気が利かない彼氏にうんざり!うまく付き合うための対策とは

カップル 2022.10.26

気が利く男性って素敵ですよね。

「重い荷物を持ってくれる」
「寒い時にさりげなく上着を貸してくれる」
「自分の好きなものを覚えておいてくれて、プレゼントしてくれる」
「何も言わなくても体調が悪いことに気づいて、労わってくれる」

とはいえ現実には、「なんで私の彼ってこんなに気が利かないの!?」とイライラしてしまう女性の方が多いのではないでしょうか。「これくらいの事、してよ!」と彼に怒ってしまう人もいるでしょう。

しかしイライラしたり怒るだけでは、気が利かない性格は変わりません。気が利かない彼氏には、「育てる」アプローチが必要です。

そこで今回は、気が利かない彼氏を気が利く彼に育てる方法について紹介します。上手に育てて、彼氏をもっと素敵な男性に変身させましょう!


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気が利かない事にイライラしない方法!男性はそれが当たり前と割り切る!

気が利く彼氏に育てる前に、まずは気が利かない彼氏に対してイライラしない術を身に付けましょう。

誰でもそうであるように、自分が簡単には出来ない事に対してイラつかれてしまったり怒られてしまったら、萎縮したり嫌な気持ちになるだけです。

気が利かないのは性格が問題だと思うから不満につながる!

気が利かないのは性格の問題だと思っていませんか?

  • いつも自分の事ばかりで自分勝手!
  • 私がこれ好きなの知ってるのに全部自分で食べちゃった!ケチなの?
  • 誕生日なんだからお店予約くらいしておいてよ。うっかりすぎ。

自分勝手、ケチ、うっかり。ネガティブな性格に結びつけてしまうのが不満につながる大きな原因です。

もちろんそのような性格上の理由から気が利く事をしない人もいるかもしれませんが、実はそれよりも、気が利く事が何か分からないから出来ないという人の方が多数派です。

そしてそのような彼は、「良い彼なんだけど気が利かない」と言われる事が多いよう。

男性は、気が利く事を「しない」のではなく「できない」と考える!

そもそも気が利かない事にイライラするのは、気が利く人間が、自分なら当たり前のようにする事を、しない人間に対して責める気持ちになる状況がほとんどです。

「こんな事くらい簡単でしょ?してよ」といった風に。

しかし、こう考えるとどうでしょう。自分が簡単にできるからと言って、相手ができるとは限らない。しないのではなくて、できなかったら。

できないのにいきなり「してよ!」と怒られてしまったら、困ったり萎縮してしまうと思いませんか?

逆立ちが得意な人に突然、「あそこまで逆立ちで歩いて。簡単でしょ?え、なんでできないの!」と怒られてしまう。例えればこのような状況と同じなのです。

多くの女性は当たり前のように気が利く事ができても、多くの男性にとっては実はそれが当たり前のように出来るとは限らないのです。

男性と女性では、女性の方が圧倒的に気が利く場合が多い!

男性と女性では、女性の方が圧倒的に気が利く人が多いのです。それは生物学上であったり、育ってきた環境が大きく影響しています。

生物学的には、男性は1つの事に集中しやすい性質を持っているために、周囲への意識が元々女性より少ないという事が言えるでしょう。

そして育ってきた環境もかなり大きいと言えます。男性よりも女性の方が、幼少期より「気が利く」ように積極的に教育されている場合が多いのです。

一概には言えませんが、一般的に男の子は勉強やスポーツといった実力を、女の子は周囲への心配りや優しさを求められて育ってくる事が多いので、成長した暁には気が利くのは女性側となる場合が圧倒的に多いのです。

そう考えると、気が利く男性は特別であって、気が利かないのはむしろ当たり前だと思いませんか?

気が利く事を「しない」と考えるからイライラするのであって、できないのだから当然と考えれば「仕方ないか」と割り切れる気持ちになりますよね。

気が利く彼氏へと育てるために、スモールステップの原則を取り入れる!

