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低気圧で頭痛がつらい…悪天候の前日に知っておくべき対処法

Date:2016.11.01

shutterstock_377116690あなたは、

天気が崩れると頭痛がひどい」
雨の前後は身体がだるくて、動けない」

……なんて症状に悩んでいませんか?

たまらない頭痛や吐き気……。天気と深く関係しているこの症状は、「低気圧性偏頭痛」または「気圧変調性頭痛」と呼ばれ、若い女性を中心に急増しています。

なぜ、天気が悪くなると頭痛が起きるのでしょうか?一見不思議ですが、理由を知れば納得のメカニズムなんです。

今回は、天気と頭痛の関係、そのメカニズムと、症状を緩和する方法について見ていきましょう。


どうして?天気が悪いと頭痛が起きる、その原因

どんより曇って今にも雨が降りそうな日や、台風などで気圧が不安定な日。

こんな日に頭がズキズキと痛みだすのが「低気圧性偏頭痛」です。

こういった天候の日は「低気圧」と呼ばれ、その名の通りひどく気圧が低下しています。低気圧だと頭痛が起きやすくなるのですが、それはいったいどうしてなのでしょう?

原因1:脳の血管が膨張する

一番大きな原因は「血管の膨張」ではないかと考えられています。

低気圧で周囲の空気から身体にかかる圧力が下がると、全身の血管がゆるんで膨張します。

脳は繊細な臓器です。脳の血管が膨張すると、脳の中でも最も大きな神経である「三叉神経」に触れ、刺激します。

そのせいで、血管の脈動に合わせてズキズキと脈打つような激しい痛みが襲うのです。

ちなみに、低気圧のときは血管だけでなく、リンパや臓器も膨張します。その結果、頭痛のみならず身体のむくみや、手足のだるさなどの不調を感じやすいのですね。

原因2:血行不良により筋肉が緊張する

気圧が下がるとともに血圧(血の流れをコントロールするポンプの強さ)も低下します。この低血圧の状態も、頭痛の原因の一つです。

血圧が低いというのは血流を押し流すポンプが弱く、臓器や細胞に充分な血液が行き渡らなくなるということです。

血行不良による肩こりや目の疲れ、あなたにも覚えがないでしょうか?低気圧のときは、この血行不良が起きやすいと言えます。

血の流れが滞ると、肩や首、その他全身の筋肉が緊張し、こわばってしまいます。この血行障害の状態が長く続くと、頭痛につながりやすくなります。

原因3:副交感神経が優位になる

頭痛の原因3つ目は、自律神経の乱れです。自律神経は、

  1. 興奮・緊張を司る「交感神経」
  2. リラックス・弛緩を司る「副交感神経」

の2つが綱引きのように互いにバランスをとりあっています。このどちらが強く働きすぎても、身体に不調をきたすのです。

気圧が低くなり血液循環が悪くなると、それを察知して副交感神経が強く活動を始めます。身体が勝手に「眠い」と勘違いしている状態ともいえます。

これにより、

  • 頭がぼーっとする
  • 全身がだるくなる
  • 疲れやすい

などの症状がまず表れ、徐々に頭痛へと発展していくのです。

原因4:空気中の酸素が少ない

気圧が低いときは、空気中の酸素の量が少なくなっています。

標高の高い山などを登ると、酸素が薄くて頭痛や耳鳴りがするという話を聞いたことはありませんか?

