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お酒やタバコと同レベルで危険!妊娠中の抗うつ剤使用

Date:2013.09.25

妊娠中の抗うつ剤の使用

妊娠中は、どんな薬であろうと自己判断で勝手に服用することはできません。産婦人科医に許可を得て服用する、あるいは産婦人科医から直接処方された薬を飲むのが一般的です。

中でも抗うつ剤の使用には十分注意すべきです。一部のうつ病治療薬は、胎児へのリスクが少ないというものもありますが、絶対的に安全と言い切れることばかりではないです。

中でも、うつ病治療に多く用いられる薬「パキシル」は、出生異常や自然流早産などの妊娠過程に影響する可能性が高いとされているので危険です。

妊娠した場合は服用を中止するようにとの指示が出る他、これから妊娠を考えている場合は薬の成分が抜けきるまで妊娠するべきではないと指導されることもあります。

パキシルという薬は、新薬であるために成分の全容解明がまだできていない状況です。胎児への影響や、母乳から子供に伝わることでの影響がまだはっきりしていないとのこと。

パキシルに限らず、抗うつ剤を初めとする薬の多くは「リスクは少ない」と言われているに過ぎず、流産や早産、出生後の異常をもたらす危険性はゼロではないのです。

ネットの情報を鵜呑みにしてはいけない

ネット上の質問相談サイトを見てみると、妊娠中に抗うつ剤を飲むことについての質問が数多く寄せられています。どの回答にも「飲みながら妊娠、出産を経験したが悪影響は見られなかった」との答えがあります。

しかし「誰かが大丈夫だったから問題ない」「大丈夫だった事例が多いから安心」ということは決して言えないもの。主治医によっても、服用を中断すべきとする医師と、必要に応じて量を調整すべきという医師がいます。

多くのケースが存在する中で、「絶対に大丈夫」という保障はないのが現状なのです。これは抗うつ剤の使用に限らず、どんな妊娠・出産においても「絶対安心」ということは言えません。

薬の服用がある場合は、絶対の保証のない上にさらにリスクが加わると考えても大げさではありません。

数値は捉え方次第である

パキシルなどの抗うつ剤使用で、奇形児が生まれる可能性は2~3%程度と言われています。高齢出産である場合、薬の服用がなくても奇形児やダウン症候群の子供が産まれる可能性が2~3%増加するという数値が発表されています。

この数値に関しては、捉え方の問題が大きいように思います。普通の人よりも1%程度の数値しか上がらないのであれば大丈夫だろうと思うのか、1%上がることに疑問や恐れを感じるか。その捉え方は人それぞれなように思います。

ただ、私個人としては、1%の危険性が上がるというのは大きな問題のように感じます。100人が妊娠して、そのうちの1人に自分が当てはまる可能性があるということ。

自分だけは大丈夫という根拠のない確信は、後々自分が後悔する原因を作ってしまっているように思えてなりません。仮に抗うつ剤を服用しつつ妊娠し何事もなく健康な子供が産まれたとしても、それは薬の服用が正しいということではありません。

ただ単にラッキーだったというだけに過ぎず、安全を示す結果ではないでしょう。

これは妊娠中のタバコやお酒の影響についてと同じこと。妊娠中でもタバコやお酒をやめられない人は少なくありません。それでも健康な子供を産むことのできる人もいる一方、それが「安全性」を示しているものではないということ。

タバコやお酒とは違い抗うつ剤は治療に用いるもの。飲まずには生活できないという状況にあるだけで、リスクの程度としては同じ捉え方をして欲しいと思います。

妊娠によって抗うつ剤の服用を中断するリスク

妊娠中、薬による影響を懸念して服用を完全に中断した場合、その後うつ症状が再発するリスクが高くなります。胎児への影響を懸念し、やむなく薬の服用を突然中断してしまうと、その後のうつ病再発の危険性が5倍にも上がってしまうとのこと。

うつ病治療は継続していくことが大事で、いきなり薬の服用を中断するのはきわめて危険なことと言われています。妊娠中は精神的に健康な女性でも、情緒不安定になりやすいもの。

本来ならばうつ病治療が完了するか、症状が緩和されてから妊娠するのが一番好ましい形であることは確かです。

うつ病を患いながらの妊娠~育児は想像以上に大変である

うつ病の症状には、倦怠感やだるさ、気力や集中力の低下などが見られます。これらの症状を引きずったまま育児をするのは、想像以上に厳しい状況になることは覚悟しておくべきと言えます。

子供は自分のタイミングで泣いたりぐずったりしますが、それは昼夜を問わず長い期間続きます気力や体力が必要な上、健康な人でも情緒不安になったり、イライラが募ったりするものです。

自由に休養したりすることはまず不可能。うつ病を患いながらの妊娠、出産、育児には家族の全面的な協力が必要不可欠になるとも考えられます。

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