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職場で起きるモラハラのパターン。泣き寝入りせず解決する方法とは

Date:2018.01.31

近年話題になりつつある「モラハラ」。これは「モラル・ハラスメント」の略称です。簡単に言えば「大人が大人に向けてやるいじめ」のようなことを言います。

職場では至るところでモラハラが見られ、被害者は退職に追い込まれると言った酷い事態も多く報告されています。

あなたが職場で抱えている悩みも、もしかしたらモラハラの一種かもしれません。

この記事では、モラハラの特徴と解消法について見ていきます。モラハラを感じたら、泣き寝入りせずにしっかり対処していきましょう。


パワハラやセクハラとどう違う?モラハラの定義とは

「倫理・道徳」を意味する「モラル」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント」が合わさってできた言葉が、モラハラです。

似たような言葉に「セクハラ」と「パワハラ」もありますが、それぞれには違った意味があります。

  • セクハラ…性的な嫌がらせをすること
  • パワハラ…目上の立場の人が圧力を利用し、目下の立場の人に嫌がらせをすること
  • モラハラ…立場に関係なく、言葉や態度で人に嫌がらせをすること

モラハラの厄介なところは、性別や立場に関係なく誰もが加害者・被害者になり得るところです。

「職場いじめ」とも言われるモラハラは、部下が上司に対して、女性が男性に対して…といったように、一見弱い立ち位置にいる人でも行えるのが特徴です。

学生時代のいじめと違い、大人の行うモラハラはとても巧妙で陰湿。被害者側がつい「こんな仕打ちを受けるのは自分に原因があるからでは?」と思わされてしまうようなことばかりです。

身近にこんな出来事はない?職場で起きるモラハラの特徴

実際に職場で起きるモラハラには、次のような特徴があります。被害者はこれを訴える権利がありますから、身の周りに心当たりがないか振り返ってみてくださいね。

一人に対してのみ態度を変える

職場も学校も、同じ「集団組織」のスタイルを取っています。中には周りとは違う変わり者だっているでしょう。

あなたの職場では、複数人で集団を作り、一人をターゲットにして明らかに態度を変えているような場面はありませんか?具体的には、次のような場面です。

一人だけを無視する
職場で特定の一人だけを無視する、といったモラハラがあります。例えば他の人には挨拶をするのに、被害者が通りかかったときだけ無視をしたり、被害者が挨拶をしても周囲の人たちが挨拶を返さないなど…。

職場でのモラハラになると、必要なこと以外のコミュニケーションでのみ無視をするケースも多いため、なかなか証拠が出にくいのが現状です。

孤立させるor仲間外れにする
「仲間外れ」なんて子どもっぽい響きですが、大人だってやります。例えば飲み会や打ち上げのとき、一人だけを誘わない、二次会があることを伝えないなど…。また、特定の一人を除いたチャットグループをつくるなどのケースもあります。

エスカレートすると、仕事中でさえ仲間外れにしだします。一人だけ会議に出席させない…と言ったケースが例ですね。

馬鹿にした態度をとる
一人の発言や行動を周囲で馬鹿にするのも、立派なモラハラです。仕事上での意見や報告をしたときに、半笑いで返事をされたり周りの人たちがクスクス笑う…といった場面がそうです。

このタイプのモラハラは、部下や後輩が結託して上司を陥れようとするときによく見られます。

全く仕事をさせない

「窓際族」という言葉、聞き覚えがありませんか?職場で特定の人たちを、窓際に追いやって重要な仕事を全く回さなくなる…といったものが例です。

重要で手のかかる仕事を意図的に回さず、時間を持て余す環境をつくる行為はモラハラです。

職場での手持ちぶさた、いたたまれなくてすごく嫌ですよね。わざと仕事を回さないクセに「何をしに会社に来てるんだ」なんて陰口を言われる…そんなモラハラが多く報告されています。

能力を活かせる機会を潰して仕事のやりがいを奪う行為は、たちの悪いハラスメントです。

しかもそんなモラハラに限って、加害者側は

  • 「仕事ができない奴(被害者)が悪い」
  • 「仕事は自ら見つけるものなのに、こいつ(被害者)はそれができていない」
  • 「ろくに仕事をしない奴(被害者)は文句を言える立場じゃない」

なんて言うのです。

仕事に支障をきたす嫌がらせ

俗にいう「はめる」といった行為が職場で見られる場合、これもモラハラです。

例えば、会議のあることを一人にだけ報告しなかったり、必要な資料や情報を敢えて渡さなかったりなど…。

ターゲットの人が仕事で失敗をするように仕向けるような嫌がらせを、見たりされたりしたことはありませんか?

