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ヨーグルトで有名なプロバイオティクスの効果。腸内環境整え美肌に!

Date:2016.10.03

shutterstock_428221333プロバイオティクス入りのヨーグルトなども増えてきましたが、実際のところ、どのような効果があるのかはっきりとわからない部分もありますよね。

プロバイオティクスって、乳酸菌とはどんな違いがあるの?どうやって摂ることが出来るの?など、プロバイオティクスの基礎からしっかり解説しますね。

プロバイオティクスの効果とそれを利用して美肌を作る方法をご紹介します。

腸内フローラのバランスを改善するプロバイオティクス

プロバイオティクスとは、生きて腸まで届き、腸内の健康を保つために役立つ微生物のこと。

お腹に良い菌というと乳酸菌が思い浮かびますが、すべてが腸まで生きて届くわけではありません。

乳酸菌に限らず、お腹に良い働きをしてくれて、かつ腸までしっかり届くものをプロバイオティクスと呼んでいます。

腸内フローラとは腸の「お花畑」

私たちの腸の中には400~500種類、実に100兆個もの腸内細菌あるといわれています。

その細菌には、

  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 日和見菌

の3つがあり、これらがびっしりと腸の壁面を埋め尽くしています。その様子がお花畑のようなので、「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれているのです。

腸の中は全部善玉菌になってしまえばいいのでは、と思いますが、そうでもないんですね。

この3つのバランスが保たれていることが大事で、
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
の割合が理想とされています。

プロバイオティクスの条件

腸の善玉菌がプロバイオティクスと呼ばれるためには、以下の条件が必要です。

  1. 生きて腸まで届くこと、胃酸などで死滅しないこと
  2. 腸の粘膜に付着して腸内で増殖する力があること
  3. 腸内フローラのバランスを改善する効果が認められること 悪玉菌を減らすことができる 抗菌性物質を生産し、病気の予防ができること
  4. もともと腸内フローラに存在する微生物の一員であること
  5. 食品としても医薬品としても安全性が高いこと
  6. 食品などで簡単に摂取できること
  7. 価格や費用が安いこと、取扱が容易であること