低気圧のときは、平地でも高山と似たような状況になっている、と考えると分かりやすいでしょう。

脳は酸素を消費することで、正常な動きを維持しています。空気が薄くて充分な酸素を取り込めないことで、めまいや耳鳴りなどの感覚障害を引き起こしたり、頭痛に見舞われたりするのです。

私もそうかも?低気圧性偏頭痛の特徴は

低気圧性偏頭痛には、いくつかの特徴があります。

特徴(1)偏頭痛ならではの症状

低気圧という原因があるとは言えども、つらい症状は偏頭痛そのものと言えます。その特徴は、以下のようなものです。

  • ズキンズキンと脈打つように痛む
  • 数時間〜数日間にわたり痛みが続く
  • 動いたり、おじぎをしたりすると痛みが増す
  • 吐き気や胃のむかつきを伴う
  • 光がまぶしく感じる
  • 音がうるさく感じる
  • 普段気にならない臭いを不快に感じる
  • こめかみ〜目の周辺が熱くなる

など。

人により、また場合によって、感じ方は異なります。

じっと座っていられないほどの激しい頭痛を感じることもあれば、車酔いのような不快感を感じることもあります。

痛みが始まると長期間治まりにくく、その間本人は動くのもつらい状態です。

でも痛みは目に見えないため、周囲の理解をなかなか得られにくいことも、痛みと同じくらいつらいものですよね。

特徴(2)頭痛薬では回復しづらい

偏頭痛の多くがそうであるように、残念ながら低気圧性偏頭痛にも、市販の鎮痛剤はあまり効果を発揮しません。

ただしこれは「頭の痛みが進行してしまってから」という条件付きです。

全員ではありませんが、頭痛が始まる前、いわば「予兆」のようなものを感じた時点で服用すると、効果を示す場合があります。

頭痛薬などを飲む場合は、早め早めが良さそうです。

特徴(3)とくに女性がなりやすい

低気圧性偏頭痛に悩むのは、女性が多いと言われています。

あるデータによれば、女性は男性の3.6倍ほど引き起こしやすいのだとか。その原因は、まだはっきりとは解明されていません。

ただ女性はもともとホルモンバランスに左右されやすい性質を持っています。また女性は感覚も鋭敏で、気圧の微妙な変化を感じ取りやすいことも原因の一つかもしれません。

女性の体調が時により大きく変動するのは、月経や出産とも関わる性質です。

それ自体は決して悪いことではありません。くよくよと思い悩むことなく、症状に対処していきましょう。

特徴(4)なる・ならないには個人差がある

低気圧だからといって誰もが頭痛を引き起こすわけではありません。「気圧変動で頭痛なんて、なったことないよ」という人も多いでしょう。

低気圧性偏頭痛になるかならないかは、個人の体質によりけりです。なりやすい人は天気が崩れるたびに症状と付き合う必要があり、自分でコントロールできないのがつらいところ。

でも諦めるのではなく、できるだけの予防策や対処法を知っておき、上手にかわしていけたらいいですよね。

【1】頭痛が起きたら…緩和するための「対処法」

ズキズキと続くつらい頭痛……。低気圧性偏頭痛に遭遇したら、どう対処したら良いのでしょうか?

痛みを鎮め、できるだけ早く元気な状態を取り戻すには、以下のような対処法が効果的です。

対処法1:薬は早めに飲む

市販の鎮痛剤・頭痛薬などは、症状が起きる前、または起こり始めたばかりのときに飲むのが効果的です。

偏頭痛には効き目が薄いとされる頭痛薬ですが、頭痛の浅いうちならば痛みを和らげられるケースもあります。

ぜひ日頃から予兆を把握し、薬は早めに飲むよう心がけましょう。(※予兆の把握の仕方については、次章で詳しく述べます)

対処法2:氷嚢や冷却ジェルで冷やす

低気圧性偏頭痛の大きな原因は、脳の血管が膨張して神経を圧迫してしまうことにあります。

血管の膨張は冷やすことで改善できます。ズキズキ痛む偏頭痛には、冷やすことで対処しましょう。

冷やすには熱冷ましのシートではなく、氷嚢や、ケーキなどについてくる冷却ジェルを布にくるんで使いましょう。(熱冷まし用のシートでは冷却力が足りないためです)

