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防犯 | 女性の美学
https://josei-bigaku.jp/lifestyle/crime-prevention/

いつも狙われているという警戒心を持とう!女性の防犯対策について

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昨今、女性が殺人や誘拐などの被害に遭ったという事件を耳にすることが多くなりました。

  • 「一人暮らしだし家には盗られるものなんてないわ」
  • 「高級品なんて持ってないし私は大丈夫!」
  • 「オートロック付きのマンションだから安全」

と自分のまわりには危険がないと考えていませんか?

できることなら自分のまわりは安全と思いたいもの。しかし、女性のまわりにはさまざまな危険が潜んでいるのが現実です。

「本当に大丈夫?!」あなたの防犯意識の高さをチェック!

まず、あなたの生活習慣や日常生活を振り返り、防犯意識の高さをチェックしてみましょう。

何気なく過ごしている毎日。頭では理解していても実践できているものは意外と少なくありませんか?

  • 歩きながら携帯電話で話したり、歩きながら音楽を聴くことがある。
  • 毎日同じ時間、同じ電車/バスで通勤/通学している
  • 行きつけのコンビニがある
  • トートバッグなど口の開いたバッグを持つことが多い
  • 自宅のポストには郵送物が溜まりがち
  • 夏は窓を開けて寝ることがある
  • 洗濯物は外に干しっぱなしにして出かけている
  • ゴミ出しくらいなら家のカギをかけないで捨てに行くことがある
  • 部屋の合かぎを彼や友人に渡している
  • SNSを使ってリアルタイムに情報公開している

頭では“やってはいけないこと”と思っていても、実際に出来ていないことが多くありませんか?

ひとつも当てはまるものがなければ、あなたは防犯意識の高い“防犯女子”。

でも、ひとつでも当てはまるものがあれば、これから紹介する防犯対策を日常生活に取り入れていみてください。きっと、防犯意識も変わってくるはずです。

被害者の多くが女性の犯罪は?

警察庁が発表している最新のデータによると、2013年中に発生した犯罪被害のうち、女性が被害者となる割合が高い犯罪は次の通りです。

罪種 被害者数(人) 割合(%)
強姦 1410 100
強制わいせつ 7463 97.3
公然わいせつ 1158 94.0
略奪誘拐 185 74.6

一目で分かるように、女性が被害者になる割合が高い犯罪は性犯罪につながるものばかりです。

犯罪とは精神的ダメージを受けるだけではありません。性犯罪のような犯罪被害に遭うと、心身ともに大きなダメージを受けます。

これからの犯罪被害に遭わないためには、まずはこのような被害が起きているという事実を認識し、“防犯意識”を高く持ち、日ごろから防犯対策を実践することが大切です。

20歳~40歳代の女性は要注意!「ひったくり」の実態と対策

強姦や強制わいせつだけでなく、日常生活のなかには女性が狙われやすい犯罪があります。その一つがひったくりです。

ひったくりとはバイクや自転車で後方から追い越しざまにバッグなどをひったくる犯罪です。

ひったくりの被害者の8割以上は女性。なぜ被害者の多くが女性なのでしょうか?

女性が狙われる理由

それは、女性の持ち物やバッグの持ち方にあります。ご自身の普段のバッグやバッグの持ち方を思い浮かべてください。

  • お財布・携帯・電話など貴重品はすべて一つのバッグの中に入れている
  • 口の空いたトートバッグを使っている

狙われる最も大きな理由は、「バッグを盗めば多くの貴重品が一度に手に入る」からです。

女性は男性のように洋服のポケットなどを使い、貴重品を分散して持つことが難しく、現金、クレジットカード、運転免許証、自宅のカギ、携帯電話に保存された多くの個人情報など大切なものがすべて同じバッグの中に入っているということです。

そして、手に持つ、肩にかけるだけでは、容易にひったくることができてしまうのです。

年齢別に見るひったくり被害

被害者で最も多いのは高齢者の女性です。高齢女性がひったくりに遭ったという事件を耳にしたこがある人も多いことでしょう。

しかし、高齢女性に次いで多いのは20歳~40歳代の女性です。

警察庁の最新データによると、2013年中に発生した女性のひったくり被害者は7908人。そのうち60歳以上の女性が2579人、そして20歳代の女性の被害者数は1458人でした。

