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世界で人々のために働く日本人女性~中東編

Date:2013.09.04

仕事で大きな成果を残していくには、どのようなことがポイントなのでしょうか。大きな仕事を成し遂げられる人とそうでない人とでは、何が違うのでしょうか。

今回は、Newsweek 日本版 世界が尊敬する日本人100人にも選ばれた、スワーダ・アル・ムダファーラさんについてご紹介しながら、仕事をしていく上で大事なポイントについて考えてみます。

中東 オマーンで学校を経営するスワーダ・アル・ムダファーラさん

スワーダ・アル・ムダファーラさんという名前を聞いて、海外の人ではと思ったのではないでしょうか。実はスワーダさんは、もともと日本人であり、旧名を森田美保子さんといいます。

スワーダさんは、お茶や日本舞踊といった日本文化を紹介するため、中東の国オマーンに渡りました。

オマーンはアラビア半島の先端に位置する国です。馴染みのない国名ですが、スワーダさんは現地の食文化や衣装、人々の気質は日本のものと近く、日本人も親しみやすい国だと言います。

スワーダさんは現地の男性と結婚し、国籍も移しました。名前もオマーン風のものに改名したといいます。

結婚後、暮らしには困らなかったということですが、「日本人として何かオマーンのためにできることをしたい」と考えるようになりました。それが教育だったのです。

日本の教育は世界的に見ても、レベルの高いものです。スワーダさんも、「自分は日本で良い教育を受けてきた」と感じていたそうです。この日本で教育を受けてきた経験を活かしながら、オマーンに学校を作ろうと決心したのでした。

当初は幼稚園児5名からのスタートでした。それがいまや幼稚園児から高校生まで500名以上の生徒がスワーダさんの学校で学んでいます。

スワーダさんは、様々な革新的な取り組みも行い、オマーンではそれまで行われていなかったサマースクールやプールの授業などを次々と実現させていきました。今ではオマーンの学校の中でも最も人気のある学校の一つに数えられています。

スワーダさんの講演会は日本でも度々行われ、教育関係者をはじめとする多くの人を勇気づけてきました。

スワーダさんから学ぶ、大きな仕事を成し遂げるための極意

海外で学校を作るということは並大抵のことではありません。スワーダさんも、当初、海外出身であることや女性であることなどから、多くの障壁に出合ってきたといいます。

スワーダさんがこのように大きな仕事を成し遂げ、現在オマーンの人々の絶大な信頼まで得るようになれたのはどうしてなのでしょうか。スワーダさんの話から、見えてくる2つのポイントをお伝えします。

ネゴシエーションの力~あせらず粘り強く

スワーダさんの話で印象的なのが、何事もネゴシエーションからという言葉です。中東では、特にこのネゴシエーション力、つまり交渉力が必要なのかもしれませんね。しかし、日本においても、何らかの仕事を成し遂げようとするときには、この交渉力は不可欠でしょう。

これまでになかったことをやろうとすると、常に、反対する人が出てきたり、規則に反しているなどといった理由で容易には進まないものです。そのような中でも、粘り強く交渉を重ね、少しずつできることから手をつけていくことです。

スワーダさんは大胆な改革も行ってきたため、役所の許可が下りないということもあったそうです。しかし、交渉をしながらできることから手をつけていきました。

「ルールを変えるには時間がかかる」とスワーダさんは言います。あせらず粘り強く、関係する人々との交渉を続けていくことで、道が開かれていくものです。

仕事で関わるすべての人との関係を大切にする

スワーダさんが強調するのは「基盤が大事」ということ。この基盤とは、人々との信頼関係のことです。これがないと、全てが簡単に壊れてしまいやすいのです。

スワーダさんは毎朝の朝礼で、500人以上の全生徒と握手をし、一声かけています。子ども達にとって、毎朝声をかけてもらえることは、とても嬉しいのではないでしょうか。スワーダさんに対し生徒は絶大の信頼を寄せています。

また、スワーダさんの校長室はいつも開いており、生徒が気軽に相談にやってくると言います。

校長先生と、気軽に会って話ができるというのは、他の学校ではあまり考えられないですよね。たとえ生徒の数がとても多くても、一人一人の生徒と直接言葉を交わし、信頼関係を作っていく。ここにスワーダさんの基盤があります。

また、この学校では、教師の国籍も様々で、世界30カ国以上から集まっています。国籍の全く違う教師達をマネジメントすることも大変だったと言います。

しかし、教師を採用する時には直接、各国に足を運んで、話をします。ともに働く教師達との関係も大切にしている様子が見えてきます。

どんな仕事であっても、一人ではできないもの。一緒に働いている人を大切にし、共に協力し合える関係を築いていますか?会社の中では、よく人の欠点ばかりを見つけて批判してばかりの人もいます。

人に慕われ、協力を得られる人は、時に厳しくも、共に働く人との関係を大切にしている人ではないでしょうか。

スワーダさんは学校の生徒や教師達からはもちろん、オマーンの国の多くの人に慕われています。多くの人に慕われていることが、スワーダさんが仕事をしていく上で大きな力になっています。

今回は、オマーンで学校を経営するスワーダ・アル・ムダファーラさんから学べることとして2つのことを挙げてみました。スワーダさんは何事にも動じない雰囲気を持つ、堂々とした人です。仕事を成し遂げていく上で、私達女性の一つのロールモデルになってくれる人でしょう。

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