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お茶石鹸に続くカネボウ美白化粧品問題…日本の化粧品会社の内情

Date:2013.12.05

茶のしずくのアレルギー問題…そして、今度はカネボウ化粧品の美白化粧品による白斑問題。「日本の化粧品は安全・安心」という概念が崩れようとしています。消費者からすれば、どうしてこんな事をしてくれたのか…と怒りさえ出てくるかもしれません。

トラブルに巻き込まれた愛用者は一生悩み続けるかもしれません。知らないブランドならまだしも、長い歴史と研究施設をもつ化粧品会社は安全チェックを怠ったわけではないと思います。

しかし、なぜこのような事が起こってしまうのか…。これはある化粧品メーカーに勤めていた時に感じていたギャップからの個人的な見解ですが、愛用者、消費者の皆様には是非知って頂きたい実情です。

私が勤めていたメーカーは自社研究、自社生産、自社販売の歴史ある会社でした。10年以上も勤めていると内部事情や研究の方に直に話を聞くことも多くありましたが、入社当時、私の考えはこうでした。

薬は飲んだら治る。ならば化粧品でもシミやシワ、くすみなどあらゆる悩みを治せる、と。しかし、化粧品は治るという言葉を使うのも禁止されていました。それどころか、良くなる、効くなどの曖昧な表現すらできません。

できるのは、悩みを予防する、しっとりするなど期待の薄い言葉ばかり。化粧品を使う人の多くは肌悩みを改善したいからなのに、それができますとは言えない現実で、販売員の方々にはいつもそんな言葉では消費者の気持ちはつかめないと罵倒されていました。

当然お客様からは、「シワが消えるのはどれですか?」「このシミが消えるなら買います」そのような言葉を言われました。実際私も一人の愛用者であり、販売することもあるので、とても矛盾を感じていました。

きっと皆様もそう思っていらっしゃるのではないでしょうか?効果があるなら買う。高いものであっても。

ずっと矛盾を抱えながらメーカーに所属し抽象的なセールストーク、販売をしていましたが、長く所属すればするほどわかった事があります。化粧品は薬ではありません。

安全>効果

なのです。歴史あるしっかりした化粧品会社であればあるほど安全性を重視します。しかし、一方で他社との差別化をしたり、効果を実証できる研究結果や新しい成分を毎年出していかないと勝ち残れない、売れないという現状があります。

カネボウ化粧品で問題になった美白化粧品を例に挙げると、色黒でシミもできた私は美白化粧品をかなりたくさん試してみましたし、多くの方の美白化粧品の使用過程を見てきましたが、つけたから白くなったり、シミが消えたりこれは効きますと言えるものはありませんでした。

人によっては多少効果が出るものの、同じ商品を使っても効果がありますと断言できるものはないのです。

ただ使う意味がないかというとそうではなく、人によっては効果があるのも事実で、また、毎年老化し自分では補いきれないものを補給しているので、進行を遅らせたり、予防になっている可能性は多いにあります。

今回のカネボウ化粧品の成分も他にはない効果が評価され発売に至っています。トラブルの内容は肌が部分的に白くなっているという事。美白化粧品でつけて白くなるというのはそうないので、効果としては非常に優れている証拠です。

ただ問題なのは【効果>安全】だったという点です。化粧品の域を超えてしまったのではないでしょうか。この効果が多くの方が別のお肌の悩みを抱える事になってしまう原因となってしまいました。

そしてメーカーもその責任を負っていく状況になってしまいました。研究施設を持っている化粧品会社は、どこも消費者の需要に応えたいと効果&安全の狭間で葛藤しています。特に日本の大手メーカーは安全に安全を重ねて製造しているようです。

これから化粧品を購入される時、その内情をわかっていただけると、私は治るのが欲しいと言っているのに…などとイライラする説明を聞いたり納得のいかない買い物をせずに済むと思います。

絶対、治ります、消えます、などの言葉は日本の安全化粧品には使用してはいけない事になっています。そのような言葉を並べて販売しようとする販売員はお客様の事を考えていない売りたい主義の方です。

どういう成分が入っていて自分にとってどういう効果があるのか、どういうメリットがあるのか正しく話してくれる販売員、メーカーを選ぶ事をおすすめします。

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