帰宅時間が「ひったくり」に遭いやすい

ひったくりは夜6時ごろから深夜にかけて多く発生します。なかでも午後8時から午前1時ごろがピークです。

暗くなり始める時間、そして帰宅する人が増える時間帯ですね。

ひったくりに有効な防犯対策

まずは貴重品を分散して持つことです。そこで、おススメするのが“ダブルバッグ”使い。

たとえば、仕事道具や化粧ポーチなどは大きめのバッグに入れて、お財布や携帯電話は小さめのバッグに持ってみるなど、分散方法も工夫をしてみてください。

このとき、小さめのバッグは肩から斜め掛けできるようなポーチにすると、持ちやすく、ファッションの邪魔にもなりませんし、ひったくられにくくなります。

そして、歩き方も大切です。ひったくられにくい歩き方は次の通りです。

これが実践できたらひったくりのリスクも低減されるでしょう。

  • ガードレールなどがある歩道を歩く
  • 車道から離れて歩く
  • バッグは車道と反対側に持つ
  • 夜は街灯のある明るい道を歩く

女性の大敵「チカン」。被害に遭わないために即対策を!

通勤・通学時間は電車やバスが混んでいて「チカン」被害が発生しやすい時間です。

チカンで嫌な思いした女性も少なくないはず。今日からできる対策でチカン被害に遭うリスクを減らしましょう。

人の目が届きにくい場所はNG!

まずはチカンが発生しやすい場所をできるだけ避けることです。

電車の車両の端や連結部に近い場所
奥まった場所はほかの乗客の目が届きにくだけでなく、逃げようと思っても逃げ場がないので避けましょう。
ドア付近は狙われやすい!
電車のなかでも一番混雑する場所です。特に満員電車では隣の人と接触してしまうことも。チカンはこの“接触のしやすさ”に着目し、ドア付近でチカンを試みることがあります。また、急行や快速など、電車が停車しない区間が長い電車は容易注意です。

チカンから身を守る方法

不快な思いをしないためにも、自分でできる対策は積極的に取り入れたいもの。多少面倒くさいと思うことでも、一工夫することがチカンを遠ざけます。

  • 女性専用車両がある場合は活用する
  • 比較的空いている車両を選び、自分の立つ場所を意識する
  • 服装を意識をして、車内ではストールを一枚羽織るなど肌の露出を抑える
  • チカンかチカンでないかはっきりしない場合は体をずらすなどして距離をつくる
  • 明らかにチカンだと思ったときは、周りの人に助けを求める

ストーカーは元恋人や友人?!

2015年中に日本で発生したストーカー犯罪は2万1968件。そのうち約9割が女性の被害者でした。

ストーカーとは執拗につきまとう行為ですが、過去にはつきまとい行為が発展して性犯罪や殺人に至ったケースもありました。

個人情報の公開がつきまといの手助けに

大切な友人や恋人がストーカーだなんて考えたくありませんよね。

ストーカーと被害者の関係を見ると約5割が(現)恋人または(元)恋人という警察庁の統計があります。

そして、配偶者や知人友人をはじめ面識のある人がストーカーだったという数字を合わせるとその数は約8割になります。

親しい仲にも礼儀ありと言われるように、親密な仲であっても節度をもってお付き合いすることが良い関係を続けることにつながります。

“つきまとう”ためにはその人の情報が不可欠です。

次のような行為はあなたの情報をあなた自身が流出していることにつながりかねません。

特にSNSなどを活用して情報共有するときなどは、慎重に情報を公開してください。

  • 「誰と」「どこで」「何をしている」といった情報をリアルタイムでSNSに載せない
  • 特に初対面の人にはあなたの住所、電話番号、勤務先、家族構成などを教えない
  • 安易に部屋の合かぎを作って友人や恋人に渡さない
  • 出勤時間や出勤ルートなど、生活パターンをワンパターン化しない
  • レシートやクレジットカードの明細など自分の嗜好が分かるようなものはシュレッダーを使うなど、読み取れないようにして捨てる

万一、「つきまとわれている」「不安を感じる」ときはすぐに警察に相談しましょう。

「#9110」は警察の生活の不安に関する相談窓口です。大きな被害につながる前に助けを求めることが肝心です。

イベントの多い夏!夜の一人歩きは危険がたくさん

花火大会や夏フェスなど、夜のイベントが多くなる夏。

疲れているときや、お酒を飲んだあとは特に集中力が散漫になり、防犯意識は遠くへいってしまうことも・・・・。

夜道の歩き方をマスターして安全に帰る

夜は人目が少なく、日中に比べて周囲が見えにくいため、ひったくりやストーカー、強姦などの被害に遭うリスクが高くなっています。

楽しい思い出が犯罪に巻き込まれて失われてしまうことがないように。
夜道を歩くときの有効な対策をご紹介します。

  • 街灯のある明るい道を歩く
  • 音楽を聴いたり、携帯電話で話しながら歩かない
  • ときどき後ろを振り返り、不審者などがいないか確認する
  • 防犯ブザーを持つなど、防犯グッズを活用する

