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仁義なき駐妻たち 夫の海外赴任に翻弄される妻たちの日常

Date:2012.06.23

駐妻(ちゅうつま)とは駐在員の夫の妻。海外で何不自由なく暮らし、異国の文化を堪能し、3年後の帰国では昇進が約束された夫を持つ・・・。なんて今は昔。駐妻たちの日常はそんな甘いものじゃ、ございません。

いきなりの海外赴任

よくありますね、いきなりの海外赴任。打診なく辞令。半年前にわかっていれば、心の準備もできるし、語学も用意できる。しかし、会社はそんな準備期間をなかなか与えないまま、飛行機で10時間以上かかる異国へヒョイと社員を飛ばします。

夫はいいのです。仕事です。行けばそれなりにヘルプもあります。毎日やるべきことがあります。しかし妻は・・・。子どもがいれば日本に残るという選択もあるでしょう。

しかし子どもがいない場合、多くの妻は自分の仕事や趣味を途中であきらめ、夫にしたがい異国の地へと出発します。

まずはカルチャーショック

まずはカルチャーショックという洗礼。例えば、ヨーロッパに多いキリスト教の国では日曜日に買い物ができる店が営業していません。

トイレットペーパーが土曜になくなり、「明日は買い物」と思っていたら、店がやっていない!日本のコンビニ生活に慣れた身にはこの不便さに絶句します。これはほんの一例。

他にも「トイレおばさん」がいて、小銭を持ってトイレに行き、このおばさんにチップを払わないと用がたせない、電車のドアは自分で開け閉めする、駐在する国によってさまざまな日本とのギャップがあります。

このカルチャーショック、海外旅行ならば楽しめるのですが、海外移住となると話は別。勘弁してくれ、ということもしばしば。

食料品の買い物

主婦にとってまず大きな壁は「買い物」。妻の英語が堪能でも、英語すら通じない国はたくさんあります。つまり現地語を話せないかぎり買い物は上達しません。しかも、売っているものが「?」なことがたくさんあります。

「この野菜は何かしら?」「肉の量り売りはどうやって買うのかしら?」「この調味料は何?」。こんな母国なら小学生ができることでつまずきます。

語学に関しては、羽振りのいい会社勤務の夫ならばその妻も会社で習わせてもらえ、交通手段として車も用意してもらえる場合もあります。

しかし、なかなかそういう会社はこのご時世には珍しく、ほとんどの駐妻は、語学も交通手段も自分でどうにか考えないといけません。楽しいはずの買い物がストレスになる、どの駐妻も一度は通る道です。

しかも駐妻関係が・・・

通常は「先に赴任している駐妻」という先輩がいます。ここからが「仁義なき駐妻物語」。先に赴任している駐妻がどんなタイプの女性かで、駐妻生活はバラ色か暗黒かに二分されるのです。

例えば、ヨーロッパにも多くの支店を持つ日系の通信メーカーの駐妻の場合。赴任先の街にはすでに先輩駐妻が20人以上。しかも、みなさんほぼ強制的に同じ地区に住んでいます。

新参者は朝の井戸端会議には必ず出席して、その日のどの家でお茶会をするかしっかり聞いて、できるだけ参加せねばなりません。このお茶会、欧米人はみんな好き。

日本でそんな習慣がなかった駐妻たちも、麗しき習慣として生活に取り入れるのです。しかも「○○さんは、赴任したてでお寂しいですよね。」といういらぬおせっかいから派生しているので、断るわけにはいかないのです。

これもマメな先輩駐妻の心配りらしく・・・。お茶会では日本での様子を根ほり葉ほり聞かれ、その後に語学力のチェックもはいります。自分たちより、できないとわかれば、必死に語学学校をすすめられ、自分たちよりできるなら、総スカンです。

自分について多くを語らず「ちょっと近寄りがたい人」という評判で2~3年を我慢したほうがラクかもしれません。

夢の駐妻生活のはずが

駐妻つきあいは、続きます。趣味のおけいこ事を半強制で一緒に習いにいく、車に乗れない駐妻のために送迎する、さらに先輩駐妻の子女の運動会も一緒に行く・・・。まるで拷問のような頻繁なつきあいに、暗黒の駐妻生活を思うでしょう。

異文化、外国人の間にはいってストレスがあるのもわかります、日本人と一緒に過ごしたいのもわかります、しかしあまりに拘束される駐妻生活。「憧れの駐妻」の夢は遅かれ早かれ破れます。

送別会まで気をぬかず

そして3年後、ようやっと帰国。しかしこの送別会、自分で自分の送別会を企画するのが普通です。時には費用も自分もち。しかもお世話になった他の駐妻たちには、日本(または現地)の有名デパートで買ったプレゼントも各々に渡す・・・。

ただでも帰国で忙しく物入りな時にです。しかしここで気を抜くと、一生言われ続けます。「あの方はあっさり帰国されて」と。

それでもenjoy 駐妻生活

と、仁義なき駐妻についてマイナス面をクローズアップしましたが、プラス面も当然あります。ともかく、enjoyするという姿勢が大事。こわい先輩駐妻も、ウザい同僚駐妻も気にせず、すっかり異国化してenjoyしている強い駐妻もたくさんいます。</span<

人生のなかで、海外移住の経験をキラリと光る思い出にかえるのも、心がけ次第でしょうか。

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