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ストーカー被害に遭わないために、知っておくべき対策とは?

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昨今、男女問わずストーカー被害が後を絶ちません。中には殺人や傷害に繋がる悪質なケースも。交際相手だけでなく、ほとんど面識のない相手がストーカー化する場合もあり、誰もが他人事とは言い切れないのが現状です。

今回はストーカー被害を防ぐために日頃から心がけることや、万が一ストーカー被害に遭ってしまった場合、どうすればいいかなどをご紹介したいと思います。

被害件数は2万件強!年々増え続けるストーカー被害

ストーカーとは、特定の相手につきまとい、迷惑をかけたり怖がらせたりする人のことを言います。待ち伏せやいたずら電話、盗聴や脅迫など嫌がらせの形態は様々。

日本では長く警察の民事不介入により取り締まりができませんでしたが、桶川ストーカー殺人事件を機に、2000年にストーカー規制法が制定され、ストーカーの加害者に対し警告や処罰を与えることができるようになりました。

しかし、ストーカーの被害件数は年々増え続け、警視庁の発表によると、2014年は何と2万2823件にも上るとか!ただ、これは単純に被害が増加したというより、規制法の認知度が高まったことで、警察に相談する人が増えたり、事件化するケースが増えたことも関係しています。

もしもの時のために、知っておきたい!「ストーカー規制法」

2000年に制定された「ストーカー行為等の規制等に関する法律(通称:ストーカー規制法)」とは、どんな法律なのでしょうか。詳しくご紹介していきましょう。

ストーカー規制法の対象となるのはどんなケース?

ストーカー規制法の対象となるのは、個人の身体、自由や名誉に危害を及ぼす可能性のある「つきまとい行為」と「ストーカー行為」の2つです。

ストーカー行為はつきまとい行為を特定の相手に繰り返して行うことで、被害者が告訴すれば処罰を与えることもできます。また、本人だけでなく家族や恋人、会社の同僚や上司など被害に遭った場合でも、規制法が適応されます。

ただし、ストーカー規制法の対象となるのは、恋愛感情などの好意が満たされなかった場合に、恨みの感情を充足させる目的で行われるつきまとい行為に限られます。
例えば加害者と被害者の間に金銭の貸借があり、お金を返してもらうためのつきまとい行為の場合は、ストーカー規制法の対象外になります。

つきまとい行為とはどんな行為?

ストーカー規制法では、以下の8つの行為をつきまとい行為と規定しています。

つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
尾行したり、学校や職場に押しかけたり、進路に立ちふさがったりする行為のこと。
監視していると告げる行為
帰宅した直後に「お帰りなさい」と電話したり、行動を告げて監視していることを気付かせる、インターネットの掲示板に相手の行動を書き込むなどの行為。
面会や交際の要求
面会や交際、復縁などを迫ったり、贈り物を受け取ることを強要するなど。
乱暴な言動
「バカヤロー」、「死ね」など乱暴な言葉を浴びせたり、メールを送ったりする。家の前で大声で怒鳴ったり、車のクラクションを鳴らすなどの乱暴な行動を取る。
無言電話・連続した電話・ファクシミリ・電子メール
拒否しているにもかかわらず、何度も電話やメール、ファックスを送ってきたり、無言電話を繰り返す。
汚物などの送付
汚物や動物の死骸など、不快感を与えるものを自宅や職場に送りつけること。
名誉を傷付ける
相手を中傷したり、名誉を傷付けるような内容を告げたり、メールを送ったりする。
性的羞恥心の侵害
わいせつな写真などを自宅に送りつけたり、電話や手紙で卑猥な言葉を告げ、辱めようとする行為。
このような行為で困っている場合は、すみやかに警察に相談しましょう。相手に警告を与え、それでもやめない場合は「ストーカー行為」とみなされ、告訴により処罰の対象にもなります。

なぜストーカーになるのか?知らずに境界を超えている場合も…。

ストーカーになってしまった人の多くは、当初は相手に嫌がらせをするつもりなどなかったとよく言います。

急に連絡が途絶えたりすると、理由を知りたい気持ちなどから、つきまとい行為に繋がるケースが多いようです。この時点ではまだ、本人も迷惑行為だと気付いていないことが多いです。

しかし相手に避けられているうちに憎しみが募り、迷惑がられていることが分かっているにもかかわらず、気持ちに歯止めがきかなくなり、行動がエスカレートしていきます。

根底には、これほど想っているにも関わらず、どうして相手は分かってくれないのかという苛立ちと、自分の気持ちを無下にした相手への復讐心があるようです。

ストーカーになりやすい人の特徴とは?

