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ノンシリコンシャンプーとは?誰もが効果があるワケじゃない!

Date:2017.07.21

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ノンシリコンシャンプーとは?誰もが効果があるワケじゃない!|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/nonshirikon3499/

ノンシリコンシャンプーは髪にいい、と盲目的に思っていないでしょうか。

薄毛や抜け毛にもいいといわれていますが、ノンシリコンといっているものがすべて髪や頭皮にいい、というわけではないんです。

シャンプー売り場にはたくさんの種類のノンシリコンシャンプーがあって迷ってしまうと思いますが、その特徴などをしっかり理解して買わないと意味がありません。

ノンシリコンシャンプーとはどのような性質があるのか、本当に髪に良いのかなどを詳しく解説します。


ノンシリコンシャンプーとはシリコンが入っていないシャンプーのこと

ノンシリコンシャンプーとはどのようなものか、と聞かれたら正しく答えられるでしょうか。ノンシリコンとはこのような意味があるのです。

「シリコン」が入っていないという意味

ノンシリコン=髪にいい、ではなくてただ単に「シリコンが入っていない」という意味です。そう、シリコンが入っていなければ何でもノンシリコンシャンプーなのです。

そういいながら、シリコンと似たような働きの成分が入っていることもあるので注意が必要。シリコンの代わりに、

  • ジステアリルジモニウムクロリド
  • ステアラミドエチルアミン

などが入っていれば、それはシリコンの代わりのカチオン剤という成分です。

ですから、ノンシリコンだからという観点だけでシャンプーを選ぶのはあまり意味がないといえます。

シリコン=悪という誤解

よく、「シリコンが毛穴を詰まらせる」と書いてある記事も見かけますが、シリコンで毛穴は詰まりません。

シャンプーの主成分は水と洗浄成分。そこに微量のシリコンが入っているからといって、それだけが原因で毛穴が詰まることはないのです。

頭皮環境が悪化するのにはいくつか原因があって

  • 洗浄力の強すぎるシャンプーを使って頭皮が乾燥している
  • シャンプーやトリートメントの洗い残しで頭皮トラブルがきている
  • ゴシゴシ力を入れて洗っている

などが重なり合ってトラブルが起きています。

つまり、洗い残しの石けんカスや洗い過ぎがいけないのであって、シリコンが悪い、というのは誤解です。

シリコンがいけないのではなく、むしろ洗浄成分が頭皮への刺激となっていること方が多いのです。

ノンシリコン=無添加ではない

ノンシリコン=髪に良い、となぜか盲目的に思っている人も多く、素材がいいとかオーガニックだとか勘違いされやすいのですが、それは違います。

先ほども言いましたが、ノンシリコンとは単にシリコンが入っていないというだけの意味であり、無添加とノンシリコンは違います。

もちろん、無添加でオーガニックで天然成分を使ったノンシリコンもあります。

そこまで素材を考えてシャンプーを選べば良いのですが、ノンシリコンという言葉だけにだまされてはいけません。

ノンシリコンシャンプーの髪と頭皮への効果


だからといって、ノンシリコンが髪や頭皮に良くないと言っているわけではありません。

質の良いノンシリコンシャンプーを使えば頭皮も髪も健康になって、余計なケアが必要なくなりますので、ぜひともおすすめしたいものです。

ですから、ここではあくまでも良質な素材を使ったノンシリコンシャンプーを使った場合、という前提でお話ししますね。

自然なボリュームが出せる

シリコンのコーティングがない分、髪がふんわり仕上がるので、自然なボリュームを出すことができます。

髪が細くてへたってしまう人やトップのボリュームが欲しい人にはおすすめです。しっとりし過ぎないことがノンシリコンのメリットです。

髪がサラサラになる

シリコンのツルツル感はありませんが、髪の手触りはサラサラになりますよ。さらっと軽くなるので、その手触りがクセになる人も。

髪自体が健康になってくればもちろんツヤも出てきますし、髪の自然な輝きを取り戻すことができます。

泡立ちが悪い=洗い残しが少ない

良質なノンシリコンシャンプーは洗浄剤の成分にもこだわり、余計な成分を入れていないので泡立ちがあまり良くないものもありますが、頭皮環境を改善するにはそれがメリットになります。

泡が立ち過ぎないので、洗い残しが少なく、頭皮へのダメージが少ないということです。洗い上がりもさっぱりしていますし、頭皮をスッキリ洗い上げます。

頭皮環境を改善する

洗浄成分が強力ではないため、皮脂を取り過ぎないというメリットもあります。

汚れと余分な皮脂は落としながらも、必要な皮脂は残してくれるので、乾燥による頭皮トラブルが改善されます。

とはいえ、髪が乾燥しがちな人はしっかり頭皮の保湿もした方がいいですよ。いい洗顔料で顔を洗ったからといって保湿が不要にならないのと同じです。

いいシャンプーで頭皮を洗ったら頭皮ケア用のローションなどの浸透も良くなりますから、しっかりケアしてくださいね。

髪が芯から健康になる

髪に優しい洗浄成分と、余計なコーティングをしないことで、髪が健康になろうとする力を取り戻します。

トリートメントの有効成分が浸透しやすくなるので、髪が芯から潤い始めるのです。

髪の健康を取り戻すには数日では難しく、人によっては数ヶ月かかりますが、使い続けることでその効果が実感できるでしょう。

パーマやカラーがしっかりかかる

トリートメントの効果が高まるのと同じ理由で、パーマやカラーの効果も出やすくなります。それは薬剤の浸透が良くなるから。

シリコンが髪についてないと髪も軽くなるので、カールの持ちも良くなるんですよ。

パーマがすぐに落ちてしまうという方は、ノンシリコンシャンプーに変えてみるといいかもしれないですね。

シリコンが肌に合わない人でも大丈夫

これまでシリコン入りのシャンプーがどうにもあわなかった、という肌の弱い方でも大丈夫。また、アレルギー体質でシリコンが合わない人でも、ノンシリコンなら安心して使えます。

