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婦人科疾患 | 女性の美学
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下半身の違和感は婦人科疾患かも?!異変を感じたら必ず受診しよう

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暑い夏、乾燥する冬、それぞれにお肌のお手入れや体の不調など悩みはつきませんね。

中でも、女性ならではの下半身の異常は、季節を問わず、つらいもの。特にデリケートゾーンなど下半身の悩みは、なかなか親しい友人にも言いにくいですね

いつもと何か違うなと感じたら、それは異常の小さなサインかもしれません。どんな症状には、どんな病気が隠れているのか、見逃さないようチェックしてみましょう。

下半身の不快な症状あれこれ

さっそく、デリケートゾーンから順に主な病気を見ていきましょう。ときには受診も必要な場合もあります。

こわがらないで勇気をもって行きやすい病院を探してみましょう。

デリケートゾーンのかゆみ、痛み

デリケートゾーンは、毎月の生理、トイレなどによってさまざまなストレスがかかり、蒸れやすく不衛生にもなりやすいところです。

細菌が繁殖しやすいのですが、カラダが健康な状態であれば問題なく過ごせます。しかしストレスや疲れで全身の免疫力が落ちていたり抵抗力が弱まっていたりすると、たちまち細菌にやられてしまいます。

細菌のせいばかりでなく、下着や生理用品の摩擦や刺激、不衛生な状態が続くなどが原因の場合もあります。

考えられる病気は――

外陰炎

外陰部に炎症が起こっている状態です。症状がかゆみだけならば清潔を保てば自然治癒する場合もありますが、痛みがひどくなったり、範囲が外陰部にとどまらず肛門や足の付け根まで広がることもあります。

性器ヘルペス

ウィルスによる病気で、水ぶくれができ、痛みで歩くのがつらいほどになります。

おりものがふだんと違う

排卵期前はおりものが多いものですが、ふだんは見ないような色のおりもの、匂いがあるおりものは注意してください。性感染症の場合は、パートナーも治療が必要です。

考えられる病気は――
 

カンジダ膣炎
白くカッテージチーズのようなおりもの。強いかゆみも伴います。
トリコモナス膣炎
悪臭があるおりもの。強いかゆみも伴います。
クラミジア感染症
黄色っぽいおりものが多く出ます。腹痛も。
淋病
膿のような、黄緑色のおりものが出ます。

生理前のイライラ、腹痛、むくみ、だるさなど

生理の前に、精神的にイライラする、情緒不安定になる、身体的に体が疲れやすく、だるく感じる、などの症状が出てきます。

考えられる病気は――
 

月経前症候群(または月経前緊張症)
ホルモンバランスの乱れで、体に水分がたまってしまったり、血糖値が下がったりなどの身体的な要因と、普段のストレスや生活の乱れなど複数の要因がからまり、はっきりした原因はわかっていませんが、女性の8割が経験しているといわれています。

ミネラルやビタミンを多く含んだ食事、軽い運動、ストレスのない規則正しい生活を心がけましょう。

生理が始まる直前から吐き気や頭痛、日常生活が送れないほどひどい腹痛がある場合、月経困難症かもしれません。子宮や卵巣に異常がある場合も考えられます。

生理中の出血が多い、貧血、めまい、腹痛、頭痛など

出血が多いといわれる2日目だけでなく、それが3日4日と長く続く、ときには血の塊のようなもの出る、そんなときには貧血の症状も出てきます。

ほかにおりものや生理痛がひどい、体がだるいなどの症状が出ることもあります。

考えられる病気は――

子宮筋腫
良性の腫瘍で成人女性の3割ほどが持っているといわれます。命にかかわるものではありません。

不正出血、おりものに血が混じる

生理中の血なら慣れていても、そうではないときの血は気になります。

考えられる病気は――

子宮内膜炎
子宮の内膜に感染など炎症が起こります。
子宮筋層炎
子宮の筋層に炎症が起こります。いずれも発熱することもあります。
子宮頸管ポリープ
小さなイボのようなもので良性のものがほとんどです。
子宮がん
子宮の入口近くにできる子宮頸がんと、子宮の奥、体部にできる子宮体がんがあります。

