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ぽっこり下腹の原因は病気?お腹が膨らむ病気に要注意!

Date:2016.03.28

shutterstock_328289075ちょっと太ってきたからとダイエットをしたけれど、下腹のぽっこりだけが元に戻らない。そういうお悩みを抱えている女性が増えているそうです。

女性は若い世代でもお腹にだけ脂肪がつくことが多いので、「きっと皮下脂肪が落ちていないだけだろう」と考えてしまいます。

しかし、実はその中には皮下脂肪だけではなく女性特有の病気が隠れているという場合もあります。

気になるぽっこり下腹の原因となる要因について紹介します。

加齢によるぽっこり下腹

1番多いのが、加齢による脂肪の蓄積です。見た目は痩せているのに、お腹周りだけ脂肪がついてしまうという人が多く、いくらダイエットしてもお腹周りだけ、特に下腹がスッキリしないということがあります。

皮下脂肪によるぽっこり下腹もありますが、最近では内臓脂肪のつきすぎで下腹が出るという人も多いようです。

特に歳を取ると重力のせいか、ウエストではなく下腹に脂肪がつきやすくなってしまいます。いわゆる、中年太りというものです。

下腹のぽっこりはダイエットではなく、引き締めを行うことでスッキリとさせることができます。

インナーマッスルを鍛えて加齢のぽっこり下腹を克服

加齢による脂肪のつきすぎで下腹が出ている場合は、インナーマッスルを鍛えることで改善することができます。

鍛えるというと腹筋というイメージがありますが、腹筋の場合は体の表面の筋肉を使うので、インナーマッスルを鍛えるのにはあまり向いていません。

よくスポーツ選手が行っているトレーニングで、家でも手軽にできるものを1つ紹介します。

  1. 仰向けに寝て膝を立てる(足の裏がしっかりと床につくようにする)
  2. お腹をへこますように力を入れる
  3. おへそを見るように上体をゆっくりと上げ、その状態で3秒キープ
  4. ゆっくりと上体をおろす

これを1日10回行います。1度に10回やってもいいですし、朝と夜に分けてもいいです。このトレーニングはインナーマッスルが鍛えられていないと3秒キープするのも大変です。

3秒間キープするのが無理な場合は、少し時間を短くしたり慣れてきたらキープ時間を長くしても大丈夫です。

骨盤の歪み・開きによるぽっこり下腹

女性は出産などをすると、骨盤が歪みやすくなります。

骨盤が歪んでいたり、開いた状態だと内臓が本来の位置より下がってしまい、下腹部分がぽっこりと出ることがあります。

これを

  • 内臓下垂
  • 腸下垂

といいます。

この時、内臓を支えている筋力が強いと骨盤が歪んでいても支えることができるのですが、運動不足や加齢によって筋力が衰えていると支えることができません。

そのためには、まずは骨盤の歪みや開きを治してあげることが大事です。自分の骨盤が歪んでいるか、チェックしてみましょう。

  • 毎回同じ方の肩にカバンをかける、もしくは同じ方の手で荷物を持つ
  • 足を組む
  • 立っている時、どちらかの足に体重をかける

こういう人は骨盤が歪みやすいです。また出産を経験した人は骨盤が開きやすくなっています。

骨盤を元に戻してぽっこり下腹を克服

上記のチェックで骨盤の歪みや開きがある可能性が高い場合は、施術が必要です。しかし、骨盤の歪みや開きは自己流で治すと危険なので、カイロプラクティックや整体で施術してもらうようにしましょう。

なかなか施術に行く時間が作れないという人は、応急処置的に骨盤ベルトを使うのもいいかもしれません。

そして骨盤が歪んだり開いていると、骨盤内の内臓を支えるインナーマッスルも落ちてきます。

インナーマッスルを鍛えるには、上記の加齢の時と同じようなトレーニングを行うと効果的です。

腸内環境の悪化によるぽっこり下腹

腸内環境が悪くなると、腸の悪玉菌が増えてきて腸の機能が低下してしまいます。腸の機能が低下すると便秘になったり、腸の中にガスが溜まりやすい環境になり下腹が張ったような状態になります。

下腹が張った状態が続くと、その部分だけぽっこりと出てきてぽっこり下腹になります。特に女性は便秘で悩んでいる人が多いので、腸内環境の悪化によるぽっこり下腹の人も多いようです。

