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オロナインパックは危険!毛穴の角栓をとる方法としてNGな理由

Date:2018.08.24

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オロナインパックは危険!毛穴の角栓をとる方法としてNGな理由|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/oronain0811/

オロナインパックの写真毛穴の角栓を取る方法として口コミで広がったオロナインパック。

たしかにごっそりとれたという口コミも見かけますが、毛穴の掃除をする方法としてオロナインパックをするのはおすすめできません。

万能薬といわれるオロナインがなぜ角栓パックには使えないのか、その理由をお話しします。

スキンケアは自己流でやってしまうとかえって肌を傷めることにもなりかねません。

肌に直接触れるものにはどのような働きがあるのかということをしっかり理解してから使うことが大切です。


オロナインは化粧品ではなく医薬品です

角栓がごっそり取れる、なんて聞くと試してみたくなるでしょう。でもちょっと待ってください。

角栓が取れている写真なんてSNSで見るとやってみたくなる気持ちはわかりますが、オロナインは化粧品ではなく薬なんです。

薬は用法、用量を守って正しく使うのが基本で、本来の使い方と違った使い方をした場合に、思わぬ副作用が出ることだってあるのです。

オロナインの薬効とは

オロナインはそもそもどんな症状に使える薬なのかということですが、

  • ニキビ、吹き出物
  • はたけ、やけど(軽いもの)
  • ひび、しもやけ、あかぎれ、きず
  • 水虫(じゅくじゅくしていないもの)
  • たむし、いんきん、しらくも

となっています。どうも、スキンケアにはあまり適していないであろうということは、これらの症状から見てもわかると思います。

オロナインの主成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩液」というもので、殺菌や消毒に使われている成分です。

つまり、殺菌や消毒をする働きに優れた外用薬だということです。

たしかに万能薬ではあるけれど

オロナインがちょっとした切り傷からやけどまで幅広く使える薬であることはたしかです。

しかしそれがスキンケアにいいかどうかは別問題。

それなのに、色々な症状に使える=肌に安心というような誤ったイメージがついてあっというまに広まってしまったようですね。

最近ではSNSの力などもあり、それが本当に自分にもいいものなのかということを確かめることなく「みんながやっているから」という理由でやってしまうことも増えています。

これでまた「オロナインが危険」という間違ったイメージが定着するのは困るのですが、オロナインは適切に使えば万能薬、ただし、角栓除去に使うのは適していないということをしっかり理解する必要があるでしょう。

オロナインパックはかえって肌を傷めてしまう可能性あり

オロナインパックは色々なバージョンがあるものの、

  1. オロナインパックをたっぷり塗って10分ほどおく
  2. 洗い流してから毛穴パックをする

というやり方が基本のようです。

これがなぜいけないのかということを説明します。

肌の水分も失われる

オロナインは炎症を抑える薬。殺菌力も強く、それをたっぷり塗ることで角栓を取る時に産毛や角質層の表面も一緒にとってしまうのです。

たしかに角栓は取れるかもしれませんが、とってはいけない、肌に必要なものまで一緒にとってしまうために、肌のバリア機能が低下して水分が失われてしまいます。

とりたいのは角栓や過剰な皮脂なのに、オロナインパックを繰り返すほどに肌の水分が失われ、肌は乾燥していきます。

毛穴が開いて角栓を悪化させる

オロナインパックで無理矢理角栓を取ってしまうと、毛穴が開いたままになってしまいます。

開いた毛穴からはまた新たに皮脂が出てきて角質と混ざり合い、再び角栓が出来てしまいます。

角栓をごっそりとったように見えて、また次の角栓の準備をしているようなもので、本当の意味の毛穴ケアにはなっていないのです。

毛穴がぽっかり開いたところにさらに新たな角栓が詰まるわけですから、とる前よりもさらに毛穴の開きが悪化する可能性もあります。

オロナインパックで角栓が悪化した、という口コミもみかけますが、このような理由からだと考えられます。

オロナインで保湿は出来ない

炎症も起きていないところにたっぷりオロナインを塗って、必要な角質なども一緒にとってしまっている状態ですから、肌のダメージは計り知れません。

肌の保湿力はかなり低下している状態です。

健康な肌にわざわざダメージを与えたようなものですから、ここにいくら保湿のための化粧水や美容液を塗っても効果は半減、元の状態に回復するまでにも時間がかかります。

その間に、少しでも肌に潤いを与えようとしてさらに皮脂が出てきていますから、それが毛穴に詰まり、黒ずんで角栓を作るという悪循環に陥ります。

黒ずみの原因を理解しないといけない

なぜ角栓は黒ずんでしまうのか。それは酸化するからです。

皮脂だけでは毛穴は詰まりませんが、角質と混ざり合った時に角栓を作り、それが酸化するとぶつぶつした黒ずみになるわけです。

つまり、角栓は皮脂とタンパク質が混ざり合ったものですから、殺菌作用の強いオロナインを塗ったところでキレイになるはずもないのです。

なぜ皮脂が出るのか、古い角質がたまるのかということを理解して、それにあったスキンケアをしていかなければいつまでたっても角栓はなくなりません。

最初にお話しした通り、オロナインは薬であって、角栓を取るための化粧品ではないのです。

薬は本来の用途以外で使えばこのような肌トラブルの原因になりますから、自己流のスキンケアに薬を使うことはおすすめできません。

角栓除去には正しいスキンケアで対応するのが王道

では角栓をなくすためにはどうすればいいのか、それにはやはり正しいスキンケアしかないのです。

  • 肌に優しい洗顔
  • 徹底した保湿

が基本です。

肌はとてもデリケートなので、摩擦や刺激があると角質を厚くする原因になりますし、潤いが足りなければ過剰に皮脂が分泌されます。

それを防ぐためには、

  • 洗顔の時にゴシゴシこすらない
  • スクラブなど刺激の強い洗顔料ばかり使わない
  • 無理に角栓を取らない
  • 保湿力が高く刺激の少ない化粧品を使う

という、基本的なスキンケアを続けることです。

数日で角栓がなくなるわけではありませんが、再び角栓を作らないようにするためにも、時間がかかっても正しいスキンケアを続けていくことをおすすめします。

オロナインパックは今すぐやめて正しいスキンケアに戻そう

私も以前、小鼻のぶつぶつが気になって、オロナインを始めとして色々な方法を試しました。手で無理矢理角栓を押し出していたこともありますが、余計に肌が荒れただけでした。

正しいスキンケアを始めてからは、角栓が出来ることもなく、毛穴の黒ずみが気になることもありません。

たしかにオロナインパックは、今目の前にある角栓を摂ることが出来るかもしれませんが、結局は肌を傷めて角栓が悪化するだけです。

ですから、やはり正しいスキンケアをすることが、角栓除去には一番の近道ではないかと思います。

オロナインパックは危険!というと、何やらオロナインが危険なもののような誤ったイメージが広がりそうですが、オロナインが悪いのではなくて使う側の問題であるということもお忘れなく!

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オロナインパックは危険!毛穴の角栓をとる方法としてNGな理由|【女性の美学】
https://josei-bigaku.jp/oronain0811/
ライター:奈南有花

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