下腹部への圧迫感がある

なんとなく、しこりを感じる、圧迫感があっておなかが張っている感じになります。

考えられる病気は――

子宮筋腫
上述(生理中の出血が多すぎるなど)
卵巣がん
良性腫瘍である卵巣のう腫である場合がほとんどですが、がんの場合でも、初期段階では自覚症状がほとんどありません。

上記のような女性特有の症状のほか、トイレに行ったのに残尿感が続くときやたびたび尿意をもよおす頻尿、尿漏れなど排尿の悩みは泌尿器科が専門ですが、産婦人科でも大丈夫です。

子宮筋腫や加齢によって膣壁が下がってきてしまうことが原因のこともありますので、行きやすい科のほうに行きましょう。

通いやすい、心安らぐ病院を探そう

見てきたように、素人目には、どんな病気が隠れているか、わかりません。何もなかったらなかったで安心できます。そのためにも、病院を受診しましょう。

「自宅に近い」「職場に近い」が便利

何と言っても自宅近くが通いやすく、便利です。

ただ、近所の人に会いたくないという場合は、少し距離のあるところを探したい気持ちもありますね。

しかし、体の不調は誰にでもあるもので、人は自分が思うほどそんなに他人のことを気にしません。

健診や予防接種での来院もあるので、普通にしていればさほど詮索されません。また職場の近くは意外と便利。あらかじめ予約し、仕事帰りに寄ることができます。

大病院でなくてもOK

総合病院や大学病院など大きな病院のほうが、設備も先生も数段優れているようなイメージはありませんか。

確かにスペース的にも予算的にも大きな病院のほうが充実しているのは否めませんが、先生の資質は個人病院でも同じです。

また個人病院は大病院ときちんと連携しており、難しい治療は大病院にすぐに紹介してくれます。

各地から大勢が訪れる大きな病院は遠方にある場合もあり、通うために時間的にも体力的、経済的にも負担がかかって大変です。まずは近くの病院で診断を受けましょう。

結果、大病院へ紹介されたとしても、治療後の経過観察はまた近くの病院にかかることになりますので、近くのかかりつけ医は大事です。

女医さんを指名できる病院ももちろんあります

やはり女性同士のほうが、話しやすいという雰囲気はありますね。

ただ男性でもお医者さんの側にしてみれば、あなたは数多くいる患者さんのうちの一人です。

お医者さんは1日に数十人から忙しい人だと100人近くを診ています。自分はそのうちの一人、あえてそう思ってみてはいかがでしょうか。

それでも恥ずかしければダテ眼鏡をかけていくのもいいかもしれません。意外と病院の敷居は高くありません。

落ち着ける内装の病院も増えています

最近の病院はどこも内装に力を入れています。

特に女性対象の個人病院は、治療の技術はもちろんホスピタリティー、おもてなしの心を大切にしています。

ピンクやベージュ、白などやさしい色の内装だったり、見晴らしのよい窓があったり、くつろげるソファなど待合室がちょっとしたカフェのような落ち着ける空間になっているところもあります。

どんな待合室か、ホームページで確認してみるといいですね。

ホルモンの乱れは将来に影響する?

下半身のみならず、女性のさまざまな不調、疾患には女性ホルモンが深くかかわっています。

若いうちは、「ただの生理不順だから重症じゃないわ」などと軽く考えがちですが、ホルモンバランスの乱れは将来的には不妊や骨粗しょう症、動脈硬化などにつながることもあります。

つまり一生にわたって体全体の健康バランスを乱すことになるのです。

おすすめしたいのは、婦人科専門のかかりつけ医をつくること。あなたが熱を出したとき、かかるお医者さんは決まっているのではないでしょうか。

それと同じように、今のあなたのこと、そしてあなたの将来のことまで話せるようなお医者さんを探しましょう。

あなたの体を一生涯見てくれるお医者さんは、人生の大事なパートナーといっても過言ではありません。

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