善玉菌などを積極的に摂取してぽっこり下腹を克服

腸内環境を整えるためには、腸の中の悪玉菌を減らして便秘やガス溜まりを解消しなくてはいけません。そのためには、腸に良い善玉菌を増やしてあげる必要があります。

  • 食物繊維が豊富な野菜
  • 乳酸菌が多く含まれる発酵食品
  • 水分をしっかりと摂る

実は水分が不足すると、便が硬くなることがあります。よく「便秘しないために、朝コップ1杯の水を飲むといい」と言われますが、それくらい水分は大事です。

婦人科系の病気によるぽっこり下腹

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女性で特に気にしなくてはいけないのが、婦人科系の病気によるものです。

下腹部分にはちょうど子宮や卵巣といった、女性にしかないものがあります。その部分に病気があったりすると、下腹がぽっこりとしてくることがあります。

便秘でもないのに、下腹が急にぽっこりとしてきたなと感じた時は、もしかすると婦人科系の病気が関係しているかもしれません。

婦人科系の病気の場合、触診をした後に異常や気になる部分がある場合は、超音波検査(エコー検査)やCT・MRI検査、血液検査を行い、その検査結果でどの婦人科系の病気に当たるかを判断します。

ぽっこり下腹に繋がる婦人科系の病気を紹介します。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は、卵巣に脂肪や水が溜まり、水風船のような腫瘍ができます。腫瘍はこぶしくらいまでの大きさになり、この大きさになると下腹が出てきます。

それ以上大きくなると、触ると下腹にしこりのような硬いものが出てくるので、異変に気付く人も多いようです。卵巣嚢腫になると下記のような症状が出てきます。

  • 卵巣の腫れで腸や膀胱が圧迫され、頻尿や便秘になる
  • 不正出血をおこす
  • 腹痛や腰痛が続く
  • 水っぽいおりものが出る

こういった症状が出て、下腹が出てきた時は要注意です。また腫瘍が大きくなり、卵巣が捻じれてしまう「茎捻転」を起こすと激痛が走り、日常生活が困難な状態になることがあります。

卵巣嚢腫は比較的多くの女性に見られる症状で、年代関係なく発症します。その中でも卵巣がフル稼働している状態(妊娠経験がない人)が長く続くと、卵巣嚢腫になりやすいようです。

卵巣にできる腫瘍のうち、約90%が良性(卵巣嚢腫)だと言われています。腫瘍は良性であっても大きくなると体に大きな負担を与えます。

症状が悪化すると腹水が溜まり、さらにぽっこりとした下腹になります。

エコーや血液検査で卵巣嚢腫が見つかった場合、腫瘍の大きさによって治療法が変わります。小さい場合は経過観察、大きい場合は手術で取り除くのが主流です。

卵巣がん

卵巣にできる腫瘍の約90%が卵巣嚢腫で、残りの約10%が卵巣がんになります。症状は卵巣嚢腫と同じです。なので、腫瘍が大きくなり症状が悪化すると腹水が溜まり、下腹がぽっこりとしてきます。

卵巣がんも初期段階ではほとんど自覚がなく、腫瘍が大きくなるにつれて下腹がぽっこりとしてきます。「卵巣の腫瘍の約90%は良性だから大丈夫」と油断せず、上記のような症状がある場合は、婦人科で診察を受けるようにしましょう。

卵巣がんの治療には下記の3つがあります。

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 化学治療

外科手術が難しい場合や取り除けないがん細胞がある場合、今までは放射線治療も行っていましたが、卵巣がんは抗癌剤の効果が高いため、放射線治療ではなく化学治療を行うことが多いようです。

また、腫瘍が大きい場合などもすぐに外科手術を行うのではなく、化学治療を行って腫瘍を小さくしてから外科手術をする方法もあります。

子宮筋腫

子宮に良性の腫瘍ができる病気を、子宮筋腫といいます。30~40代女性に多く、腫瘍の大きさやできる場所、数によって症状が違いますが、主に下記のような症状が出てきます。