ストーカーになりやすい人には、以下のような特徴が挙げられます。

  • 異常に嫉妬深く、束縛が激しい
  • 社会的ステータスにこだわり、見栄っ張りである
  • 同性の友人が少ない
  • 親に溺愛されて育った。母親への依存心が強い
  • 恋愛経験が少ない
  • 自己愛が強く、何でも自分の思い通りにしないと気が済まない。自分の主張を否定されたら激怒する
  • 1日のメールや電話の回数が異常に多い
  • 感情の浮き沈みが激しい
  • ネガティブで過去の嫌な出来事を詳細に覚えている
ステータスにこだわり、見栄っ張りなのは自信のなさの裏返しです。メールや電話の履歴をチェックしたがるなど束縛が激しいのも、しっかり繋ぎ止めておかないと愛情が離れてしまうという不安があるからでしょう。相手への執着が強いため、拒絶されると裏切られたという気持ちを強く感じ、常軌を逸した行動に出てしまうのかもしれません。

ストーカー被害に遭いやすい女性の特徴とは?

ストーカー被害は、女性の性格や行動が原因の一端を担う場合もあります。ストーカー被害に遭いやすい女性の特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 嫌なことをされても、嫌だと言えずに我慢してしまう。
  • 八方美人である
  • 他人の話をすぐに信用する
  • 比較的裕福で、両親からあまり叱られずに育った
  • 時間にルーズで約束をあまり守らない
  • 付き合いが面倒になると連絡を拒絶する
  • 優柔不断で情に流されやすい
  • 恋愛体質で、常に恋人がいないと駄目だ
  • 熱しやすく、冷めやすい
相対的に見て、人当たりがよくて自己主張が控えめ。他人と揉めるのが嫌で、縁を切りたい相手には直接伝えずに突然着信拒否にしたり、電話番号を変えたりするタイプが多いよう。また、恵まれた環境で育ったため、人を疑うことを知らず、相手を見極める能力に乏しいところがあります。「何であんなのと付き合ってるの?」とよく友人に指摘されるようなら、あなたも予備軍かも!?

もしかしてストーカー?と思った時に打つべき対策6ヶ条

ストーカーはなかなか完全には予防できないもの。自分では気を付けているつもりでも、相手にどういう受け止られ方をするか分かりませんし、面識のない人からつきまとわれるケースもあります。

もし「これってストーカーかも?」と思うような出来事があった場合、どうすればいいのでしょうか?できる対策をまとめました。

ストーカーの疑いがあれば、まずは警察に相談を!

つきまとい行為などで悩んでいる場合、まずは警察に相談しましょう。その場合、電話の録音やメールなど、証拠となるものがある方がいいです。

警察では3段階に分けて対策を講じてくれます。

  1. 警告
    加害者を警察署に呼び出して書面を交付したり、電話で伝えたりして、つきまとい行為をやめるよう警告を行います。
  2. 禁止命令
    警告したにも関わらずつきまとい行為が繰り返される場合は、各都道府県の公安委員会から書面で禁止命令が発されます。ただ、この時点では行政処分ですので、刑事処罰が下されることはありません。また加害者が禁止命令が不当と考える場合は、裁判で争うことができます。
  3. 禁止命令の罰則
    禁止命令が出されたにも関わらず、つきまといやストーカー行為が収まらない場合は刑事処罰が下されます。つきまとい行為の場合は50万円以下の罰金、ストーカー行為に対しては1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる場合があります。
凶悪な事件の場合、警察の対応が後手に回っている印象がありますが、警告や禁止命令には一定の効果がありますので、まずは警察に相談するのが賢明でしょう。また、被害者が求めれば、防犯ブザーの貸し出しや、相談できる民間団体の紹介など、加害者に直接働きかける以外の援助も行っています。

あなたは大丈夫?SNSから洩れる個人情報が意外に怖い!

