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妊婦が使っていいアロマと危険なアロマを知り楽しい妊娠生活を!

Date:2016.06.03

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この記事の執筆・監修

奈南有花

日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター
メディカルアロマテラピー講師


妊娠中は普段と体調が違うので何かとストレスがたまります。

ストレスを和らげるにはアロマテラピーが良いと聞いたけど、妊娠中は使ってはいけないものもあるのだとか。

妊婦でも安心して使えるアロマと、使ってはいけない危険なアロマを知って、正しく使えば妊娠中でもアロマテラピーを楽しむことが出来ます。

おすすめアロマオイルとその使い方も合わせてご紹介します。

まずはアロマテラピーの基本を知ろう

アロマテラピーは、植物から採りだした香りの成分である精油(エッセンシャルオイル)を利用して、健康や美容に役立てる、というものです。

精油は天然100%のものですが、取扱にはいくつか注意するポイントがあります。

  • 原液を直接触らないこと
  • 蒸発しやすいのでしっかり蓋をして保管すること
  • 品質が低下しないように高温多湿の場所は避け、冷暗所で保管すること
  • 肌に塗る場合は必ず植物オイルなどで薄めてから使用すること
  • 飲用しないこと

もし原液を触ってしまった場合には流水で洗い流すようにして下さい。また、日本では精油の飲用は勧められていません。内臓への負担が大きいからです。

小さなお子さんやがいる場合には、誤って飲んだりしないように気をつけて下さい。

妊娠中にアロマテラピーを楽しむ時の注意

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妊娠するとそれまでとはホルモンバランスなども変化し、精神的にも不安定になります。普段とは体調が違うことを考慮しなければいけません。