  • 月経時の出血量が増える
  • 不正出血
  • 貧血やめまい
  • 頻尿や便秘
  • 下腹部の膨満感
  • 生理痛や腰痛

こういう症状は生理の時に訴える人が多いので、なかなか見つけるのが難しいようです。

急に便秘になったり、膨満感が出てきた時はまずは内科で症状を見てもらい、何の異常もない場合は婦人科で診察してもらうといいかもしれません。

子宮筋腫がこぶし大の大きさになると下腹にしこりができることがあります。これを放置し、大きさが15cm以上になると、人によっては下腹がぽっこりと膨らんできます。

子宮筋腫の治療には下記の2つがあります。

  • 外科手術
  • 保存療法(薬物によるもの)
子宮筋腫は良性疾患のため、全ての人が手術や保存療法をするというわけではありません。検査をして、経過観察という人もいます。

特に、閉経してエストロゲンの分泌が減ると筋腫が自然と小さくなる人もいるため、閉経間近の人は経過観察をすることがほとんどです。

筋腫の大きさや場所、今後の妊娠意思などにより手術方法が変わってきます。妊娠を考えている人は子宮を残して筋腫を取り除きますが、それ以外は子宮全摘出することもあります。

保存療法は、エストロゲンの分泌を減らす薬物療法になります。この治療法は人工的に閉経に近い状態を作るため、更年期障害のような症状が出ます。

そのため、閉経が近い年代の女性や手術前に筋腫を一時的に小さくするために行います。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の部分に増殖する病気で、本来は月経と共に子宮内膜は排出されます。

しかし、子宮以外の部分に子宮内膜があると排出されずに腹腔内にとどまるため、炎症を起こすこともあります。子宮内膜が腸や胃に癒着すると、お腹や下腹に張りが出てぽっこりとしてきます。

子宮内膜症になると下記のような症状が出てきます。

  • 激しい生理痛
  • 排便時の痛み
  • 腰痛や股関節痛
  • 生理時以外の下腹部痛
  • 月経時にレバーのような塊が出る
  • ナイト用ナプキンが1時間もたない(多量出血)

よく「卵巣チョコレート嚢胞」という病気を耳にしますが、この病気も子宮内膜症の一種になります。

基本的に、子宮内膜症は良性の病気なので命に関わることはありませんが、卵巣チョコレート嚢胞を発症した人の約0.7%が卵巣がんを発症すると言われているため、定期的に検査を受ける必要があります。

子宮内膜症の治療法には下記の2つがあります。

  • 外科手術
  • 薬物療法

手術療法を行う場合は、今後の妊娠などを考慮して医師と相談をして決めていきます。しかし、卵巣チョコレート嚢胞があり、その大きさが5cm以上の場合は手術を勧めることもあります。

その他、不妊治療をしているのに妊娠しない、不妊検査をしても原因が分からない場合は子宮内膜症が原因の場合があるので、手術をして嚢胞などを取り除くこともあります。

また、子宮内膜症は何度も再発するため、根治したいという場合は子宮と卵巣(両方)を摘出する手術を行うこともあります。

薬物療法には、いくつかの種類があります。

  • 鎮痛剤による対処療法
  • GnRHアナログ療法
  • ダナゾール療法
  • 偽妊娠療法

対処療法は、鎮痛剤で痛みを抑える方法です。妊娠したい人や軽度の人は痛みの出る月経前から処方された鎮痛剤を飲んで症状を抑えるという方法があります。

GnRHアナログ療法は、薬で人工的に閉経状態にする方法で、ダナゾール療法は、男性ホルモンを誘導する方法です。この2つは月経が止まるため、生理痛や生理に伴う症状は全てストップします。

しかし、薬を止めると生理が再度始まるため症状が出てきたり、子宮内膜症が進行する場合もあります。

偽妊娠療法は、低用量ピルを飲むことで、排卵を抑えます。そのため生理痛が軽減され子宮内膜症の進行も抑えてくれます。低用量ピルは避妊薬のため、妊娠予定のない人や妊娠を考えていない人のみ使います。

子宮がん

子宮がんには、子宮の入口付近にできる子宮頸がんと、子宮の奥にできる子宮体がんの2つがあります。

子宮がんの約60~65%は子宮頸がんで、年代も若い世代に多いと言われています。子宮体がんは年配の女性、特に出産経験のある人に多くみられるがんです。

この2つ、症状は似ているのですが「なりやすいタイプ」というのが全く違います。自分が子宮頸がん、子宮体がんどちらになりやすいかを知っておくのも大事です。

子宮体がんになりやすい人

  • 出産経験がない人
  • 食事が欧米化(肉食)している人
  • 肥満の人

(症状)

