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世界で人々のために働く日本人女性~アジア編

Date:2013.09.04

世界で活躍する女性達の生き方を知ると、そこから私達女性が強く幸せに生きていくためのヒントが見えてきます。ここでは、アジアの最貧国バングラデシュを拠点に働く日本人女性の生き方を紹介します。

バックを出発点として

女性にとって、大切なファッションアイテムの一つ、バック。このバックを途上国で現地生産し、日本の消費者に向けて届けるビジネスを行っている株式会社マザーグース代表、山口絵里子さん。

現地に工場を作り、スタッフを雇用。デザインと実用性に優れた世界に通用する商品を作り、日本などの先進国で販売します。そしてその利益を途上国の人々が正当に得られるようにすることを目指していらっしゃいます。

山口さんは途上国支援のための国際機関でインターンとして働いた経験があります。そこで働いたとき、国際機関のオフィスからは、支援を受ける途上国の人々の現実が見えにくくなっていることに疑問を覚えたといいます。

そして、インターンを終えた後、自らの目で途上国の現状を見るため、バングラデシュに乗り込みました。

バングラデシュは、インドの東部に位置する小さな国ですが、人口は世界8位、約1億5000万人物人々がいます(世界保健機関による統計2013年)。

そのため人口密度が非常に高いのです。サイクロンなどの自然災害に度々襲われたり、政情が不安定なこともあり、貧困が問題となっています。

山口さんはこのバングラデシュの大学院で学んだ後、バックを生産するビジネスを通してこの国の支援を行うことを考えました。目指すのは、現地の工場で、現地の人と共に、世界に通用するバックを作ることでした。

自らの足で協力してくれる工場を探す

山口さんは、バングラデシュの工場を一つ一つまわり、協力してくれるところを探しました。しかし相手にしてくれるところは全く見つかりませんでした。

まだ、大学院を卒業したばかりの若い女性であった山口さん。私には経験もないし、お金もないし、無理なのかもしれない、と思ったといいます。しかし、粘り強く工場をまわり続け、ついに協力してくれる人を探し出しました。

協力者を得て、いよいよバックの生産を開始。はじめは少量ずつの生産からスタートし、日本での販売を目指すため、大手の百貨店に飛び込み営業をしたといいます。ここで、160個のバックを完売させることができ、その後少しずつ生産量を増やしていきました。

しかし、途上国で生産を行っていく上では、予想外の事態も起こりました。自然災害や、共に働いていた人の裏切り、バックの生地やデザイン画をことごとく盗まれてしまう経験。

それらを一つ一つ乗り越えて、現在ではさらに事業を拡大、バングラデシュの他、ネパールでも生産を開始しています。そして、日本の多くの百貨店や直営店、ホームページで、現地の人の手によるバックを消費者に送り届けています。

山口さんの生き方から見えてくる、働き方のヒント

山口さんは、バックを生産すると決意して、協力してくれる工場を探しました。しかし相手にしてはもらえず、「私なんかには無理なのかなぁ」と思ったといいます。経験もお金もなく、無謀なことと思えたのかもしれません。

この山口さんと同じような気持ちを持つ人は、多いのではないでしょうか。

「やってみたいことはあるけれど、知識も経験も十分でないような気がする」「お金もたくさん貯めてあるわけではない」また、現在働いている会社の中での、新しいプロジェクトや昇進の機会があっても、「私には無理かもしれない」と思って引き下がってしまう女性も多いように思われます。

山口さんは、他の多くの女性と同じようにこのような気持ちを抱えつつも、そこから一歩を踏み出したということが前進につながったのではないでしょうか。

やってみずに終わるのではなく、スタートラインからまず少し先に進んでみるということが、道を開くきっかけになるでしょう。

山口さんは現在ではとても活躍され、多くのバックやその他の商品を販売されています。また現地の工場の労働環境にも気を配ったり、自然災害により大きな被害が現地の人々に出た時には、人々に物資の支援もされています。

今では山口さんの多くの思いが形になっている様子を感じることができます。このように、思いが形になっていくのは、少しずつ行動を重ねて道を歩んできた結果です。

そこまで到達するためには、工場の体制作りから、販売先の確保など多くのチャレンジがありました。途中で先が見えない時があっても、めげずに、行動し続けることが大切ではないでしょうか。これは、山口さんだけではなく、どんな人にとっても同じこと。

やってみる、という行動を積み重ねた先に、その成果が得られる、山口さんの生き方からこのようなことも学べるでしょう。

どんな人でも出発点は同じ

今では数多くのバックを販売し、途上国支援も行っている山口さん。テレビや雑誌でも取り上げられたりしています。そんな山口さんでも、私には無理かもしれないと思った瞬間があったということは、多くの女性の励ましになるのではないしょうか。

こんな仕事をやってみたいという気持ちがあっても、尻込みをしてしまう。そんな瞬間に、この山口さんのストーリーを思い出して一歩進んでみてもらえたらと思います。

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