• 美容
  • ライフスタイル
  • 健康
  • ファッション
  • スピリチュアル
  • DIY女子部
  • 恋愛
  • 大人の美学

性別は多種類?知っておきたい「セクシュアルマイノリティ」のこと!

Date:2013.08.24

性別といえば、生まれた時に「男」か「女」かと決まるものだと思われていますね。また、性愛の対象は異性であることが常識であるとも思われています。

しかし今「同性婚を認めよう!」という世界的な動きがあり、同性愛者というセクシュアルマイノリティについては、その存在が決して少なくないものであるということが知られるようになってきました。

その一方で、同性愛者以外のセクシュアルマイノリティについては、まだまだ知られていないものも多いかと思います。そもそも性別というのは、本当に2種類だけなのでしょうか? 性別は、どのようにして決まったり、意識されたりするのでしょうか?

性別には、4つの捉え方があるとされています。今回は、性別を考える際の指標であるとされているその4つ「身体の性」「心の性」「性指向」「社会的な性」という項目について、ご紹介してみたいと思います。

身体の性

この「身体の性」というのが、一番わかりやすく一般的であるという印象を持っている方は多いかと思います。その人に備わっている性器が、男性器であるか女性器であるか、という指標です。戸籍上もこれを基準に性別が記載されることが基本になっています。

しかしこれに関しても「男か女かの2種類である」とは言えません。男性器と女性器の双方を持ち合わせて生まれてくる人や、どちらの機能も持たずに生まれてくる人もいるからです。

心の性

「心の性」とは、「自分の性別が何であると自分が考えているか」というものです。「性自認」と表現されることが一般的です。この性自認と身体の性とは、基本的に「一致している」ということが前提とされていますが、必ずしもそうであるとは限らないのです。

近年では「性同一性障害」という言葉もより一般的なものとなってきたかと思います。

ただし、「障害」や「病気」という表現は不適切である(異なっていることもまた「普通」である、など)という考えから、身体的な性と性自認とが異なっている場合でも「自分は性同一性障害ではない」という生き方を選択する人たちもいます。

例えば「身体は男・自認は女」という事があった場合、「身体は男である女性」と考えるのか「自認は女である男性」と考えるのかで、随分と大きな違いが出てきますね。

また、自分のことを「男とも女とも思わない」「男でもあり女でもある」と自認してらっしゃる方もいらっしゃいますし、これも男女2種類にわけられるというものではありません。

性指向

性指向は、どういう性別の人を性愛の対象とするか、という軸です。近年は同性愛者に関して、婚姻を認める・認めないなどで話題になっていますね。婚姻の選択肢を与えないというのは大きな人権問題ですし、世界では「認める」という方向に動いて来ています。

同性愛とは「男性が男性を・女性が女性を」性愛の対象とする、ということですが、性指向に関しても、この2種類にわけられるだけというわけではありません。

男女の両方を性愛の対象にする・男でも女でもない人を性愛の対象にする、という方もいらっしゃいますし、もちろん「男女のどちらも・どういった性別の相手であっても性愛の対象としない」という方もいらっしゃいます。

社会的な性

4つ目の軸は「社会的な性」です。「文化的な性の在り方」ともあらわされることもあります。「社会の中での性的な役割」や「どのような性別の在り方として扱われたいか」といった点が基軸となります。

たとえば「スカートは女性がはくもの」とされている社会の中では、スカートをはきたいと望む人は「女性としてのジェンダーを持ちたい人」と言えるでしょう。これと「性自認」との違いがわかりにくいと感じる方も多くいらっしゃいますが、完全に別の項目となっています。

例えば「自分は女性だ」と自認していても「スカートは絶対にはきたくない」と考えている場合などもありますし、「自分は男性だ」と自認していても「スカートをはきたい」という場合もあるのです。いずれも珍しいことではありません。

性別の形はバラエティにとんでいる!

ここまでで、4つの軸を紹介してきました。それぞれの軸の中だけでも「男か・女か」の2種類にはわけられない多様なものとなっていますが、実際には、その人の性別というものは、基本的にはこれら4つの軸の「組み合わせ」で形作られています。

「身体の性は男・性自認は女・性指向は男女両性を対象とする・社会的には男としても女としても扱われたくない」というような場合など、どの項目でどのような形を選ぶのかによっては、様々にかわってくるのです。

また「身体の性は女・性自認は男・性愛の対象は女」という場合には、一見すると女性同性愛者ですが、実際は異性愛者であるというようなケースもありますね。

「身体と自認と社会的に扱われたい性別とが一緒・性愛の対象は異性」というのは、その中のほんの1つの形でしかないのです。

なお、これら4つの軸に関しては、基本的に「生まれつき」のものであり、生育環境や教育されてきた内容、近くに「セクシュアルマイノリティ」と呼ばれる人がいたかいなかったか、などに左右されることはないとされています。

数の上では「マイノリティ」であれど、そうであることが「普通」なのだということです。上記のような事実は、近年、様々な差別や偏見を生き抜いて来た末に証明されてきたものなのです。

ただしこれには、例えば「生まれつきの同性愛者は“許される”けれど、後天的に自分で選んだ場合は“許されない”から人権など与える必要がない、ということになるのか?」といった議論も起こる様にもなってきていますので、これからもひとりひとり、考えていく必要がありそうです。

以上、いかがでしたでしょうか。色とりどり・様々なカタチの性がありますが、それがどんな形であったとしても、みなさんがしあわせに、納得した性で毎日を過ごせるような社会が来るようにと、心から願います。

この記事をシェアする

関連記事