精油には妊娠中のストレスを和らげたり、素晴らしい働きがある一方で、通経作用といって生理を促す作用など、妊婦には不向きな働きもあるのです。

原則として芳香浴のみにすること

精油は植物オイルまたは水溶性ジェルで薄めて塗ることにより、精油の成分が皮膚から浸透して心身の不調を整える効果が期待できます。

ただし妊娠中は肌の状態が普段とは違うこともあります。

それまで使っていた化粧品がかゆみや痛みで使えなくなるなど、一時的ではありますが刺激を感じやすい敏感肌になってしまう方もいるのです。

ですから、妊娠後期までは原則として皮膚への塗布は控え、香りを嗅いで楽しむ「芳香浴」のみにしましょう。

安定期にはいるまでは芳香浴にも注意する

妊娠初期は特に体調に注意が必要です。

それまで好きだった食べ物のにおいですら受け付けないこともありますから、例えばストレスに良い香りだといってもそのようには感じないこともあります。

また、好きだった香りを嫌いになることも。体調と相談しながら、気分がよくない時は香りも控えましょう。

妊娠後期になればオイルトリートメントも可能

体調が安定していて健康上特に問題がなければ、妊婦でも使える優しい精油入りのマッサージオイルを作ってむくみや妊娠線の予防にトリートメントをしてもよいでしょう。

もし心配な方は、念のため主治医に確認してから使用すれば安心です。

精油は必ずオイルまたは水溶性ジェルで薄めてから使用します。

植物オイルはキャリアオイル、ベースオイルとも呼ばれ、ビタミンやミネラルなどお肌に優しい成分が豊富に含まれています。

◆おすすめキャリアオイル

  • ホホバオイル
  • マカデミアナッツオイル
  • スイートアーモンドオイル
  • オリーブオイル

保湿効果も高いので、精油を加えずにオイルだけでトリートメントをするのもおすすめです。

妊娠中に使ってはいけないアロマ・4つのタイプ

ホルモンバランスを整えたり、生理不順を改善したり、という作用のあるものは使用を控えます。

妊婦さんが注意しなければいけない薬理作用について解説します。

生理を促し生理不順などを改善する作用

「通経作用」といって、生理を促し、生理不順を改善する作用があります。少量月経や希発月経にも効果があるとされています。

子宮の中のものを押し出す作用があるので、妊娠初期は特に注意が必要です。トリートメントに使うことは避けましょう。

◆通経作用のあるアロマ

  • クラリセージ
  • サイプレス
  • シナモン・カッシア
  • ラベンダー
  • カモマイル・ローマン
  • ローズ
  • ローズマリー

香りを嗅いだくらいでお腹の赤ちゃんに影響はありませんが、体調が安定するまでは香りで気分が悪くなることもあるので注意して下さいね。

ホルモンバランスを整える作用

精油には、女性ホルモンと似たような働きをして、生理痛を緩和したり、更年期障害による深いな症状を和らげたりするものがありますが、妊娠中は控えてください。

女性ホルモンの「エストロゲン」の働きと似ているため、月経正常化にも役立つ作用です。

◆エストロゲン様作用のあるアロマ

  • クラリセージ
  • フェンネル
  • アニス
  • スターアニス
  • セージ
  • ニアウリ

エストロゲンは排卵を促すためのホルモンです。

エストロゲンと似たようなアロマを使ってしまうとホルモンバランスが乱れてしまう可能性もあるので、使用は控えます。

子宮を強くして分娩を促す作用

臨月にはいれば使っても問題ありませんが、それまでは使用を控えて欲しいのが分娩促進作用のあるアロマです。

子宮の収縮を促進し、分娩を促す作用があるからです。

◆分娩促進作用・子宮強壮作用のあるアロマ

  • ジャスミン
  • クローブ
  • サイプレス
  • シナモン(葉)
  • パルマローザ

香りを嗅いで、鼻から入る香りの成分の量くらいで分娩が促進されることはありませんが、念のため出産間近のママ以外は使わないようにしておきましょう。

逆に、分娩を促進したい場合には、マッサージオイルを作ってお腹や腰に塗ることで子宮の収縮を促し、出産がスムーズにすすむでしょう。

血圧を上昇させてしまう作用にも注意

妊娠中は血圧にも気を配らないといけませんね。精油には血圧を上昇させる働きもあるので、注意が必要です。

◆血圧上昇作用のあるアロマ

  • ペパーミント
  • アルベンシスミント

血圧が高めの方は注意して下さい。ただ、ミント系の香りはつわりや吐き気の辛さを和らげる作用もあるのです。

血圧に問題がなく、ミント系の香りが好きで少しでもこの香りで楽になるのなら、香りを楽しむくらいは問題ありません。

アロマ効果でリラックス!妊娠中でも安心して使えるアロマ

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アロマの中でも、女性の不調とは関係のないアロマは妊娠中でも安心して使えます。

イライラしたり気持ちが尖った時に、アロマで和らげて下さい。風邪の予防として使えるものもあります。

妊娠中のストレスを和らげる作用

身体も重くなるし、何だかふとブルーな気持ちになった時、ストレスを和らげて気持ちを明るくしてくれるアロマがあります。

◆リラックス作用のあるアロマ

  • コリアンダー
  • ゼラニウム
  • ネロリ
  • プチグレン
  • フランキンセンス
  • ベルガモット
  • マンダリン
  • リトセア
  • ローズウッド
◆リフレッシュ作用のあるアロマ

  • グレープフルーツ
  • レモン
  • レモングラス

これらのアロマは、妊娠中だけでなく、出産後の育児のストレスがたまった時などにもお使いいただけます。

柑橘系のアロマは通経作用の心配がないので安心して使える精油のひとつです。リラックスにも気分転換にも両方使えます。

ただし、マンダリンとオレンジスイート以外は、「光毒性」があるので塗ってから4~5時間は紫外線に当たってはいけません。

ベルガプテンという成分が紫外線に反応して、炎症を起こしたりシミの原因になったりするからです。

リンパの流れを良くしてむくみを解消する作用

妊娠中は大きくなったお腹に脚の付け根などが圧迫されるので、血液やリンパの流れが悪くなり、脚もむくみやすくなります。むくみの解消に有効だとされるアロマもあります。

◆リンパや静脈の流れを良くする作用のあるアロマ

  • パチュリ
  • ジュニパー

むくみを解消するためには、マッサージオイルを作ってふくらはぎなどむくんだところを軽くマッサージすると効果的なのですが、妊娠中のマッサージは基本的に植物オイルのみで行います。