生きて腸まで届きさえすればいいかというとそうではないんですね。

プロバイオティクスの種類はこんなにある

プロバイオティクスと呼ばれる菌にはどのようなものがあるか、その特徴も合わせて紹介します。

カスピ海ヨーグルトでおなじみ、クレモリス菌FC株

整腸作用、美肌効果があり、乳たんぱく質とくっつくと独特の粘りが出るという特徴があります。

元々日本にはなかった乳酸菌で、1986年、長寿研究の第一人者、家森幸男博士がコーカサス地方から持ち帰ったことからカスピ海ヨーグルトが日本で食べられ始めました。

人の消化液に分解されないので、生きて腸まで届きます。

  • アレルギー症状の緩和
  • 中性脂肪を減らす働き

もあるといわれています。

チーズから発見〜ラクトバチルス・カゼイ菌

「カゼイ」とはラテン語でチーズを意味する言葉で、それはこの菌がチーズの微生物を研究している過程で発見されたからです。

胃酸や胆汁酸に強く、腸で増える力が強い菌で、ウェルシュ菌などの悪玉菌を減らす働きがあります。

ヨーグルトや乳酸菌飲料によく使われていますね。

ヤクルトに入っている乳酸菌シロタ株はこの仲間で、正式名称を「ラクトバチルス属カゼイ菌YIT9029株」といいます。便秘の改善に効果的です。

漬け物から発見〜ラクトバチルス・ブレビス菌

ラブレ菌とも呼ばれる菌で、京都のすぐき漬けから発見された乳酸菌です。酸や塩分に強く、非常に生命力の強い菌で、整腸作用にすぐれています。

  • コレステロールの低下
  • 解毒作用
  • がんの予防
  • 免疫力を高める
  • 美肌効果

など、様々な健康効果が期待されている菌です。

長く定着するラクトバチルス・ガセリ菌

雪印メグミルクが発見したラクトバチルス属ガセリ菌SBT2055株は、長く腸にとどまり、最大で90日間も腸内で定着していた、という研究結果もあるほど。

免疫力を高め、内臓脂肪を減らすなどのダイエット効果もあると期待されている菌です。

胃潰瘍や胃がんの原因とされるピロリ菌を抑制する効果も期待されています。

アレルギーにビフィドバクテリウム・ロングム菌

人の腸に生息できるビフィズス菌の一種で、健康な乳児から発見されたヒト由来のビフィズス菌がビフィドバクテリウム・ロングム・bb536株です。

森永乳業によって1969年に発見されました。

大腸の悪玉菌を減らし便秘を改善するとともに、大腸がんのリスクを減らす効果が期待されています。

また、免疫力を高め、花粉症などのアレルギー症状の緩和に役立つと注目を浴びている菌でもあります。

大腸でポリアミンを作るビフィズス菌LKM512

ポリアミンとは生きていくために不可欠な物質で、ポリアミンは加齢とともに減少していくことがわかっています。

ポリアミンが不足すると老化が加速すると考えられていますが、このポリアミンを大腸で増やすことが出来るのがビフィズス菌LKM512です。

ポリアミンは大豆や茸類にも含まれている成分ですが、ビフィズス菌LKM512と一緒に摂ることで老化を防止できるかもしれないと期待が高まっています。

腸内生存率70%のアシドフィルス菌

生命力の強いアシドフィルス菌はラクトバチルス属に分類される乳酸菌で、強い生命力があり、腸での生存率は70%といわれています。

  • ピロリ菌に対して強力な殺菌力を持っている
  • 腸内腐敗物が原因の口臭を予防する
  • ビオチン(ビタミンBの一種)を生成する

などの働きが知られています。

プロバイオティクスの様々な健康効果

意外にも日本で発見されたプロバイオティクスがいくつもあることに驚かされました。

これらの菌は、私たちの腸まで生きて届き、どのような働きをしてくれるのでしょうか。

下痢や便秘の改善するダイエット効果

乳酸菌は腸に入ると乳酸を作ります。また、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を作り、これらが便の水分量を調節することで、

  • 下痢
  • 便秘
  • 過敏性腸症候群

などの改善に役立つとされています。

腸の中で善玉菌を活性化させ、悪玉菌の増殖を抑えることが出来れば便秘予防にもなりお腹もすっきりします。

余計なものを溜め込まなくなるのでダイエット効果も期待できますね。

腸内環境を改善して美肌効果も

腸内環境の悪化は肌荒れを引き起こすこともあります。

肌トラブルは、

  • ストレス
  • 不規則な生活
  • ジャンクフード

などだけではなく、これらが原因の腸内環境の悪化が大きく関係しています。

腸内環境が悪化すると腸内で毒素が発生し、それが血液中に溶け込んで全身を巡ります。そして最後は皮膚から出てくるんですね。

便秘になるとニキビが出来やすくなるのは有害物質が肌から出てくるからです。

腸内環境を改善し、善玉菌の働きを活性化させることが美肌作りへの第一歩。お腹の中からキレイにしないと、いくら高級な化粧品を使っても肌はキレイになりません。

NK細胞活性化による免疫力強化

腸には身体の免疫細胞の7割が集まっているといわれています。

ですから腸内環境が悪化すると免疫機能が低下してしまい、

  • 細菌
  • ウィルス
  • がん細胞

などが増殖し、病気にかかりやすくなるのです。

プロバイオティクスを摂取することで、免疫細胞の一つである「NK(ナチュラルキラー細胞)」を活性化させることがわかっています。

花粉症の改善にも?抗アレルギー作用

プロバイオティクスの花粉症などアレルギー症状への効果についても研究が進んでいます。アレルギー症状には

  • 花粉症
  • アトピー性皮膚炎
  • 鼻炎
  • 喘息

などがありますが、これらの症状を持つ人にはラクトバチルス菌が少ないということもわかってきています。

抗生物質を服用することによって腸内環境が悪化してしまっている場合もあり、腸内の善玉菌を増やすことがアレルギー症状の緩和につながるのでは、と考えられています。

実際に、発酵乳を摂取することで花粉症の症状が緩和されたというレポートもあります。

「2つのプロバイオティクスを使った発酵乳を摂取することで、花粉症患者の腸内細菌叢を多様化させるこれまでの成果と最新の研究成果を発表!」
…中略…
発酵乳を摂取することで、以下の2つのことが明らかになりました。
①アレルギーの一つであるスギ花粉症患者の鼻づまり改善効果を示しました。
②腸内の細菌が多様化し、さらに乳酸や酪酸を産生する細菌が有意に増加しました。