ネット社会の今、何らかのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に登録している人がほとんどだと思います。しかし、不用意に住所などの個人情報が分かる写真を投稿したりしていませんか?

ベランダから映した風景写真などからだいたいの住所が割り出せる場合もあるようなので、個人情報に関わる写真を投稿する場合は、見ることができる人を限定するなど、慎重になるようにしましょう。

防犯グッズなどを用いて自己防衛を!

警察に相談したとしても、常に護衛してもらえるわけではありません。自分の身を守るためには、自分で対策を講じる必要もあります。

市販の防犯ブザーを持ち歩いたり、自宅に非常ベルを設けたり、できれば一人で夜道を歩くことも避けるようにしましょう。

また、ごみを出す際も、念のため個人情報が分かるようなものは切り刻んで捨てた方がよいかもしれません。

相手に期待させるような曖昧な態度を取らない

もしあなたが迷惑だと思っていても、言い出せなくて愛想よく振る舞っていると、相手は自分に好意を持ってくれていると勘違いしてしまう可能性があります。

相手と親密になる意思がないのであれば、期待させるような素振りを見せないのも優しさです。もし対話ができる相手であれば、迷惑であることをはっきりと伝えてみてもいいかもしれません。

ただ、拒絶されたことで逆上する人もいるので、相手と状況を見て慎重に行動するようにしましょう。

いたずら電話やメールなどの記録は保存しておく

被害を訴える場合、物証がないと警察が的確に動いてくれない可能性があります。口頭で被害を訴えただけでは、被害が真実であるか、警察も判断できないためです。

いたずら電話などは録音するようにし、メールも保存しておきましょう。また付きまとい行為に遭った場合は、日時や場所などのメモを取っておくといいでしょう。

弁護士や探偵事務所など、第三者を介して解決する

警察には寄せられる相談件数も多いので、差し迫った危険がなければ、本腰を入れた対策を講じてもらえないのも事実。また、公的組織ゆえの限界もあります。

迅速に事態を解決したいのであれば、弁護士や探偵事務所などを利用するという選択肢もあります。ストーカー対策を専門に行う業者も存在するので、検討してみるのもいいでしょう。

ただ、こうした第三者を介した場合、まとまった費用が必要になることも覚悟しておいてください。

もしかしたら逆効果!? 間違いかもしれないストーカー対策

つきまとわれたりすると恐怖心からやってしまいがちなのが、いきなり電話番号を変えたり、引っ越したりといった連絡を断絶する方法。

しかし、あなたに避けられている理由を知りたくてつきまとっている場合、拒絶されたことでさらに行動がエスカレートする可能性があります。

また、親や恋人を介して迷惑であることを伝えてもらう人もいますが、最悪の場合、仲介者も憎悪の対象となり、ターゲットが拡大してしまう可能性もあります。

ストーカー被害にあった場合は、警察など適切な機関に相談し、加害者には本人からきっぱりと拒絶の意志を伝えることが有効だと思われます。

ストーカー被害は早めの対策が肝心!一人で抱えこまずにすぐに相談を!

いかがでしたか?ストーカーといっても、重大な犯罪に繋がるケースはごくわずか。実は愛情とストーカーの境界はかなり曖昧だったりもします。そのため、この程度で相談していいものかと、一人で抱えこむ人も多いかもしれません。

しかし相手側に悪意はなくても、あなたが迷惑や恐怖を感じ、日常生活を平穏に送れないのであれば、対策を取る必要があります。

警察に相談すると大事になると懸念しているかもしれませんが、即座に警告や禁止命令を発さずとも、何らかのサポートが受けられる場合もあります。ストーカーは時間が経つにつれ行動がエスカレートする場合が多いので、早めに助けを求めることが大切ですよ。