むくみは何か他の病気が隠れているかもしれないため、安定期にはいり、体調にも問題がなく、念のため主治医にアロママッサージを行っても良いか確認をしてから試すようにして下さい。

吐き気を抑えて気持ちを和らげる作用

妊娠初期のつわりや、後期になっても大きくなったお腹に胃を圧迫されて吐き気を感じることがありますね。

吐き気を抑えたり、胃腸の働きをよくしながら消化を促進してくれるアロマがあります。

◆吐き気を抑える作用

  • ジンジャー
  • タラゴン
◆消化促進作用

  • ジンジャー
  • セロリ
  • ペッパー

植物の種や根は食べられる部分。そこから抽出される精油はお腹に良い作用を持つものが多いのです。ジンジャーはまさに生姜の香り。

吐き気を抑えるとともに胃腸の調子を整えてくれるアロマです。

粘膜を保護したり免疫力アップで風邪予防!

妊娠中は風邪薬など赤ちゃんに影響のあるものは避けなくてはいけないので、いつもに増して健康管理が大切になってきます。

  • 喉がイガイガする
  • 鼻の調子がちょっとおかしい

など「風邪?」と思うような症状がでたら、早速アロマで風邪予防!免疫力を上げて風邪を引かないようにして下さいね。

◆風邪の予防に良いアロマ

  • ティートリー
  • ユーカリラディアタ
  • ラヴィンツァラ
  • ローズウッド
  • ローレル

ユーカリラディアタローズウッドは風邪の諸症状に。特に

  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • のどの痛み

などに有効だとされています。

ラヴィンツァラローレルは免疫力をアップしてくれるので、風邪の予防に。ちょっと疲れがたまっているかも、という時は免疫力も落ちている可能性があります。

疲労やストレスから風邪を引かないように、しっかりと免疫力を強化しましょう。

空気清浄効果でウィルスを防ぐ

精油には抗菌作用のあるものが多く、空気中の雑菌やウィルスの繁殖を抑えて空気をキレイにしてくれる働きもあります。

◆空気清浄作用のあるアロマ

  • オレンジスイート
  • グレープフルーツ
  • ティートリー
  • パイン
  • レモン

これらの精油で芳香浴をすると、香りを楽しむだけでなく、空気までキレイになってしまうので一石二鳥ですよ。

妊娠線の予防に効果的なアロマ

お肌のでこぼこを修正したり、傷跡を目立たなくさせたりするアロマの作用を「瘢痕(はんこん)形成作用」といいます。

◆瘢痕形成作用のあるアロマ

  • プチグレン
  • ベンゾイン

ニキビの改善などにもいいのですが、妊娠線予防の効果も期待できるので、妊娠後期の体調のいい時にはオイルでアロマを薄めて下腹部に塗ると良いでしょう。

お風呂上がりの皮膚が柔らかくなっている時に塗るのがおすすめです。

妊娠中でも楽しめるアロマテラピーの使い方

では具体的に、どのように精油を使ってアロマテラピーを楽しむことが出来るのか、その方法をご紹介します。

一番簡単な香りを楽しむ芳香浴

アロマポットやアロマランプなどの器具があれば香りを部屋中に広げて、芳香浴を楽しむことが出来ます。そんなものないわ、という方も大丈夫!

熱が加わらないので香りの広がりは弱くなりますが、ティッシュにたらしても香りを楽しむことが出来ます。

◆ティッシュで芳香浴

  1. ティッシュ1枚にお好きな精油を2~3滴たらします。
  2. テーブルの上などにおいて香りを楽しみましょう。

手作りバスソルトで入浴中に香りを楽しむ

天然塩に精油を混ぜれば手作りバスソルトの完成です。精油は水に溶けないという性質があります。

そのまま湯船に入れてしまうとお湯に混ざらずに原液が肌についてしまい、赤くなったりかゆみが出たりすることがあります。必ず乳化する材料に混ぜてから湯船に入れるようにしましょう。