花粉症を「治す」ところまではいっていないのですが、症状の緩和には役立つようですね。更なる研究が待たれるところです。

プロバイオティクスが含まれる食品を摂ろう

腸内環境を改善していくには、数日身体にいいものを食べるだけではダメで、続けていくことが大切です。

少なくとも数週間は続けてみて下さい。それでは、何を食べれば良いのでしょうか。

プロバイオティクス入りの乳製品

「プロバイオティクス入り」もしくは具体的にプロバイオティクスの菌の名前や「お腹の調子を整えます」などの機能の表示がされているヨーグルトや乳酸菌飲料がいいでしょう。

このような食品は「機能性表示食品」と呼び、科学的根拠に基づいた機能性が表示されているものです。

消費者庁から個別に許可を受けている「特定保健用食品」とは区別されていますが、どのような健康子かが期待できるのかがわかるように表示されています。

プロバイオティクスの摂取目安量

ヨーグルトであれば、1日200〜300gは摂りたいところ。小さなヨーグルトのカップなら、毎食後食べた方がいいということですね。

ただし、他の食品との食べ合わせもありますし、お腹の調子が改善されないなら、

  • もう少し量を増やしてみる
  • 菌の種類を変えてみる

など、体調を見ながら量を加減して下さい。

日本古来の発酵食品もプロバイオティクスの仲間

納豆、ぬか漬け、味噌などにも植物性乳酸菌がたっぷり含まれています。

これらの菌は、元々人の腸にあるものではないものもありますが、酸に強く、生きて腸まで届くのでプロバイオティクスの仲間とされています。

これらも毎食食べるようにすれば、腸内環境が徐々に整っていくでしょう。

同時に摂取すると良いプレバイオティクス

プレバイオティクスとは、プロバイオティクスの働きを助けるサポート役のようなもの。名前がとても似ているので間違えやすいですが、菌ではありません。

オリゴ糖や食物繊維のことで、

  • ビフィズス菌や乳酸菌のえさとなるもの
  • 善玉菌の働きがより活発になるもの

という定義があります。

プレバイオティクスが含まれるのは、

  • ごぼう
  • アスパラガス
  • キャベツ
  • 大豆製品
  • はちみつ
  • バナナ
  • リンゴ
  • 玉ねぎ
  • 海藻
  • キノコ
  • こんにゃく

などで、特別な食べ物ではありませんね。

プロバイオティクスとプレバイオティクスは一緒に摂ることでそれぞれの効果が高まりますが、この組み合わせをシンバイオティクスといいます。

たとえば

  • はちみつとヨーグルト
  • きんぴらとぬか漬け

など、普通に食べている食べ合わせの中にもシンバイオティクスはあるんです。

ただし、野菜などから摂れるオリゴ糖の量はそれほど多くはないので、サプリメントなども使いながらプロバイオティクスと組み合わせていくといいでしょう。

成果を得るには継続して摂ることが大事

プロバイオティクスもそれ以外の乳酸菌なども、外から取り入れた菌が腸内で定着することは難しいとされています。

一定期間をおいて体外に排出されてしまうので、1度食べれば終わり、ではありません。

これまで、多くの研究者は、摂取したプロバイオティクスは生きたまま腸まで達し、そこで増殖し定着すると考えているが、摂取した外来のLactobacillus やBifidobacterium がヒトの腸内で生残し、定着することはかなり困難であることが認められた。

元々いる善玉菌を活性化させて腸内環境を改善するには、プロバイオティクスを継続して摂ることが大事なのです。

自分に合ったプロバイオティクスを見つけることが大事

腸内フローラの菌の種類は人によって違います。離乳食の頃の食べ物によってその人固有の腸内フローラが決まるといわれているので、どのプロバイオティクスでも効果が出るわけではありません。

自分の腸内フローラにあったプロバイオティクスを見つけるには、食べてみないとわからないんですね。

しばらく続けてみて、腸内フローラがちっとも改善されなければ、そのプロバイオティクスは自分の腸とは合わなかったということになります。

根気強く、自分に合ったプロバイオティクスが見つかるまで試してみて、いいものが見つかったらそれを摂取し続けると腸内フローラも改善していくでしょう。

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