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無料で検査も相談もできる!知っておきたいHIV/エイズのこと

Date:2013.07.07

「HIV/エイズ」を、みなさんはご存知でしょうか。妊娠経験のある女性なら、感染しているかどうかの検査を受けたことがあるはずです。エイズと言えば日本では薬害が有名で、すでに落ち着いたものであるとの印象の強く感じられるトピックかと思います。

けれど実際は、日本での感染者数は毎年右肩上がりの状態です。この数年は新規感染者数は微減していますが、他の感染症や震災の影響等で検査・相談数自体が減少しているため、事態は変化していないと言えるでしょう。

6月の検査・相談月間に先立ち、HIV/エイズとはどんなものなのか、ご紹介してみたいと思います。

HIVとエイズとは

文字にすると「HIV/エイズ」と並んで書かれることが多いですが、HIV/エイズは単なる表記の違いではなく、完全なる別物です。

「HIV」はHuman Immunodeficiency Virusの略であり、日本語ではヒト免疫不全ウイルスと言います。
一方「エイズ」はAcquired Immune Deficiency Syndromeの略であり、日本語では後天性免疫不全症候群と言います。

HIVというのはウイルスの名前で、エイズというのは症候群の名前です。HIVは、エイズ発症の原因となるウイルスなのです。ちなみに、HIVに感染すること=エイズ発症、というわけではありません。

エイズは発症するまで、5〜10年程度、何の症状も出ない期間があります。これだけの時間をかけ、HIVが一定のライン以下に免疫機能を低下させた結果として「エイズ発症」という状態になるのです。

治らない、けれど死なない病気! エイズになるとどうなるの?

エイズは、まだ完治のための治療法も薬も開発されていません。そのため一昔前までは「エイズになったら死ぬ!」と思われていたのです。しかしそれも、今となっては昔の話です。

完全な治療薬はなくとも、HIVに感染した後、エイズを発症しないようにするための薬は存在しています。またエイズを発症した後も、できる限り症状が進行しないようにする治療法も存在しています。

そしてそれらの薬・治療法は、現在も日々、進歩していっているのです。現在では、エイズは一緒に生きていける病気です。

「なぁんだ、じゃあエイズになってもいいじゃん!」とは、けれど簡単には言えません。エイズは「後天性免疫不全症候群」の名の通り、免疫の機能が破壊される疾患です。

疲れやすくなったり、例えば生ハムやお刺身やナチュラルチーズなどの食べ物に関しては、食べることを控えた方がいいと言われることもあります。大人しく寝ていれば治るような風邪でも、より深刻な症状を誘発させられてしまう可能性もあります。

怖がる必要はありませんが、気をつけるにこしたことがないのは変わりありませんね。

HIVってどうしたら感染するの?

「感染しないように気をつけよう!」と思っても、なかなか難しいと感じるかもしれないですね。なぜなら、HIVに感染しているかどうかというのは、見た目からでは全く判断ができないからです。

しかし、安心して欲しいことがあります。このHIVというウイルスはとても弱く、ごく限定された方法でしか感染しないのです。

HIVは、血液・母乳・精液・膣分泌液の中にしか、基本的に存在していません。それらの体液が粘膜と接触することでのみ、HIVは感染するのです。

唾液にも多少のウイルスが含まれていることがないわけではありませんが、咳や同じ箸・コップの使い回しやキス程度で感染することは基本的にないと思っていても大丈夫でしょう。

体液と粘膜との接触感染ですので、コンドームを使用しない性行為などでは感染の可能性が高くなります。また同様の理由で傷口などができていると感染の可能性が高くなりますので、通常の傷はもちろん、クラミジア等の性感染症に感染している場合にも、感染の確率が上がると考えた方がよいでしょう。

「エイズ=ゲイの病気」はウソ!

エイズは「ゲイの病気」と思われることが多くなりました。男性同士の性行為は、その構造上、男女間よりも出血しやすくなっています。また日本での感染経路の理由の大半は性行為によるものですから、そのように言われるようになったのでしょう。

男性同士の性行為では、たしかに感染の可能性は高くあります。しかしそれは単純な構造の問題ですので、ゲイだけでなく、異性愛者にもリスクは同様にあるのです。

また男性との性行為を行う男性はゲイだけではなく、そうした人たちは「MSM(男性と性行為をする男性)」と定呼ばれています。

HIV/エイズの感染者はどうして増えているの?

感染者が増えている理由はいくつもあります。

感染予防に有効であるコンドームが若者の手には入りにくかったり(18歳未満に販売してはいけないという条例を作っている自治体もありました)、性風俗産業事業者の感染症への無理解や、男性同性愛者への偏見や、性・性行為に関する教育が制限されていることなどです。

また感染しても自覚症状がなかなか出てきませんので、気づかないうちに感染している・させてしまっているということも多くあるのです。

感染する可能性のある行為を行ったら

感染予防、また感染後の発症予防には、まずは「感染に気づく」ことが大切です。HIV検査は男性は泌尿器科、女性は産婦人科で受けることができます。

しかし、オススメは保健所です。保健所では、無料・匿名で検査を受けることができます。事前予約が必要な場合がほとんどですので、その点には留意して下さい。受検する保健所は、もちろん、自分の住んでいる自治体である必要はありません。

注意する必要があるのは受検のタイミングです。感染したかもしれないと思われる行為をしてから2〜3ヶ月程度経ってからでないと、反応が出て来ないのです。不安を感じてもすぐに検査をすることができないというのは、少し不便ですね。

いかがでしたでしょうか。ご自分や周囲の方が感染しても、またその可能性が出たとしても不必要に怖がる必要はありませんので、落ち着いて、お医者さんに相談なさってくださいね!

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