◆バスソルトの作り方

  • 天然塩 大さじ2~3
  • 精油 3~5滴
  1. 塩をガラスかプラスチックの容器に入れます。
  2. そこに精油を加え、スプーンなどでよく混ぜます。
  3. お風呂に入れれば出来上がり
◆入浴剤に使える素材

  • 天然塩
  • 蜂蜜
  • お酒
  • 重曹など

蜂蜜やお酒は糖分があるので肌の保湿に適しています。重曹は肌を清潔にしすべすべにする効果が。もちろん、混ぜて使っても大丈夫です。

シャワーだけでも浴室で香りを楽しむ方法

ゆっくりとお風呂に入る時間がない時は、シャワーだけでも浴室で香りを楽しめますよ。浴室の隅に1~2滴たらしてからシャワーを出すと浴室全体に香りが広がります。

ただし、柑橘系のアロマは色がついていることがあります。白いタイルなどに色が残ってしまわないよう、念のため目立たないところにたらして試してから使用して下さい。

アロマスプレーを作って空気清浄効果

風邪の予防にウィルスを部屋の中で増殖させないように、アロマスプレーを作ってカーテンなどにシュッシュと吹きかけておきましょう。

◆アロマスプレーの作り方

  • 無水エタノール 少々
  • 精製水 50ml
  • 好みのアロマ 10滴まで
  1. スプレーボトルを用意します。(100均などでOK)
  2. 無水エタノールを少々入れます。
  3. 精油を加えてボトルを降ってよく混ぜます。
  4. 最後に精製水を入れて蓋をして、よく混ぜてから使います。

無水エタノールは薬局で購入することが出来ます。消毒用の希釈してあるエタノールとは違い、棚に出ていないことが多いので、店員さんに聞いてみて下さいね。

妊娠中も安心なオイルトリートメントの方法

妊娠中に気をつけることは、精油をオイルで薄めた時の濃度です。香りにも敏感になっていることから、あまり濃くしないようにすることが大切。

目安は1%以下にします。小さじ1杯のオイルに精油1滴が1%の濃度になります。もしくは精油なしでオイルのみのトリートメントでも気持ちがリラックスしますよ。

安定期に入り体調にも問題なければ、アロマトリートメントのサロンなどで、マタニティートリートメントを行ってくれるところもあります。

精油はいくつかブレンドして使うことができます

芳香浴やお風呂での使い方など、アロマの楽しみ方をいくつかお伝えしました。

精油は1種類で使うよりも、2~3種類ブレンドして使った方が、香りも良くなりますし、相乗効果で色々な作用が期待できます。

たとえば

  • マンダリン 2滴
  • ローズウッド 2滴

をティッシュにたらして芳香浴をすると、格段に香りがよくなります。

また、風邪の予防に

  • レモン 2滴
  • ラヴィンツァラ 2滴

で、空気清浄効果+風邪予防効果が期待できるブレンドになります。

2滴ずつではなくて、1滴と3滴など、ブレンドの割合を変えることでも出来上がった香りが違ってくるのもアロマの楽しみのひとつです。

今回ご紹介した、妊娠中でも使えるアロマを色々と組み合わせてみると持っているアロマの本数が少なくても香りの種類を楽しめるようになりますよ。

アロマを使って快適なマタニティライフを!

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女性の不調を改善するアロマはホルモンバランスを整えるものなので妊婦には不向きです。

ただ、今のところ日本で流通している精油が原因で、妊娠中の女性に重篤な事故が起きたという報告はみられません。

香りを楽しむ程度であればそれほど不安に感じることはないのですが、妊娠中は普段とは身体も心も状態が違うのだということを忘れてはいけません。

精油の作用で体調不良になるというよりも、そもそもちょっとしたことでも疲れやすくなっていますし、お腹が大きくなるにつれて身体が重くなって動くのも一苦労です。

なんといっても、自分の身体の中で一人の人間を育てているのですから大変で当たり前。でも、一生のうちに何度も経験できるわけではない貴重な時間です。

妊婦ライフをアロマを使って少しでも楽しく過ごして欲しいと思います。

この記事の執筆・監修者
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奈南有花

日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター
メディカルアロマテラピー講師

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