「資料を手渡す」のような行為であれば、「渡されていない」と言って加害者側に責任を問うことができますよね。ところが「情報を伝える」など、口頭で証拠の残らない事柄であれば厄介です。

被害者がいくら「そんな情報は聞かされていない」と訴えても、加害者やその周りが「ちゃんと伝えたはずだ」と言い張れば被害者の訴えが取り消されてしまいます。

中身は単純な嫌がらせですが、仕事に支障をきたすミスが出た場合、被害者の職場での立場が大きく脅かされてしまいます。

仕事を一人にばかり押し付ける

仕事を与えないこともモラハラですが、過剰な量の仕事を一人に押し付けるのもモラハラです。

頼みごとを断るのが苦手な性格の人ほど、ターゲットにされて仕事を押し付けられやすくなります。

中でも多いのが、責任の重い仕事よりも責任が軽く、本来の能力にそぐわない簡単な仕事を押し付けられるもの。

  • コピーやファックス
  • お茶くみ
  • シュレッダー
  • 社内の掃除

などが例です。

抱えている仕事にさらに上乗せして仕事を押し付けられると、当然一人では消化しきれなくなり、飽和状態になります。

そして慌てる被害者を見て、「まだ終わってなかったの?」と中傷タイプのモラハラに連結することも。

上司や先輩に相談しても、「断らなかったお前が悪い」と冷たくあしらわれることもあります。

休憩や休日が取りづらい

「休憩に行ってきて良いよ」と言われて素直に休んでいたら、他の人から休んでいるのを悪く言われることがあります。また、急な用事や病気で欠勤した後日、職場で冷たい態度を取られるなど…。

忙しくしている会社ほど、仕事を休んだ人や休憩を取った人、定時で帰る人を悪く言うことがあります。

「定時で帰りにくい雰囲気」を醸し出す行為や、休憩や休日を取らないことを美徳だと言い張るような行為はモラハラです。

休むことも帰宅することも、労働者に与えられる当然の権利です。「忙しいのに帰るor休む人」が悪いのではなくて、「帰れないor休めないほど仕事が滞っている会社」が悪いのです。

非難するような陰口や誹謗・中傷

聞えよがしに陰口を言われたり、誹謗・中傷するようなことをされた経験はありませんか?

大勢の前で酷いことを言われるのも、人のいないところでボソッと酷いことを言われるのも、どちらだってモラハラです。

「傷つく言葉を言われた」と被害者が訴えても、「注意をしただけ」と加害者に反論されて泣き寝入りをするケースもあります。ですが、傷つけることと注意することは全くの別物。

例えば次の2人のうち、どちらがモラハラでしょうか?

  • Aさん「ここが間違ってたよ。気を付けてね」
  • Bさん「こんな間違いはバカしかやらない。少しは頭を使ったら?」

…当然、Bさんの方がモラハラですね。

人のミスは指摘すればそれで済むことですが、イライラして酷い言い方をする人もいます。

「本人の性格」と言ってしまえばそれまでですが、傷つけられた側の人は職場での立場をなくし、委縮して社内にい居づらくなってしまいます。

プライベートにも介入してくる

職場にいる人達は同僚や上司、部下であっても、親しい友だちではありません。にも関わらず、本人が不快に思うレベルまでプライベートに介入する人がいます。

休日に何をして過ごすのか、家族や友人、恋人に関することを詳しく聞き出してくる…そんな行為はモラハラです。

プライベートのことに口を挟まれると、まるで人格やセンスまでからかわれているように感じることがありますよね。当然ですが、職場では仕事のやり方を注意されることはあっても、プライベートについてまで何も言われる必要はありません。

また、酷い場合には休日や退社後にも関わらず頻繁に連絡が来て、休日出勤を強要されるケースもあります。

誰だってプライベートな時間を持つのは当たり前。それを奪うような行為はモラハラですよ。

放置しても悪化するだけ!職場でのモラハラを解消する方法

職場でモラハラを受けた人の多くが、「職場に馴染めない私が悪い」「原因は自分にあるから仕方がない」といって泣き寝入りしがちです。

ですが、モラハラは放っておくとエスカレートするばかりです。少なくとも放置で勝手に収まるものではありません。

モラハラされているのを感じたら、できるだけ早めに行動に移しましょう。モラハラを解消する方法をいくつかご紹介します。

日記やメモに残しておく

人の不愉快な言葉や態度は、形に残せるものではありませんよね?