携帯電話で話しながら歩くのは防犯対策につながるというのは間違い。

話していると意識が会話にいき、後ろから近づいてくる人の気配や音が聞こえないこともあります。しっかりと防犯を意識して歩くことが大切です。

女性のお部屋には“宝物がいっぱい”

「一人暮らしだし、金目のものなんてないから泥棒には狙われない」と思っていませんか?

少し、お部屋の中を思い返してください。ブランドのバッグや洋服、アクセサリー、お友達の住所などが入ったパソコンなどはありませんか?

泥棒にとってこれらはすべて盗む対象物です。

大切なものや貴重品はカギのかかる場所に保管しておくこが大切です。

女性の一人暮らしを悟られない。できる防犯対策は?

また、最近は不在時に住宅に侵入して盗みを働くだけでなく、在宅中でも気づかれないように侵入する「居空き(いあき)」や就寝中に侵入する「忍び込み」といった手口も増えていきています。

万が一、在宅中に侵入されて、鉢合わせになってしまったら、性犯罪や殺人につながることも考えられるので、しっかり対策したいもの。

玄関や外から見えるお部屋はシンプルに
玄関にパンプスやミュールなどが並んでいると、一目で女性のお部屋だと分かりますよね。また、外から見えるお部屋の窓周りに女性らしいカーテンや小物が見えるとやはり女性の部屋だと悟られます。靴はできるだけ収納し、外から見える部分はシンプルを心がけましょう。
お部屋の変化が一目でわかるように、整理整頓を
不審者や泥棒が侵入した形跡がすぐにわかるよう、お部屋をキレイにしておくことが大切です。“汚部屋”だと、万一泥棒が入っても気づかず、知らないうちに大切なものが盗まれているかもしれません。
窓の開放は最小限に
換気や寝苦しい夏の対策として窓を開けっ放しにしていませんか?特に目の届かないお部屋の窓の開けっぱなしは危険です。そこから侵入者が入ってくるかもしれません。また、閉め忘れなんてこもと・・・。就寝中の窓の開放がとても危険ですので、エアコンや扇風機の活用をおススメします。

女性だからこそ使いたい防犯グッズ

世の中にはさまざまな犯罪があります。そして女性だからこそ狙われる犯罪も。

そして、犯罪が凶悪化する現在、モノが盗まれるだけでなく、性犯罪や命を狙った犯罪も出てきています。

しかし、24時間「防犯を意識する」のはとても難しいもの。

そんなとき、防犯グッズを持っておくと、いざという時に使えるし、グッズを目にすることで「気をつけよう!」という防犯意識をリマインドしてくれます。

防犯ブザー
電車内でチカンに遭ったときに防犯ブザーを鳴らしたり、夜道で怖いと思ったときに鳴らすことで、周囲に異常を知らせることができます。そして、バッグに入れておくだけでも、ブザーを目にすると「防犯しなきゃ!」という気持ちにさせてくれるハズです。
窓用補助錠
両面テープなどで窓に貼り付けるタイプや、窓枠レールに置いて使うタイプなど、工具を使わずに簡単に設置できます。補助錠をつけることで、窓をダブルロックにすることができます。
セキュリティ専用端末「ココセコム」
セキュリティ会社・セコム(株)が提供するサービス。GPS機能が搭載されていて、夜道などで不安を感じたときに、ボタンを押すだけで、セコムに異常を知らせ、必要に応じてセコムが駆けつけてくれるサービス。900円/月(税別)から屋外用の本格的な防犯サービスが受けられます。

ぜひ、防犯グッズを活用することをおススメします。

犯罪はいつもあなたの側に!いつも警戒心を高く持とう

いかがでしたか?

防犯対策の初めの一歩は“防犯を意識すること”。

意識するだけで、日常生活の行動が少しずつ変化してくるはずです。

ぜひ、今日から犯罪を寄せ付けない“防犯女子”になってください。

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