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‘孤独’の正体:私達人間は社会との繋がり無しでは生きられません

Date:2013.12.05

社会の輪から孤立したり疎外されたりすると健康やお財布にも悪い影響

子供の頃に学校で友達から仲間外れにされたという経験も1度や2度はありますよね?この「仲間外れ」に代表される社会的孤立というのはある意味、身体的なケガを負わされるのと同等あるいはそれ以上に心身に悪い影響を及ぼすのをご存じでしたか?

‘疎外感’を感じた時に私達の身体ではどんな事が起こっているのか、そしてその気持ちをどう処理したら良いのかをご紹介します。

身近に潜んでいる疎外・孤独感

社会的疎外というと、「非社会的な行動や言動、例えば犯罪などをしなければ、そんな状態にはならないのでは?」と普通考えますよね?でも、私達の毎日の生活のそこ・ここに‘疎外感’を感じる事は実はたくさんあるのです。

例えば、仲良しの同僚たちとのランチに今日は誘ってもらえなかった、週末の友達の誕生日パーティに招待されなかった、両隣の2家族が連休にキャンプに出掛けてウチだけ声が掛からなかった、そして「夜のお誘い」を彼に断られた…など、数えたら切が有りません。

更に最近はフェイスブックやLINEそしてTwitterなどで、Like投票やコメントを貰えない、フォローされないだけで‘疎外・孤独’を感じる人も年々増えている様です。

‘仲間外れ’にされると人は「痛み」を感じる

仲間外れにされた事を発見したり、気付いたりすると‘心’が痛み、悲しくなります。でも、痛みを感じるのは心理的だけでは無く、身体の痛みとなって表れる場合も多いそうです。

というのも、私達の脳は疎外感を感じると、身体的な痛みを感じた時と同じ脳派の活動を始める事が科学的にも証明されているのです。

実際に、プラセボ(偽薬)と鎮痛剤を使った実験でも鎮痛剤を使ったグループは頭痛などの体の痛み、と共に疎外感から受けた心理的な痛みが軽減されたのに対し、プラセボを使ったグループにはその効果が表れなかったそうです。

しかも、身体的に受けた傷というのは時間とともに消え暫くするとどこに傷が有ったのかさえ分からなくなりますが、心理的に受けた痛みというのは似たような状況に遭遇すると、フラッシュバックとして鮮明にその記憶と感情が蘇ってくるのです。

孤立、疎外感はストレスとなり様々なリスクを引き起こす

誰も好んで孤立し、疎外される訳は無く、このマイナスな感情はストレスとなり私達の心身に良くない影響を及ぼします。

ストレスは免疫システムに作用し、健康を害する事も多く、心臓病を始めとする循環器系疾患、ストレスによる過剰なカロリー摂取で肥満や糖尿病に、それにガンやうつ病などをも引き起こしかねません。

そして、なにより社会から拒絶された、受け入れられなかったという精神的なショックから自尊心を失い、何をするにも自信が無くなり判断力も鈍り健康や人生においての重要な決断にも支障が現れます。

現に、心理学の調査で疎外感を経験した人達にIQテストを受けてもらったところ、一時的に記憶する能力や決断力に欠けてしまった事が分かったそうです。

判断力の低下でお財布も空になる?!

社会の輪から外れ、受け入れてもらえなかったという焦りから、人間が何をまず初めにしようとするかというと、「信頼や人気を取り戻す」こと。

そして、手短に人気を取り戻そうと、「お金持ちになれば人気が戻る」という安易な考えからギャンブルや宝くじに大金をつぎ込んだり、羨ましがられる事で、話しかけるきっかけになるという思いから、ブランド品を買い集めるなどの極端な行動に出る人も少なくない様です。

また、精神的な痛手から毎日飲みに出歩いたり、違法なドラッグに手を染める人もいて、経済的に圧迫してしまうという悪い結果も孤独には付き物なのです。

疎外感を感じた時に最初にする事

仲間外れにされてしまった理由が分からない場合:

どうしても理由が分からないけれど、仲間の集まりに呼ばれなかった、ネット上のメディアでの友人たちの反応が無いという時には、直ぐに「仲間外れ!」と悲観的にならず、まずは相手の立場になって考えてみましょう。

以前、友達に「今週は忙しい」とか「体の調子悪い」などと言いませんでしたか? もしかして、友人はそれぞれ、仕事やプライベートで忙しくてネットをチェック出来ていないのでは?

案外、思い過ごしという事も多いので、余り敏感になり過剰反応すると、かえって相手を怒らせるか、または本当にドン引きされてしまう可能性もあります。

仲間外れにされた理由が明らかな場合:

明らかに自分がした行動や、言ってしまった言葉で相手を傷つけ、嫌がられてしまった場合は、その相手にまずは謝る事です。

そして自分には落ち度は無いと思っていても、やはり社会生活を営む上では「負けるが勝ち」という事も大いにあるので、謝ってその後のトラブルを防げるのであれば「謝る価値は有り!」と考えるようにしましょう。

また、それでも効果が無い、あるいは相手が嫌がらせで有りもしない中傷を広げた結果であるのなら、その交友の輪からは離れ、新たな人間関係を探した方が無難かもしれません。自分の精神状態を害してまでそこに留まる意味があるか無いかを見極めましょう。

その昔、集団が団結して狩りなどで食糧を調達しなければならなかった頃には、孤独は正に「死」を意味していました。よって「村八分」と言われる社会的疎外をし、集団生活を乱す者を諭し、戒める意味も有ったのだと思います。

現代は孤立しても直接死に繋がる訳では無いにしても、心身に悪影響を与え病気に至らしめる可能性もあり、この事からも今も昔も人は集団の中でしか生きて行けないのです。

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