質を排出してくれる
• 整腸作用がある

『不溶性食物繊維』

• 腸内環境を改善してくれる
• デトックス効果
• 満腹感が得られる

寒天で無理なくダイエット！その方法とルール

それでは実際に、寒天を食生活に取り入れてダイエットをしてみましょう。寒天ダイエットの目的は、食欲の抑制と、食べたものを脂肪に変えにくくするということです。

寒天ダイエットのやり方

1. 食事の10～30分前に寒天を摂取する
2. 寒天は摂りすぎないこと。粉寒天で１日6gまで
3. １日３回に分けて食べること

寒天を摂取してすぐに食事をしてしまうと、寒天がお腹のなかでふくらみきっていない状態ですので、結局いつもどおりの量を食べてしまいます。「お腹が張ってきたな」くらいのタイミングで食事をはじめるとベストでしょう。

寒天の摂取方法

いちばん手軽なのは、粉寒天をお茶によく溶かして飲むことです。火にかけながらしっかりと混ぜてください。

市販品を買ってくるのも手です。食前に食べるための固形寒天や、飲料としての寒天も売っていますから、ぜひ利用してみてください。

もっとこだわって！ダイエット用寒天をつくってみよう

しかし、もっと経済的に、そしてより効果を上げるならば、固形寒天を自作してストックしておくのはいかがでしょうか。時間があるときにつくっておくと、後々ラクにいただくことができます。

基本の無糖寒天

• 粉寒天　６グラム
• 水　800cc

1. 鍋に寒天と水を入れ、沸騰させないように煮る。
2. 鍋底に泡がたってきたら、さらに２分煮てしっかりと寒天を溶かす。
3. 水で濡らしたタッパーやバットに入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固める。
4. サイコロ状に切り分けて、好みのトッピングでいただく。

これで１日分をつくることができます。その日の気分で、お好きなものをトッピングして召し上がってください。

甘いものがやめられない方におすすめの、豆乳寒天のレシピ

• 粉寒天　４グラム
• 豆乳（常温）　300cc
• 水　200cc
• ノンカロリーシュガー　60g

1. 鍋に水と粉寒天を入れてかき混ぜてから、火にかける。沸騰したら弱火にし、さらに２分混ぜながら煮る。
2. ノンカロリーシュガーを加えて溶かし、火を止める。
3. 常温の豆乳をゆっくり加えて混ぜる。
4. 型に流し、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固める。

ストイックにダイエットをしたいという方には、トマト寒天

• 粉寒天　４グラム
• トマトジュース（無塩）　500cc

1. 鍋にトマトジュースと粉寒天を入れて混ぜ、沸騰させる。
2. しばらく煮詰めて、寒天をしっかり溶かす。
3. 型に流し、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固める。

いずれも作り置きする寒天は、できるだけ２～３日以内に召し上がってください。

寒天ダイエットをするにあたって、注意すべき点

先述したとおり、１日の摂取量を守りましょう。お通じがよくなるどこから逆に便秘になったり、お腹の調子が悪くなることがあります。

また、寒天は保水力も強い食べ物です。糸寒天などを調理してそのまま食べる場合には、水分をしっかり摂る必要があります。

バリエーション豊かに楽しめて、飽きがこないのが寒天ダイエット

「この寒天、飽きてきたな……」と感じはじめたら、別の味に変えて楽しめるのが寒天ダイエットのいいところ。あんみつのように黒蜜をかけてみたり、サラダ感覚でポン酢をかけてみたりしてもいいでしょう。

いずれにしても、トッピングするもののカロリーには配慮しないといけませんが、これなら無理なくつづけられそうですよね！

楽しく、美味しく、ヘルシーに！寒天のよいところを今一度見直して、スッキリボディをつくるために役立てちゃいましょう！