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現実を知って、憧れを持って、全ての女子に読んで欲しい本紹介

Date:2012.11.08

「プラダを着た悪魔」 
  ローレン・ワイズバーガー著 (ハヤカワ文庫)

新人さんで仕事で悩んでいる人、就活中であったり、これから始めようという女子学生さんが、仕事とは?と悩んだり、実際の厳しさがよくわかり、夢も少しは失うかもしれませんが、地に足をつけて仕事で大切なこと、取り組み方や考え方を考えるキッカケになる本を、紹介しようと思います。

とりあえずキャリアの足しになるかと就職した女子大生のお話

この本は、何年か前に映画にもなったアメリカの小説ですが、大学卒業すぐの新人が鬼編集長のアシスタントになって、無理難題を押し付けられて、悪戦苦闘するストーリー。

主人公は、本来はジャーナリストを目指して、堅い記事を書きたいと思って就職活動に励むのですが、なかなか良い仕事が見つからず、履歴書に箔が付き、何かの役に立つかも?と安易に考えて、有名ファッション誌の名物編集長のアシスタントに。

女性がいる状況は、そんなに変わっていない

自分が思ったような就職先が見つからないのは、景気が良くても女性にはよくあること。特に日本ではありがちで、景気の悪い今の時代は余計に苦労は尽きません。学校にいる間は男たちを下に見ていても、就職で壁にぶつかる女子も多いのが現実。

特に勉強ができて、有名大学に入った子には、就職となるとバカな男子同級生には、羨むような会社の内定が出るのは、悔しくてたまらないと思います。

女子は一層厳しい現実を突きつけられ、やっと就職したと思ったら、仕事の中味はコレ?と思うような雑用が大半だったり・・・。こうした状況は、今もあまり変わっていません。

新人は雑用から・・は、日本だけじゃないかも?

今新人として、自分では単なる雑用としか思えないような仕事ばかりの人、就活で希望の仕事を話すと、担当者にバカにしたような質問をされた人。そんな人こそ、この本を読んでみると、まず自分のおかれた状況が客観的に見られ、「あるある」と共感できるか、「現実ってこうなの?」と知ることに。

実際ここに描かれているように、服装についてここまで厳しくこき下ろされたり、全くの私用である子供の本を買いに行かされるような、極端なケースはなくても、新人のうちはまずは地道な雑用から、という会社はまだまだ多いようです。

秘書やアシスタントは新人でなくても、雑用が仕事

実際に私は秘書の仕事を経験し、秘書検定なるものも取らされましたが、秘書の仕事はこの本に出てくるアシスタントの仕事と酷似しています。

コピーや電話を代わりにとるのは当たり前、スケジュールを把握したり、冠婚葬祭(取引先の社長の母親が亡くなったなど)のために香典を用意し、弔電を考えて打つなどから、接待で使ったクラブのママからの電話を断り、社内の女の子達のに返すホワイトデーのプレゼントを買いに行くのまで、ありとあらゆることが仕事の一貫。

(個人的に頼まれた私用は、休憩時間や残業時間にやっていましたが)

 

他の仕事をやって気付くこと

私も自分の志望は、営業だったので「なんでこんなこと」と毎日思いながら、その後他の仕事もやるようになり、色々と改めて考えてみてわかったことがあります。

先輩達もみんな感じたことだと思いますが、雑用は雑多な種類の仕事であっても、雑にやって良い仕事、誰にでもできる仕事ではなく、得るものが多い仕事であることです。

コピーを頼んでも仕事が出来る子になるか、判断できる

例えばみんながやるコピー取りですが、コピーを頼んだ人は、コピーの取り方一つで、相手のビジネス感覚をはかり、しっかり見ています。

また、コピーも重要な情報源。合間に手早く目を通すなどして、今進んでいる仕事はなにかなど、情報を自分で蓄積している人と、全く関心を持たずに、ただ単純作業をする人では、半年後・1年後の仕事の中味が、確実に違ってきます。

企画書1つとっても、人によって書き方も違えば、素人が読んでもわかりやすいモノを作る人、何だか要点がまとまっていない人、色々なケースを見るだけでも、今後自分が書くときには、どんなモノを書くべきかが、おのずとわかるハズ。

相手の立場にたって、上司になったつもりで考える

他にも仕事は全て「相手」があることを意識することは、重要です。必ず相手がいて、相手によって必要なこと、気遣いも違ってきます。そして大切なのは、頼まれた人の立場で考えること。アナタに頼んだ人は、相手に対してどうしたいと考えているかを、言われなくても自分が類推して、過不足のないように準備することが大切。

「自分は役員じゃないから、役員の考えていることはわからない」ではなく、どうすべきかを、これまでの仕事の中や、一般的なマナーや先輩のしてきたことなど、総合して考える必要があります。雑用は考えなくてもできる仕事のように見えて、実際は色々なことを考える仕事であり、考えると上手くいく仕事でもあるのです。

「悪魔」のような上司が、新人に教えたかったこと

この本の中の、鬼編集長はかなりせっかちですが、自分ならその時間で出来る、やって欲しいと思うから、イライラもし、相手にもきつく言いますが、言われることがわかってきて、自分で先読みして準備できるようになると、仕事はスムーズにいき、信頼もされ大きな仕事を任されることにもつながっていきます。

熟練していく中で、少しのことでも動じないこと、先読みして準備すること、いくつものことを並行しながら上手に勧めるスキル、ミスを事前に防ぐ工夫など、主人公も気付かないうちに、様々なことを自然と学んでいきます。そして、チャンスも掴みますし、その後自分らしく働くことを考えて、自分で決断することに。

仕事って大変・・と感じれば、覚悟もできる

学生さんには厳しい現実かも知れませんが、「どこへ行ってもこういうもの」と思えれば、仕事に対する考え方、職場に対する不満もしばらく飲み込み、仕事を覚えることに専念できるのでは?と思います。

仕事を覚えて、スキルが身に付いた後なら、どうしても残る不満を解消したいなら、道は開くハズ。そんな風に前向きになって欲しいからこそ、是非読んでみてもらいたい本だと言えます。

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