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不妊治療体験談・・・仕事中に座薬?注射?困難を乗り越えての妊娠

Date:2013.09.07

不妊治療…それはもっと簡単なものだと思っていました。年齢的な事もあり、結婚当初から子供を望み、望んだらすぐできるものだと思っていました。しかし数年経っても定期的に来る生理…。

不安に思い婦人科へ。そこで初めて不妊についての話を聞きました。今まで他人事だと思っていたため、実感が湧きませんでしたが、深く考えず治療を始める事に…。

その病院でも効果がなかったので、不妊専門の病院をネットで調べ転院。今では恥ずかしい事でもなんでもないと言えますが、当時は知識が無いためテレビの中だけの話のように思っていたので誰にも相談する事もできませんでした。

いざ不妊専門病院で検査をしてみると、思った以上に妊娠できるための条件が悪く、結果「顕微授精」という不妊治療の中でも最高ランクの治療をすすめられました。驚きはしましたが、それで念願の赤ちゃんを授かるなら…とよく理解していないながら治療をスタートしました。

ここまでの治療になるとすごい治療費がかかるため、仕事を続けながらの治療をする事にしました。

しかし、いざ治療をスタートしてみると、体の状態に合わせて治療をするので、次いつ通院するのか予想が経たず、朝7時過ぎに病院に行き受付だけし、なるべく早い受診をしてタクシーで会社へ向かっていました。

それでも多々遅刻をしたり、嘘をついて会社を休んだりと、とても不安な日々が続きました。治療は全ての検査が終わったら、最初に採卵をするための準備をしていくわけですが、卵胞を育てるために鼻から入れるスプレーを朝昼晩しなければいけません。

合わせて飲み薬も…。忘れてはまたやり直しなので、仕事中ハラハラしながら毎日続けました。もちろん間に通院も必要で、採血や注射、内診など毎回のようにあり、とてもストレスに思っていました。

しばらくすると排卵させるための注射をスタートする事に。しかもその注射は自分でしなければならないという事実にビックリ!…注射が出来ないから看護婦とかになる道を諦めたのに自分で注射!?何度も、冗談でしょ?と思いました。

しかしそれは本当で、しかも早速今日からしなければならないと言われ、病院内で手を震わせながら自己注射の練習をしました。顔を真っ赤にさせこわごわ注射をしだしたのを今でも覚えています。

当日は自分で注射をするという事実だけで頭がいっぱいでしたが、翌日以降不規則な仕事だった故、会社のトイレで注射をする事もありました。その他いろんな事をストレスに感じながらも私の場合は一回で採卵手術を受ける事ができました。

手術も思ったより本格的で痛み止めの座薬、点滴を打ちながら待ち時間や安静にする時間も含め半日かかりました。

採卵が終わり、しばらくすると結果が出ました。私の場合比較的卵がたくさんとれ、顕微鏡での授精も成功した卵もあり、今度は授精した卵を体内に移植する手術へ進む事になりました。しかし、普通妊娠と違って、またここから体の状態を整える治療へ…。

一段落と思ったところに、今度は座薬と貼り薬と飲み薬。また、仕事中に座薬をしてはしばらく安静にしなければいけないのでトイレにこもっている状態。仕事柄自由に時間がとれないため思い通りにもいかず、出血したりする事も…。

貼り薬はお腹や腰に貼りっぱなしなので、肌の弱い私はかぶれて毎日夜眠れないほど掻き毟っていました。

体力的&精神的苦痛で体も壊し、とうとう会社の上司に正直に話をし、休職する事になりました。私の場合、休みを頂けたものの、実は同じ職種の方で何人もの方が不妊治療と仕事の両立ができず仕事を辞めてしまったという話も聞きました。

休みの間にできる治療のチャンスは一回。幸い一人目はその一回の手術で妊娠する事ができました。よくわからないまま言われるがままに、なんでこんな大変な目に合わなけれないけないんだ…と常にストレスを抱えながら仕事と治療をとにかくこなしました。

もちろん妊娠できてもしばらくは通院、注射、座薬…。正直素直に喜べたのは治療がなくなって普通の産婦人科に転院できた時でした。

それだけ不妊治療は苦痛でしたが、私はとてもラッキーな方で、何度も何年もこれを続けている人がいる事を後で知りました。実は二人目も同じように不妊治療を繰り返したのですが、一人目は1度で妊娠できたのですが、二人目は4度失敗しました。

もちろん長期間の治療との両立が出来ず好きだった仕事も辞めました。もう無理だと思い体も休めた方が良いと周りに言われ、最後と決めた手術で二人目を授かりました。私は二人の子供を授かったのですから本当に恵まれていた方です。

同じ不妊治療をしている方、これからする方、検討している方にとってはつらい話かもしれませんが、数か月、数年の治療の苦しみよりも、産んでわが子の顔を見たときの感動の方が断然大きかったです。

ニュースで虐待の話を聞いたり、日頃自分の思うままに子供に感情をぶつけている母親をみると、悲しさを感じます。

そこまでではないにしても、ママ友が育児でイライラするなどの悩みを聞く事はよくありますが、自分は苦労した期間分早く母親としての心の準備ができ、気持ちに余裕がもてているような気がします。

私が治療を始めた時、不妊治療はとても大変という情報は耳にしていたのですが、具体的にどんな事をするのか見当もつきませんでした。

また、妊娠とは違い見た目にもわかりづらく人にも言いづらく、周りの方もおそらく関わったり手伝ったりする事はないと思います。

だからこの一体験談を多くの方に知ってもらい、自分がその立場になったら一人で抱え込まないでほしいと思うし、治療する方が周りにいたら積極的に声かけやできる事の協力をしてほしいと思うのです。

一人目の時より二人目の治療を5回も耐えられたのは、知識が増え気持ちの準備ができた事と、周りに言えるようになり理解してくれる人やその協力があったからです。たくさんの妊娠を望んでいる方を自分の体験も通して心から応援していきたいと思います。

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