ただし、始めにお話ししたように、ノンシリコンならなんでもいいわけではないので、肌が弱い人は洗浄成分にもこだわってくださいね。

ノンシリコンの効果を実感するまでの期間

個人差はありますが、効果を実感するには1ヶ月ほどかかるといわれています。髪や頭皮も肌と同じ、生まれ変わるにはある程度時間がかかります。

ですから、数日使ってみてあまり髪が変わらないからといってやめないで、もう少し使い続けて様子を見て見るといいと思います。

ノンシリコンで髪がきしむ理由


ノンシリコンシャンプーは髪がキシキシして使いづらい、という声もあります。

確かにシリコンが入っていないと指通りをなめらかにするものがないので、シリコン入りと比べるとややからみやすくなるのは事実です。

でも、質の良いノンシリコンシャンプーなら髪がギシギシになるようなことはそれほどありません。ノンシリコンに変えて髪がきしむ理由には次のようなことが考えられます。

シャンプーの素材そのものが良くない

コーティング剤としてのシリコンが入っていないと、シリコンでごまかしがきかないために、洗浄成分そのものの性質がまともに出てしまいます。

ですから、石油系の界面活性剤を使ったシャンプーだと髪はきしむどころか、ごわごわになる可能性もありますよ。

成分表示を見て、

  • ~硫酸
  • アルキル~
  • スルホン酸~

などの成分が入っていたら、髪にはあまり良くないと思った方がいいでしょう。

髪の保湿をしっかりしていない

肌と同じ、洗ったあとは保湿が必要です。いくらいいシャンプーを使っても洗いっ放しでは髪は乾燥してしまいます。

髪の水分を閉じ込めるためには、ヘアオイルや洗い流さないタイプのトリートメントをつけて、手早くドライヤーをかけましょう。

ノンシリコンシャンプーを使う時の注意

ノンシリコンシャンプーの効果を得るためには、使い方にも注意が必要です。

髪が傷んでいる人

ノンシリコンシャンプーは誰にでもあうわけではありません。枝毛、切れ毛が多い人はコーティング力がないことがデメリットになることもあるので注意が必要です。

あまりに髪のダメージがひどい状態では使わない方が無難です。

まずはヘアケアをしっかりして、ある程度健康な髪になってからノンシリコンを使った方がいいでしょう。

素材をしっかり選ぶこと

シャンプー選びは素材選び。何よりも洗浄成分が大事です。アミノ酸系シャンプーなど髪に優しい成分を選ぶようにしてください。

オーガニックシャンプーもいいのですが、天然=安全ではないので注意が必要です。

天然の素材が自分に合うかどうかは使ってみないと分からないので、もしサンプルなどがもらえるなら、本品を買う前に試してみるといいですね。

どんな成分がいいのか、選び方はこちらの記事も参考にしてみてください。

▼シャンプーの選び方についてコチラも参考にしてください!

シャンプーの選び方の記事のキャプチャ

正しい洗髪方法の基本を守ること

どんなにいいノンシリコンシャンプーを選んでも、洗い方が間違っていたら意味がありません。

シャンプーは髪を洗うのではなくて、頭皮の汚れを落とすためにするものです。洗い方次第で髪や頭皮は健康にも不健康にもなるんですよ。

◆正しい洗髪方法

  1. 髪を丁寧にブラッシングしておおまかな汚れをとします。
  2. ぬるま湯で予洗いを丁寧にします。頭皮までしっかりお湯を行き渡らせることで8割型汚れが落ちます。
  3. シャンプーを手で泡立ててから髪につけて洗います。
  4. 髪を洗うというよりは頭皮をマッサージするつもりで、優しく洗います。
  5. すすぎは丁寧に。洗い残しがないようにしっかりすすいでください。

頭皮を洗うといっても、爪を立ててゴシゴシ洗ってはいけません。指の腹を使って優しく洗ってください。

また、お湯の温度も大事です。頭皮はとてもデリケートなので、少しぬるめかな?と思うくらいの36~38度くらいの温度で洗いましょう。

トリートメントがシリコン入りだと意味がない

シャンプーをノンシリコンにしたなら、トリートメントやコンディショナーにも気をつけてくださいね。できればシャンプーと同じラインでそろえた方がいいでしょう。

せっかくシャンプーをノンシリコンにしたなら、トリートメントもノンシリコンでないと意味がありません。

ブローの時はアウトバストリートメントを忘れずに

ノンシリコンシャンプーを使うと、髪の毛をコーティングしていないので、熱にとても弱くなっています。

そのままヘアアイロンなんて使ったら大変なことになりますから、スタイリングをする時は洗い流さないタイプのトリートメントを必ず使うようにしましょう。

今の自分の髪質にあったものを使うのが大事です

ノンシリコンシャンプーは選び方が本当に大事です。

シリコンが入っていないというだけの理由で選ばずに、素材にこだわったものを使って、髪自身が潤う力を取り戻しましょう。シャンプーで大事なのはシリコンの有無ではなく、あくまでも洗浄成分です。

ノンシリコンだから髪にいい、とは考えず、どんな成分を使っているのかということを確認して買うようにしてください。

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ライター:奈南有花

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