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アメリカのお母さんはどのようにして子供用の映画を選んでいるの?

Date:2013.11.18

残酷な描写や嫌な気分になる映画がこの世の中に至る所で製作されています。このような作品は大人になってから楽しむ分にはいいのですが、子供たちへとなると考えものです。

表現の自由を不当に制限させるのは考えものですが、大量にある玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の作品群を目の当たりにして、母親として子供に見せていいのか悪いのかの判断力をきちんと持つ必要があると思います。

感動し心が温かくなるもの、知識が増えるものなど子供たちが映画を通じて日常で経験できないことを体感することは素晴らしことです。

映画大国のアメリカの母親はどのようにして子供用の映画を選んでいるのか?またその取り組みをここでお伝えしたいと思います。

子供に適切な映画かどうかチェックする機関が半端じゃない米国

私の子供時代、そう約30数年前の子供の映画と言えば「東映まんがまつり」と手塚治虫氏のアニメーションやディズニー映画など…。情報も今のようにネットがないので限られている中、作品を選び、母と一緒によく映画館へ行って見た記憶が残っています。

今ではアニメーション映画でもCGを駆使したもの、SFもの、昔ながらのアニメーション、実写版、ドキュメンタリーなど様々なカテゴリーから選んで子供に見せることができます。

しかしあまりにも作品があり過ぎるので、何を子供に見せたら良いのか迷ってしまいます。アメリカではどうでしょう?さすが国策にも映画を使うだけあって、子供の頃より映画に慣れ親しめるようにあらゆる工夫がされています。

例えば、学校の授業に映画を見せるのは当たり前、週末や夏休みなどのお休みの時は必ず家族で映画を見に行くなど…。日本よりも映画を身近に感じるアメリカは、生活の中に映画がしっかりと根付いて教育に活用していると思われます。

それを見越してか、映画製作者側も子供向けやファミリー向けの映画はわんさと製作していきます。   

しかし、注意をしないとファミリー用の映画とうたっていても、タバコやアルコールが出てくるシーンや暴力や悪い言葉の台詞がワンシーンでも中に含まれていることがあります。なので厳選なるチェックが必要となるわけです。  

そこでアメリカでは映画ポスターなどの広告や予告編の中に必ずフイルム・レイティングというサインが表示されています。この作品は年齢制限があるのかないのか?子供への悪い影響は与えないか?など。

日本では「R指定」と言えばお分かりになる方が多いと思います。アメリカでは驚くことにおよそ40年前よりMPAA(Motion Picture Association of America=モーション・ピクチャー・アソシエーション・オブ・アメリカ)がこのレイティングシステムを行っています。

現在のアメリカでは日本より1個多めにカテゴリー化してレイティングしています。次の通りです。

子供に映画を見せていいかどうかの指針となるレイティング

アメリカのフィルム・レイティング表 film Rating.comより

上記の表を解説しますと次の通りになります。

  • G (General audiences)・・・年齢制限なし。すべての年齢層の人が見られる。
  • PG (Parental guidance suggested)・・・基本的には年齢制限はないが保護者が事前に内容を検討するよう提案している。
  • PG-13 (Parents strongly cautioned)・・・13歳未満の子供は保護者の厳重な監視が必要。
  • R(Restricted)・・・17歳以下の観賞は保護者の同伴が必要。
  • NC-17(No children under 17)・・・17歳以下の観賞を全面的に禁止したもの。18禁と同じ。

アメリカではどんな人がレイティング指定しているの?

子供にふさわしい映画かどうか厳しい目でチェックする機関は、各州より5歳~17歳の子供を持つ親を数名雇って公開前の映画を見てもらい、シートのアンケートに答えてもらう、そしてグループディスカッションをしながらレイティングを決めているそうです。

1984年以降に、スティーブン・スピルバーグ製作の「グレムリン」や「ポルターガイスト」「インディージョンズ」シリーズなど子供たちに見せるべきかどうか評価がわかれる作品が出てきました。そしてPG-13指定というレイティングも同時期に登場となりました。

スピルバーグ監督は、もし「グレムリン」などの自分の作品がPGでは指定できず、R指定にされたら即刻意義を唱えると言っていますが、結局これらの作品がPG-13というレイティングに指定されたので、それについては適切な評価とし異議なしという見解を述べています。

それにしても年間6万作品以上のマーケティングとレイティング付けを行っているMPAAはすごいと思います!そしてアメリカ人の親がこのレイティング表示に絶大なる信用を寄せていることが分かります。 

一方、日本でのレイティングはどうなのでしょう?

日本でのレイティングは映倫が決定をしているそうです。下記が日本の現在のフィルム・レイティングです。

映画倫理委員会のHPからのレイティングのポスターより

映倫では上記のような表示をして、子供用の鑑賞映画のチョイスは親に任せる方針をとっています。上記の表を解説しますと次の通りになります。

  • G・・・アメリカと同じくすべての年齢層の人が見られる
  • PG12・・・12歳未満(小学生)の子供は保護者の助言や指導が必要
  • PG15+・・・15歳未満子供の観賞を全面的に禁止したもの。
  • R18+・・・18歳未満の観賞を全面的に禁止したもの。俗にいう18禁のこと。

まずはこのサインに気を留めて作品選びをしてみることをお勧めします。

いかがでしたか?これを機に子供たちへ良質の映画を沢山見せてあげて下さいね。

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