モラハラを訴えるためには、被害者の記憶が頼りになります。加害者が「そんなことは言ってorしていない」と言い張っても、被害者が覚えていればちゃんと話し合いができます。

ところが、被害者が一言でも「もしかしたら言われていないのかも…」と言い出せば、話し合いになりません。

加害者に何を言われても、自信を持ってはっきり意見を主張するために、日記やメモにモラハラの内容を記録しておきましょう。

  • 何をされたor言われたか
  • 誰からの被害か
  • 周囲にどんな人がいたか
  • 被害の起きた時間や場所

をしっかり記録してください。

できれば手書きが望ましいですが、PCやスマホのメモ機能でも構いません。その場合は記録した日時が残りますから、なるべく被害を受けてすぐにファイルを作成してくださいね。

被害の証拠資料を集める

モラハラは形に残りにくい被害ばかりですが、中には証拠に残せるものがあります。

  • メールやチャットのスクリーンショット
  • メールの送受信、電話の受発信履歴
  • 社内の防犯カメラ

証拠に使えそうなものはなんでも使いましょう。

また、モラハラの会話を録音したデータも立派な証拠になります。モラハラが起きそうだと思う現場に向かうときは、あらかじめポケットにICレコーダーを忍ばせておきましょう。スマートフォンの録音アプリも使えますよ。

精神科や心療内科で医師に診断書を貰う

モラハラ解消に最も手っ取り早い方法が、医師から診断書を貰うことです。

精神科や心療内科で診断書を貰えれば、モラハラが原因で精神的なダメージを与えられていることが裏付けられます。

もちろん医師はあくまで「患者の症状を立証する」だけですから、「診断書=モラハラの証拠」というわけではありません。

モラハラと診断書を結びつけるためには、日頃からモラハラの被害を記録しているメモや日記が必要になります。

医師の診断書と日記orメモを両方そろえておけば、心強い武器になりますよ。

社内の人事や窓口に相談する

もしも企業の中にモラハラを相談できるような窓口があれば、受けているモラハラについて相談してみましょう。よく人事課や総務部、オフィスカウンセラーなどがハラスメントへの対応を受けています。

ですが中小企業や家族経営のような会社だと、相談相手が職場で起きている問題について客観的に見ることができず、味方をしてくれない場合も多くあります。

モラハラ加害者が社内で優秀であればあるほど、「何かの間違いじゃないか」「本当に非があるのはあなた(被害者)ではないのか」とモラハラを認めてくれないことも多くあります。

もし職場の中の誰かに相談するなら、モラハラが起きている環境にはいない、他の部署や支部の第三者を頼るのがおすすめです。

無料相談の窓口に相談する

今モラハラが深刻化しているのには、会社側がモラハラの事実を認めたがらないことが起因しています。

そこで、厚生労働省や法テラスといった専門家のいる窓口に相談してみましょう。場合によっては労働基準監督署に申告して、ハラスメントを企業に指摘してもらう場合もあります。

厚生労働省の相談窓口は、各都道府県ごとの労働局にあります。電話での無料相談もありますし、直接会って証拠資料などを見せながら相談することも可能です。

職場の誰にも頼れないと感じたら、外部にある相談窓口を頼ってみてください。地域によっては弁護士が無料相談を請け負っていることもありますよ。

職場内で他の被害者を見つける

職場内でモラハラの標的になるのは一人だけとは限りません。もともと一人でもモラハラ被害者を出すような職場ですから、他にも被害者がいると考えた方が妥当です。

もしもあなたがモラハラに遭っているのなら、すでに他にも似たような被害者がいないかを疑ってみてください。

あなたにモラハラをする加害者をよく観察しながら、同じような目に遭っている人がいないかを探してみましょう。そしてできれば、被害者同士で協力するのが望ましいです。

同じ職場で複数人ものモラハラ被害者がいれば、事態の深刻さは歴然です。モラハラの相談にも取り合ってもらいやすくなります。

窓口には一人で相談に行くよりも、似たような被害者達で受けた被害をまとめてから相談に行ってみてくださいね。

モラハラは誰もが関わる問題。職場のモラハラにはすぐ対処を

モラハラを受けても、被害を報告・相談しないまま退職してしまう人がいます。当然ですが泣き寝入りは良くありません。

モラハラを許すような会社を放っておけば、あなたの他にもっとモラハラ被害者を出すことになります。

もしもモラハラを受けたり、自分のされていることがモラハラだと気づいたら、すぐに対処しましょう。

また、モラハラはいつでも誰でも加害者・被害者になり得る問題です。自分が職場でやっていることが、誰かに対するモラハラになっていないかも注意してください。

誰だって他人事にできないのがモラハラですから、職場でモラハラの兆候はないか、見過ごさないようにしてくださいね。被害者や加害者が自分ではなくても、第三者からの通報で解決できるモラハラもありますよ。

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