喧嘩しない夫婦は危険?時には夫婦喧嘩も必要なワケとは

夫婦円満 2024.01.30

喧嘩の多い夫婦から見ると喧嘩しない夫婦は理想的で、喧嘩しない秘訣を聞かれたり憧れられることもあるでしょう。

一見幸せな夫婦関係に思われがちですが、喧嘩しない夫婦は良いことばかりではなく見えない問題が隠されている場合もあるのです。

例えば、そもそもお互いの意見を口に出せない状況だから喧嘩をしないだけ、なんてことも考えられますよね。

気づいていない原因や起こりうる問題を秘めているようなので、詳しく見ていきましょう。

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どちらかが我慢しているのかも…なぜ夫婦喧嘩をしないのか?

夫婦は毎日生活を共にし、二人の生活が良いものになるよう協力していくものです。しかし、夫婦と言えど全く別の環境で育ってきたこともあり、どうしても価値観のズレは生じます。

夫婦喧嘩は価値観のズレから発生するケースが多いようですが、喧嘩しない夫婦はどのように解決しているのでしょうか?

どちらかが我慢している

夫婦関係に限らず、人と意見をぶつけ合うような喧嘩をあまり経験してこなかった人の場合、夫婦間でも喧嘩をすることはあまりないでしょう。

もともと内向的な性格だったり、意見をうまく伝える自信がないなど理由はさまざまですが、喧嘩せずに気持ちを自分の内に秘めてしまうことに慣れているのかもしれません。

自分の思っていることを伝えられないようでは、夫婦喧嘩に発展しないのも当然です。

相手の変化を諦めている場合も

夫婦の間で問題が起こったり、お互い相手の嫌な部分や気になる部分が明確でも、最初から解決を諦めて見て見ぬ振りをしていては喧嘩にならないでしょう。

相手への理解や思いやりで受け入れているのではなく、言いたいことを伝えていないことに問題があるのです。

生活リズムのズレで会話すら交わせない

共働き家庭は仕事の関係で寝起きする時間が異なるなど、お互い生活リズムがズレてしまっていることもあるでしょう。

何気ない会話も夫婦の日常生活には必要なことで、喧嘩もしなくなるほどコミュニケーションが減ってしまっては幸せな結婚生活とは言えません。

幸せな家庭を目指して二人で力を合わせて頑張っていたはずでも、お互いに疲れて会話をする時間さえなくなってしまうと、いつの間にか夫婦関係が崩れてしまう恐れがあるでしょう。

子供を通して会話しているだけになっていることも

子供のいる家庭に起こりうる問題ですが、夫婦それぞれ子供とはコミュニケーションを取りますが、夫婦間では子どもを介して会話をし、向かって直接会話することがなくなっているケースです。

お互いに子供のことを考えて夫婦関係は続けているものの、夫婦二人きりになった時には何を話したら良いのかわからなくなってしまったり、存在すら無視するような態度を取ってしまうのです。

このような夫婦の場合、子供が独立して家を出て行ってしまうと溝を埋めることはさらに難しくなってしまいます。

喧嘩しない夫婦に起こりうる問題と夫婦関係を持ち直すコツ

先ほど見てきたような夫婦の現状のままでは、近い将来問題が深刻化することも考えられるでしょう。

このままでは良くないと思っているだけではなかなか変えられません。喧嘩どころか真剣な話し合いすら面倒に思ってはいませんか?

喧嘩しない夫婦はなぜ良くないのか、起こりうる問題を見てみましょう。もしかするとすでに水面下で問題が起こっている可能性もあるのです。

相手に正しく気持ちが伝わらない

喧嘩を避けるように過ごしていると、自然に自分の本心を伝えることを避けるようになってしまいます。

最初は相手もあなたの反応を見て、あなたの気持ちを考えようと努力するかもしれませんが、はっきりとした反応がなければあなたの気持ちを考えることを辞めてしまうでしょう。

あなたが嫌なことや気になることを自己主張しなくては、相手から「あなたが容認してくれている」と都合よく解釈されてしまう可能性があるのです。

我慢するあまりいつか爆発してしまうことも

喧嘩を避けるように意識して我慢する場合も、相手の変化を諦めて我慢する場合も、本当の気持ちを抑えていてはストレスが溜まります。

ひとつひとつの事柄には我慢できたとしてもストレスは確実に蓄積していきます。そのストレスが爆発してしまうと冷静さを失い、いずれ気持ちの制御ができなくなってしまうでしょう。

ストレスの蓄積は気持ちの高ぶりだけに限らず、うつ病の原因となったり健康上のトラブルを起こす可能性もあるのです。

ストレス発散のために喧嘩をするというわけではなく、本当の気持ちを伝える努力をしてみましょう。

例えば不満に思うことがあったのであれば、不満に思った出来事を伝えると同時に「こうしてくれたら嬉しい」などとあなたの気持ちを伝えましょう。

見て見ぬ振りや、思い込みは溝を深めてしまう

喧嘩を避けてお互いに本心を隠していては自分の気持ちが伝わらないだけではなく、相手の気持ちを理解できなくなってしまいます。

お互いに気持ちを理解してもらえていないと感じれば、愛情が冷めていくことを止めることはできません

お互いに相手の気持ちをよく聞く必要があり、時には喧嘩することにもメリットがあることを知っておきましょう。

喧嘩にもメリットが…
  • お互いの不満に気づける
  • 自分のストレスを解消するタイミングだと気づける
  • 仲直りのタイミングで絆が深まる
喧嘩を避けて表面的な当たり障りのない会話に留め、見て見ぬ振りをしてしたり誤った思い込みをしていては、お互いの不満や自分自身のストレスが溜まっていることにも気づけません。気づかないまま、すれ違いのある生活をしていては溝が深まり、修復不可能な関係になってしまうことも大いに考えられます。

無関心になると家庭内別居状態に陥る

「喧嘩するほど仲が良い」という言葉があるように、愛情があるからこそより良い関係を求めてする喧嘩もあるでしょう。

「私が我慢すれば良い」「言ってもわかってもらえない」と気持ちを伝えなくなるきっかけはさまざまですが、いつしか感情さえなくなり無関心になると、家庭内別居状態に陥ってしまいます。

無関心は「嫌い」という感情よりも厄介で、近づきたいとも離れたいとも思わなくなってしまうのです。

結婚した当初はお互いに愛し合い、小さなことも報告しあっていたのではないでしょうか?状況を打破するために顔を合わせたら必ず挨拶や声がけをすることから心がけてみましょう。

じっくり会話することを大切に…意見がぶつかることを恐れないで!

喧嘩しない夫婦だと明かすと周囲の友人から褒められたり羨ましがられることもあり、夫婦関係に問題を抱えていたとしても現状のままを維持することが懸命だと錯覚してしまうかもしれません。

わざわざ喧嘩をする必要はありませんが、あなたの希望を伝える努力は必要です。そして良い関係を保つためには相手を理解する意識を持ち、より良い夫婦関係を目指して時には喧嘩をすることも解決策だということです。

気持ちを伝え合うことを面倒に思ったり、意見がぶつかることを恐れずに、夫婦でじっくり会話をする時間を大切にしていきましょう!

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