また冷やすのに効果的な場所は、

  • 首筋
  • 頭蓋骨と首の境目
  • こめかみ
  • 脇の下

など。

太い血管を冷やすことで血液そのものが冷やされ、膨張していた脳の血管もクールダウンさせることができます。

対処法3:カフェイン飲料を飲む

コーヒーやお茶に含まれるカフェインには、膨張した血管をキュッと収縮させる効果があります。冷やすのと同様、血管の膨張を鎮めることで、頭痛の緩和につながります。

カフェインには交感神経を優位にする働きもあるため、低気圧でぼんやり重たくなっていた頭がスッキリするという効果も◎。

コーヒーやお茶の他、栄養ドリンクも効果アリです。

ただし、カフェインや栄養ドリンクは、常用すると身体にあまりよくありません。飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

対処法4:暗くて静かな場所で横になる

偏頭痛の対処法として基本的なこと。それは「外部の刺激を遮断する」ことです。

  • 臭い
  • アルコール

などの刺激は、よけい頭痛を呼び起こし、長引かせてしまいます。

偏頭痛を治したいときは、できるだけ以下のような環境に避難するようにしましょう。

  1. 暗い場所(アイマスクを使うのも良いです)
  2. 静かな場所(耳栓も活用しましょう)
  3. 不快な臭いのしない場所

こういった場所で横になり、動かず安静にするのが一番です。ベルトやアクセサリーなどはできるだけ外して、できるかぎりリラックスしましょう。

ゆったりするためにアルコールを……と言う方も中にはいるのですが、これはNGです。アルコールは血管を膨張させるため、ますます頭痛がひどくなってしまいますよ!

対処法5:ミントの香りを嗅ぐ

ミントの香りに含まれている成分には、血管をキュッと収縮させ、頭をスッキリさせる効果があります。

低気圧性偏頭痛は、ミントの香りを嗅ぐことでもある程度緩和できるでしょう。

ただ香りの好き嫌いには個人差があるので、苦手な方は無理に試さない方が無難です。

対処法6:乗り物酔い用の薬を飲む

意外ですが、低気圧性偏頭痛には「乗り物用の酔い止め薬」が効くケースが多いんです。

これは酔い止めに含まれる「抗ヒスタミン剤」という成分のため。この成分には、

  • 自律神経を鎮める
  • 内耳のバランスを整える

といった効果があり、これが頭痛に効く場合があるのですね。

頭痛薬と同様、できれば頭痛が始まる前に飲むのがベストですが、症状が浅いときには効く可能性があります。

頭痛薬がどうも効かない、という人は、酔い止めを試してみるのも一手です。

【2】普段からできる、頭痛を防ぐ「予防法」

起きてしまってからではつらい頭痛。できれば起こさないための方法を知っておきたいですよね。

じつは低気圧性偏頭痛の予防には、特別なことではなく、普段の生活の積み重ねが大切なんです。

予防法1:生活習慣を整える

偏頭痛を防ぐには、自律神経のバランスを整えることが大切。自律神経を左右するのは、私たち自身の生活習慣に他なりません。

生活習慣を見直し、整えること、たとえば

  • 毎日決まった時間に起床する
  • 早寝早起きを心がける
  • 食事の時間をきちんと決める
  • 暴飲暴食は控える
  • アルコールや煙草を控える
  • 睡眠をきちんととる
  • ウォーキングなど、適度に身体を動かす
  • 湯船につかる
  • ストレスを溜めない