気が利く彼氏へと育てていく方法ですが、ポイントは焦らずに細かい段階を踏む事。

人材育成をメインとしたコンサルティングを行っている株式会社シナプスによると、人を育てる際には「スモールステップの原理」が有効だとしています。

スモールステップの原理とは簡単に言うと、いきなり高いハードルを用意するのではなくて、その人が簡単に超えられる高さから始めて徐々に高いハードルへステップアップしていく学習方法の事。

苦手な事を克服するための方法としてどうしてこれが効果的かというと、モチベーションの問題が大きく関わっています。

最初に簡単な課題で成功体験をする事で、「もしかしたら自分にもできるかも」と自信がついてモチベーションを上げる事ができるのです。

ではこのスモールステップの原則を用いて、気が利く彼氏へと育てる方法を実際に紹介しましょう。

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ステップ1. 簡単な課題で成功体験を積ませて自信をつけさせる

例えばフードコートで。気が利く人なら当たり前のように自分の分に加えて相手の分の水も取ってきますよね。これをして欲しい際には、次のようにお願いします。

〇「喉渇いたね。お水二人の分取ってきてもらっていい?」
×「喉渇いたね。」

ポイントは、具体的にはっきりと要求を伝える事。示唆するような言い方ではいけません。

気が利かない人というのは、言葉に隠された相手の意図を汲み取るのが苦手な人が多いもの。

したがって、「相手のして欲しい事を汲み取る→実践」を最初のゴールに設定するのではなくて、「これをやって欲しいと教える→実践」をゴールに設定するほうが、ストレスなくクリアする事ができるのです。

そして大切なのは、やってくれた後に感謝して褒める事。

「相手の分も取ってきてくれるのって、気が利くよね。ありがとう!」と言ったように、この状況=気が利くという事が伝わるように褒めると良いでしょう。

このような簡単な成功体験をたくさん積む事で、「自分にも気の利く事ができた、彼女が喜んでくれた!」という自信に繋がっていくはずです。

ステップ2. 課題を少し難しくする。彼女の言葉から「汲み取って」もらう。

成功体験を積んだら、次は要求の方法を変えて少し難しくしていきましょう。

水を取ってきて欲しい時は、「喉渇いたね」と言うだけで、具体的な要求を減らしましょう。どうしたら気が利くのか学習している彼は、ちゃんと彼女の分のお水を持ってきてくれるはずです。

重い荷物がある時

今まで「これ重い。持ってもらってもいい?」
これから「これ重い・・・」

寒い時

今まで「この恰好じゃ寒い!上着貸してくれる?」
これから「この恰好じゃ寒い!」


そしてどの場合も、してくれたら思いっきり感謝して褒めましょう。
これが彼のモチベーションを上げる大切なポイントなのです。

ステップ3. 要求をやめる。状況から「汲み取って」もらう。

最後は状況から汲み取ってもらえるように、要求をなくします。

  • 水がセルフサービスのお店に来る→彼女の分の水を取ってくる
  • 彼女が荷物を持っている時→持つ
  • 彼女が薄着の時、お店はクーラーが効いている→上着を貸す

この段階に来れば何も言わなくても、経験した事のある状況なら自分で考えて動けるようになっているはずです。

それどころか、「気が利く事をする=彼女が喜ぶ」という事が大きなモチベーションとなり、様々な初めての状況でも、自分で色々と考えて気の利く事ができるようになる人もいるかもしれません。

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4. 気の利く行動を自発的にしてくれた時には思いっきり褒めて!

このようなやり取りを続けているうちに、気を利かせる感覚というものが彼の中で芽生え始め、時には自発的に気の利く事をしてくれる場合も出てくるでしょう。

  • ドアを開けてくれた
  • 飲み物を注いでくれた
  • くしゃみをしたら「ティッシュいる?」と聞いてくれた

どんな些細な事でも彼が行動してくれたら気が付いて褒めて。内容よりも、自発的に動いてくれた彼の意識がとても大切なのです。

男性はプライドが高いため、褒められる事が大好き。逆に、せっかく気を利かせたのに褒められないとがっかり、もう頑張るのは止めようと思ってしまう可能性もあります。褒めて良い行動を強化していきましょう。

