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教育学者に聞く、育児の大切さ。経済格差よりママの知識欲格差に注意!

Date:2012.10.21

家がお金もちじゃないと、子どもは賢く育たない?それは、真理でしょうか?確かに経済事情は一番数字ではかりやすいものです。しかし、この経済格差=教育格差に疑問を唱えるドイツで幼児教育学を研究する日本人女性に出会いました。

東大生の親は年収1000万以上?

親の経済格差が子どもの教育格差に影響する・・・つまり親がお金持ちなら、小さなころから学習塾に行かせたり、家庭教師をつけて、結果いい大学に進む。

その後は上場企業に入るか、難関資格所得者になって、またお金持ちになり、その子どももまた・・・という循環が続く。つまり、どこかの代でお金持ちにならないと、その家計には賢い子どもは育たない。

しかし、現在社会ではお金持ちになることはそう平坦な道のりではない、だからみなさん「そこそこ」であきらめよう。親が悪いのではなく社会が悪いのです、という意見を聞きます。

そこに追い打ちをかけるように、東大生の親の所得を調べる機関があったり、子どもにかける教育費を大学のレベル順に比べたりするマスコミがいます。

確かに、教育にはお金が必要です。私大の医学部や音楽系に進むとなれば、それこそ一軒家を購入するような覚悟が必要でしょう。残念なことに、日本はまだそういう国です。

しかし、それだけが、子どもの教育格差を生むのでしょうか?私も含め親たちは、そこを理由に子どもの教育をおろそかにしてないでしょうか。

幼児教育学者に聞く

日本で教育学を専攻後、ドイツに渡航しさらにその地の博士課程で研究を続ける日本女性に出会いました。彼女はこの「親の経済格差が子どもの教育格差を生む」ことにNOと答えます。

彼女は子どもの「知りたい」「学びたい」「理解が楽しい」という知識欲は経済状況ではなく、周囲の大人からの影響だと言います。

例えば、ママが本をたくさん読み、常に学ぶ姿勢を忘れずに勉強することに積極的な家庭の子どもは、やはり同様に知識欲を持ち、学業でもいい成績をおさめます。

それにはその家の収入は関係ありません。強いていうなら、そのような姿勢で生きてきたママのキャリア(学歴のみならず職歴や社会活動)の格差があります。

「忙しい」「時間がない」「つまらない」と連発し、社会に目を向けないママの子どもと格段に差がでる、と言うのです。

しかし、この数字のように目で見えるものと違い「知識」「知識欲」は目に見えません。しかも、つつかれると痛い場所なだけに、今まで語ることがタブー視されてきた風潮さえあったそうです。

しかし最近になって、諸外国の新進研究者もこの事実に注目しはじめました。

特に幼児期が大切

ママ(あるいはパパ)の近くで過ごす幼児期こそが、学ぶ姿勢を親から受け継ぐかどうかが要になります。幼稚園までの期間に、その子には問題に対し解決したいという意欲が生まれるか、周囲の大人から学びます。

大人たちが問題をそのままにせず、常にわかろう、知ろうとする力を見せることで、子どもも自然にその姿勢に同調していきます。これが大人になった時の「問題解決能力」につながります。

しかし幼稚園が義務化され、予算を十分にとれる北欧にくらべ、日本の幼児教育はあまりにも遅れています。

「とりあえずお友達と遊んで、保育者がいるところ」という感覚で子どもを幼稚園に預ける親も多いですし、何より、国や市町村からの補助も少なく、理想の教育ができない現状があります。

保育園、子ども園のみならず幼稚園にいたっても、先生は「教育者」でなく「保育者」とみなされることもあります。幼児教育は社会一体となってするもの、という意見は理想論になりつつあります。だからこそ、家庭での教育が大切になります。

まずはママから見直して

すぐにお金持ちになることはできませんが、小さな子どものいるママならば、自分自身を振り返ってみることをはじめたらどうでしょうか?

最近、本や新聞をしっかり読んでいますか?仕事ではどんなことを目標にしていますか?社会にはかかわっていますか?

すぐに全てを変えることは必要ではありません。徐々に、自分自身が学ぶ姿勢を立てていけばいいのです。子どもは親、しかも身近なママをじーっと観察しています。よくも悪くも見本にしてしまうのです。

ママが前向きで何かを勉強しようとするパワーがあると、子どももそれを真似します。やがて本当の自分の力にしていきます。

私たちは親の権利ばかり主張して、小さな子どもの学ぶ権利を忘れてしまいがちです。しかし、子どもにも子どもの権利があります。彼らは小さな1個人です。子どもの力を伸ばす努力をすることは、ママの人生を前向きに明るくすることでもあります。

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