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いつものコーディネートに飽きたら?着物から学ぶ和の色合わせ

Date:2013.09.28

平安時代の貴族達のファッションは、現代の化学色素で染めたものとは違うために色味もだいぶ異なりますが、それでもとてもカラフルなものでした。

草木の煮汁や紅花の色素など、自然から摂れるものを使って、上手く色の変化を作り上げていきました。そうして「和の染め色」の種類が増えれば増えるほど、複雑化していくのは服のコーディネートです。

平安時代のコーディネート?

平安時代の着物の色合わせの形式を「重色目(かさねのいろめ)」と言います。

女性だけではなく男性の着物にも使われた他、懐紙などの小物にも使われたそうです。この色合わせは200以上の種類があり、季節に合わせて選んだり、年齢や行事などで限定されているものもあったそうです。

また、上に重ねる着物を生地の薄いものを選ぶと、下に着た着物の色が透け、より奥行きがあり複雑な色味を楽しんだりしたということです。

四季折々の色合わせ

季節でイメージされる色合わせには、それにふさわしい名前がついていました。例えば、桜の淡いピンクをイメージさせたのは、薄地の白と、その下に深い赤を持ってくる重ね方で、名もそのまま「桜重(さくらがさね)」と言います。

また、上に明るい緑と、その下に深みのある緑を重ねるやり方を「若草」と言います。

夏は、下に濃い紫、上に明るい赤を持ってきて「薔薇(そうび)」としたり、濃い緑と明るい茶を重ねて「蝉の羽(せみのは)」と呼ぶものがあります。

秋は、淡い青に藍色を重ねて「月草(つきくさ)」、渋めの茶に明るい紅色を重ねて「紅葉」、冬は明るいピンクに白を重ねて「雪の下」、白にクリーム色を重ねて「氷重(こおりがさね)」があります。

このように、季節に合わせた色の使い方をすることで、風流を実生活に取り入れていたと言います。流行色が毎年更新されメディアがこぞって取り上げる現代ではなくなってしまった感覚かもしれません。

日本人の色彩感覚

重色目の特徴は、四季や自然と寄り添って配色が考えられていることです。日本人が実際に、日本で、自然界で目にした色の重なり方を、その自然そのものを使って染め上げたもので表現したとも言えます。これは私達日本人の色彩感覚のルーツなのかもしれません。

黄色と紫(「二つ色」という合わせ方)というような反対色を重ねることも、氷重のように同系色が合わさることもあるので、一概に現代の洋服で使えるかと言うと難しいのも事実です。

例えば浴衣の帯の選び方や、和小物の選び方に、まずは使ってみたいところです。それから、ちょっといつもと違う色のものを身に着けてみたいと思った時、衣替えの時期に次の季節の服を買う時に、参考にしてみるのも面白いかもしれません。

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