ちょっとイレギュラーな要求方法。具体的にお願いしづらい時に使ってみて。

髪型を変えた時に褒めてもらったり、自分の好きなものをお土産で買ってきて欲しい時など。

あくまでも相手が気を利かせてくれる事に大きな意味があるような状況では、ちょっとお願い方法も迷ってしまいますよね?自分で要求するのはどうなのだろうか…と。

このような場合は、最初は自分で具体的に要求して、それを忘れたフリをしてしまいましょう。

髪型の変化に気が付いて欲しい場合には、

「明日髪切りに行くの。髪の色も変えるよ。次会った時に可愛いって言ってもらえると嬉しいなー」

という風に、事前に相手に要求しておくのです。そして実際に彼氏がそれを実践してくれた際には、「気が付いてくれるなんて嬉しい!」と自分がお願いしていた事を忘れていたように喜びます。

もし『この前言ってたから』と言われても、「そうだっけ?彼女の髪型に気が付くなんてすごく気が利くなーって喜んじゃった!」とさりげなく、この状況=気が利く事を伝えましょう。

自分の好きなものを買ってきて欲しい時にも同じで、「出張で京都行くの?私あそこのお菓子大好きなの、お土産買ってきて」という風に事前に可愛くお願いしておきましょう。

買ってきてくれたら同様に、「好きなものを覚えていてくれて嬉しい!ありがとう!」と大げさに喜んで。

「自分で言ったのに忘れたの?」と彼は思いながらも、気の利く事を棚からボタモチ的に出来て、まんざらでもない気持ちになるはずです。

忘れすぎても不自然なのでこのお願い方法は頻繁には使えませんが、タイミングを見て使えばかなり効果的です。

要求時は可愛く、出来た時は褒める!を徹底して彼のモチベーションを保とう。

以上がスモールステップに基づいた育て方なのですが、このステップを実践する上でとても大切となってくるのが、彼女の役割。

要求時は「可愛く」、そして出来たに時には「感謝して、褒める」。これをしっかりと実践して下さい。彼のモチベーションを保つ上で、これらはとても重要なのです。

可愛くお願いされたら単純に嬉しいものですし、色々とやってあげたくなるものです。自分のしたことで喜んで感謝してくれればそれをまた嬉しく思い、次もやってあげたいと思うもの。

大人なのに褒めても、と思うかもしれませんが、大人だからこそ他人に褒められる機会も少ないはず。思いっきり褒められる事で自信に繋がる場合も多いのです。

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ドラマや映画を見ながらさりげなく「気が利く男性」の定義を教えるのもアリ!

ドラマや映画に登場してくるモテ男たち。彼らはこぞっていつも気が利きますよね。鑑賞を彼と楽しみながら、モテ男の行動を一緒に分析してみるのも1つの手です。

「彼女が仕事で遅い時は料理してくれてるなんて、気が利きすぎるね!モテ男さすが!」
「誕生日じゃない記念日にプレゼントかあ。うんうん、さすがだね。」
「さっきの映画、あの場面で彼女にコーヒー持ってきてくれたよね。さりげないけどすごい気が利くよね、さすがって思っちゃった」

当て付けのようになってしまっては彼の気分を損ねるだけなので、あくまでも軽いノリで伝える事が大切ですよ。

このようにして気が利く行動の引き出しをどんどん増やしてあげましょう。

育てるためには頑張るのは彼だけでない!彼女の努力も必要という事!

ここまで気が利く彼氏への育て方を紹介してきましたが、こう思った人はいませんか?

「これって彼女の方が大変じゃない?」

結論から言うと、その通りです。

ある程度性格や得手不得手が完成されている以上、大人になった人を育てるというのは大変な事なのです。

大人なんだから自分でなんとかして!と思うかもしれませんが、彼に変わって欲しいと思ったのは誰でしょう。そう、彼女の方ですよね。

自分で変わろうと思って変わるのと、誰かに変わりなさいと言われてそうするのとでは、モチベーションと結果に差が出るのは瞭然です。

そこでモチベーションを保ったり、結果が出るように工夫をしてあげるのは彼女の大切な役目。彼が変わろうと頑張っている分、彼女も一緒に頑張る事が必要なのです。

大変かもしれませんが、人が育っていく姿を隣で見る事はきっと誰にとっても素晴らしい経験となるはず。他の面もどんどん育てたくなって、いつの間にかものすごく素敵な彼氏に変身!なんて事も夢じゃありませんよ。

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