  • 下腹に張りを感じる
  • 不正出血
  • おりものに血が混じる
  • 下腹に痛みを感じる
子宮頸がんになりやすい人

  • 出産経験のある人
  • 若い頃から男性経験が豊富な人
  • 喫煙している人

(病状)

  • 下腹に張りを感じる
  • 不正出血
  • おりものが今までと変化する

これに当てはまるからといって必ず、子宮がんになるというわけではありません。早く病気を見つけたい場合は、定期的に検査を受ける必要があります。

子宮がんの場合、ぽっこり下腹を訴える人は少ないと言われています。

子宮がんの症状があるのに放置し、下腹が張ってきて出てきたと思い病院に行ったら腹水が溜まりはじめていたということもあるので、少しでも気になる時は病院へ行くようにしましょう。

子宮がんの治療には下記の3つがあります。

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 化学治療

子宮は子供を授かるのに必要な部分なので、治療には担当医だけではなく本人の希望や家族を取り入れ、どの方法が一番いいかを見つける治療を行う病院が増えています。その意見と病状を照らし合わせて、どの方法が1番最善策なのかを見つけていきます。

その他の内臓疾患によるぽっこり下腹

婦人科系以外にも下腹のぽっこりに繋がる病気があります。それが内臓疾患です。

下腹と臓器はあまり結びつきませんが、下腹部分には腸や肝臓といった大事な臓器があります。

その中でもぽっこり下腹に繋がる病気を紹介します。

肝硬変によるぽっこり下腹

肝炎が長期間続くと幹細胞が破壊され、肝臓に繊維質の組織が増殖して肝臓が硬くなります。

肝臓が硬くなることで肝機能が低下し、血液が肝臓に戻らず胃や食道に流れるため静脈瘤を発症することがあります。

肝硬変になると下記のような症状が出てきます。

  • 横から見ると下腹が異常にぽっこりとしている
  • 手のひらが異常に赤くなる
  • 背中や胸部にクモ状血管腫が出る

肝硬変によるぽっこり下腹は腹水が溜まってできるもので、寝た時にぽっこりとしていた下腹が横に流れるようだと腹水の可能性が高いです。

そして腹水が溜まったお腹はお腹をつまむことができないので、脂肪との見分けもできます。

肝硬変になると、肝臓を正常の状態に戻すことはできません。そのため、肝機能を保つための治療をします。

肝機能が一定に保たれている場合は、通院での経過観察や薬で様子をみます。その他、運動方法や食事などの生活指導も併用していきます。重度の肝硬変の場合は、入院をして腹水を減らす治療などを行います。

大腸がんによるぽっこり下腹

大腸がんとは、大腸の粘膜に悪性腫瘍ができる病気です。初期症状はほとんどなく、気になる症状が出てきた時には進行していたということが多いようです。

大腸がんになると下記のような症状が出てきます。

  • 排便時の出血
  • 下痢と便秘(繰り返す)
  • 黒っぽい便が出る
  • 便が細くなる
  • 腹痛
  • 貧血
  • お腹にしこりができる
  • ぽっこり下腹(膨満感)

排便時の出血は痔と間違える人が多く、すぐに検査を受けるという人が少ないようです。

女性の場合、出血と共に体重の激減や貧血を起こした時は大腸がんの検査をすぐに受けるようにしましょう。

大腸がんの治療には下記の4つがあります。

  • 内視鏡治療
  • 外科手術
  • 化学療法
  • 放射線治療

最近は大腸がん検査の時、ポリープを発見した場合はそのまま内視鏡で取り除くことがあります。これが悪性であっても綺麗に取り除くことができていれば、あとは経過観察となります。

その他の治療法は他のがんと同じく、病気の進行具合や患者の体調などによって治療法を医師と決めていきます。

ぽっこり下腹は脂肪だと決めつけないのが大事

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女性はダイエットをしても、ぽっこり下腹だけ改善されないことが多いです。そのため、下腹がぽっこりとしてくると「また脂肪がついてきたかな」と勘違いする人が多いようです。

婦人科系の病気によるぽっこり下腹は、触るとしこりがあったり部分的に硬く感じることがあります。

ぽっこりとした下腹を触って「ちょっと硬いな」と感じた時は、脂肪がついたと思わずに内科や婦人科で診察をしてもらいましょう。

もしかすると、脂肪以外の何かが原因となっているかもしれません。

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