など、当たり前だけれどつい疎かにしてしまうようなことを、少しずつ整えていくことが大切です。

ヨガや呼吸法など、自律神経を整えられる趣味を持つのも効果的ですね。

急に全部を改善するなんてことはなかなかできないもの。まずは身近で、できそうなところから、生活習慣を改善してみてはいかがでしょうか。

予防法2:頭痛の「予兆」を事前に知っておく

低気圧性偏頭痛には、見えない小さな予兆があります。これを知っておくことで、事前に「あ、頭痛がきそうだな」と把握することが可能です。

あらかじめ予測しているのといないのとでは、精神的なダメージが全く異なります。

薬を飲むのも「頭痛が始まる前」の方が良いので、事前に把握することはとっても大切です。

予兆として多く見られるのは、

  • 首筋のハリ
  • 目がチカチカする
  • 頭がぼんやりする
  • 身体が重くてだるい
  • 生あくびが出る
  • 耳に何かが詰まっているような感じ

などの感覚。

天気が崩れそうなときにこれらの兆候が見られたら、「偏頭痛が訪れるかもしれない」と考え、早めの準備をしておくと良いでしょう。

予防法3:専用アプリで気圧の状態を把握する

普段天気予報を見るという方でも、降水確率は気にするけれど気圧の変化までは知らない、という場合が多いのではないでしょうか。

気圧は目に見えるものではないので、低気圧の訪れにはなかなか気づけません。

そこで気圧の変化を予測し、低気圧性偏頭痛の危険を知らせてくれるアプリを活用してみましょう!

頭痛ーる:気圧予報で体調管理(開発: pocke, Inc) 無料

頭痛ーる:気圧予報で体調管理 - 気象病・天気痛対策アプリ

頭痛ーる:気圧予報で体調管理 – 気象病・天気痛対策アプリ
開発元:pocke, Inc
無料

これは、気象予報士が開発した頭痛・気象病対策アプリで、頭痛や気象病の起こりそうな時間帯をプッシュ通信で事前に知らせてくれます。

また「頭痛ノート」をカンタンに記録できるため、痛み・服薬記録として使うことができます。

このアプリを使うと、低気圧がきそうな前日にお知らせしてくれるので、「明日は頭痛がありそうだな」と準備しておくことができます。

画面も可愛くて操作も簡単。とっても使いやすいですよ!(頭痛持ちの筆者も愛用中です!)

予防法4:マグネシウムをきちんと摂取する

偏頭痛を起こしやすい人の多くが、マグネシウムの摂取不足であるとの調査結果があります。

マグネシウムには低すぎる血圧を上げ、正常に保つ効果があるとされています。

マグネシウムを含む食材を、普段から気をつけて食べることで、頭痛を防げるかもしれません。

マグネシウムを豊富に含む食材は、以下のようなもの。

  • 大豆
  • 豆腐
  • 味噌
  • 納豆
  • きなこ
  • あおさ
  • ひじき
  • アーモンド
  • ごま
  • 干しえび
  • するめ
  • 玄米

などなど。

毎日の食卓に上手に取り入れていきたいですね。

予防法5:不要な服薬習慣はやめる

頭痛薬も酔い止めも、偏頭痛の際には強い味方になってくれます。

でもこれらの薬は、普段からあまりにたくさん飲んでいると、いざというとき効き目が薄くなってしまうものです。ドリンク剤も同じです。

「毎日のように薬やドリンク剤を飲んでしまう」という人は、少しずつ減らしていくことが必要かもしれません。(医薬品の乱用は、身体にも大きな負担がかかります)

また、もしも「毎日のように頭痛でつらい」という場合は、市販薬に頼るより、ぜひ一度医師の診察を受けましょう。とくに頭痛は、大きな病が潜んでいるかもしれない、油断ならない症状。

あまり怖がるのもよくありませんが、悩むよりも医療機関に足を運んでスッキリしてしまった方が、精神的にも良いと思われます。

頭痛で病院にかかるときは、

  • 脳神経外科
  • 神経内科
  • 頭痛外来

などを選んで受診しましょう。

早めの対処で憂鬱気分にサヨナラしよう

低気圧が頭痛に与える影響は大きいもの。そして、気圧の変化は人間にはコントロールできません。

  • 早め早めの対処
  • 生活習慣の見直し

これらを心がけ、自分の身を守っていきましょう。

つらい頭痛が少しでも和らぎ、あなたがゆったりくつろげるよう、心から願っています。

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