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モンスター?ヘリコプター?それともタイガー?:親達の迷走

Date:2013.10.31

「子供の事を考えて…」でも、それ本当に子供の為でしょうか?

子供を愛する気持ちって親なら「誰にも負けないわ!」と思いますよね?だから自分の子には幸せに、そして立派な大人になって欲しいと願って止まないはず…。

でも、その気持ちが強すぎて、極端に過保護になったり、子供の生活、進路や将来に至ってまで全て決めてしまうのは本当に子供の為に良い事なのでしょうか?

「危ないから絶対だめ!」が口癖の超過保護な親とヘリコプターペアレンツへ

赤ちゃんがやっと、ハイハイやヨチヨチ歩き出すと嬉しい反面、周りにある物が全て危険物に見えてきて、1秒たりとも目が離せなくなります。

中には家にいるのにヘルメットや膝当て、そして角のある物すべてにクッションを取り付けるなど、念入りに安全な環境を作り出すことに専念する過保護のお母さん、お父さん。

そして、子供が成長し、幼稚園や学校に行くようになると、付かず離れず、ヘリコプターが頭上でホバリングする様に様子をうかがい、子供の安全に最善の注意を計る、ヘリコプターペアレンツ。真っ先に、学校等に抗議や改善案を訴えるのもヘリコプターペアレンツの特徴です。

勿論、子供を守るのが親の義務ではあるのですが、度が過ぎると返って子供の為にもならず、子供の健康を願うのでしたら、免疫を付ける為にも風邪や擦り傷等から雑菌を体内に入れる事も必要なのです。

しかも、子供、特に乳幼児の体は柔軟に出来ていて、極端な例では脳を半分切り取っても残った半分の脳が無くなった脳の役目まで補い始めるという例もあるくらい、子供は病気やケガに対応できる様に生まれてきているのです。

自分の子供の非は絶対認めず、相手に責任を問うモンスターペアレンツ

過保護の親のもう一つの特徴は、「私の子が間違いを起こすはずがない」、「この子は素晴らしい」と常に自慢に思っていて、子供を褒めてあげるだけには留まらず、問題が起こると側にいた相手に抗議の目が行ってしまう傾向にあるようです。

例えば、自分の子供が相手の子を叩いて泣かしたのに「うちの子は絶対悪く無い!あの子が悪いから仕方なくぶったのよ!」と問答無用で相手に非を認めさせようとする親。

そして実際にあったアメリカの例では、大学生になった息子の試験結果が悪いと息子ではなく、教授に直接抗議の電話をしたモンスターペアレンツもいるそうです。

このモンスターペアレンツぶりが子供に与える影響も強く、悪い事を相手にしてしまっても謝る事を学ばない子供、そして学校や公共の場で問題を起こしても「親がどうにかしてくれるから…」とまるっきり道徳心の無い子供に育ってしまう傾向も心配されます。

逆に、そんな親の理不尽な抗議をずっと目の当りにして、相手に申し訳ないという気持ちが自分を責める事で表れ、その結果、自尊心が低く、いつも自信が無く、自分は無能な人間だと思い込んでしまう子供も多いそうです。

先ほどのアメリカの大学生も後で慌てて教授に会いに行き、平謝りしなければならなかったという事です。

将来は医者?外交官?それとも有名アーティスト?:教育ママとステージママ

ヘリコプターやモンスターペアレンツという言葉がメディアで取り上げられたのは最近ですが、昔からいるタイプのママと言ったら教育ママですよね?

英語ではタイガーママとも言われるらしいですが、タイガーママは自分の子供により良い成績、良い学校への進学、そして高給・高待遇の就職を目標に二人三脚で休みも週末も返上で進学塾や家庭教師を付けて猛勉強させるという親。

これが勉強では無くダンスや楽器などになるとステージママとなる訳です。

専門家はこのタイガー・ステージママに多いタイプは自分の過去の失敗、叶わなかった夢や人生においての後悔を自分の子供に押し付けているケースが多いと言います。

その期待に応えようと健気に頑張り成功する子供達も勿論いるのですが、アメリカの子供達を対象にした調査では、タイガーママの子供達は子供らしい遊びも休みも経験が少なく、多くの子供達は精神的にふさぎがちで、ウツや慢性的な不安感を表しているという結果が出たそうです。

「子供は自分の分身」と親なら思いたくもなりますが、やはり子供もれっきとした1人の人間で全く違う人格を持っているという事を忘れずに、助言やアドバイスは親の義務としても、子供の意思を無視し、全て親の意見で将来を決めてしまっては成長途中の精神はモロク、歪んでしまい、彼らの将来に大きな影を落とすことになりかねません。

可愛い自分の娘や息子、心配で仕方ないという気持ちは親としては当たり前ですが、昔から「親は無くても子は育つ」と言われている様に、時には見て見ないフリや手を離し、自分達で世界を見つめさせ、経験させるのも彼らにとって重要だという事なのでしょう。

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