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子どものやんちゃが手に負えない時に!読ませたいセンダックの絵本

Date:2013.11.13

おとなしい寝顔は可愛いのに、起きたらまるで“かいじゅう”のような子どもたち。元気いっぱいなのは嬉しいけど、やんちゃやいたずらが少し過ぎていて手に負えない、なんて方に!

遊びたい盛りのやんちゃっ子に是非読ませてあげたい絵本、モーリス・センダックの作品を紹介したいと思います。

かいじゅうたちのいるところ

『かいじゅうたちのいるところ』(原題:Where the Wild Things Are)は、映画にもなっている、センダック作品を代表する作品です。2009年には映画にもなっています。あのオバマ大統領も、ホワイトハウスのイベントで、この絵本の読み聞かせをしたことがあります。

**ストーリー**

オオカミの気ぐるみを着た少年マックスは大のいたずらっ子。この日も大いに暴れたマックスは、怒ったお母さんに夜ごはんを抜きにされてしまいます。

閉じ込められた寝室で目を瞑ると・・・そこにはいつの間にかたくさんの木が生え森となり、水辺にはマックス専用のボートまであります。

海へ出てしばらく航海して、たどりついた島には何とかいじゅうたちが!マックスはかいじゅうたちの王様になり、みんなで一緒にかいじゅう踊りをして好きなだけ大騒ぎをします。

ところが、遊んでいるうちに飽きてきてしまい、マックスはかいじゅうたちを眠らせます。懐かしいにおいがどこかから漂い、さびしくなったマックスは王さまをやめて帰ることにしました。

食べちゃいたいくらい好きだから行かないで!というかいじゅうたちを振り切り、マックスは帰路に着きます。無事に帰ってきたマックスの部屋には、まだ温かい夜ごはんが置いてありました。

子どもの暴れたい願望を、マックスが代わりに満たしてくれるような作品です。

ページをめくり、ストーリーが進むごとに、絵が大きくなっていき、マックスの興奮が絶頂のかいじゅう踊りのシーンでは見開きページになっています。そしてこの見開き以降は今度は逆に絵が小さくなっていきます。

また、全体を通して「月」が描かれていますが、かいじゅう踊りのシーンで満月になります。そしてマックスが返ってきた時も、部屋の窓から見えるのは満月の月でした。

これらの描写から、まるで子ども(マックス)の心が満たされていく様子が描かれているようだとも言えるでしょう。

この作品は、1963年にアメリカで、日本では1966年に出版(現在有名な神宮輝夫訳のものは1975年)されましたが、当時の大人からは賛否両論のものでした。

母親が子どもの夕食を抜くなんて酷い、といったものから、かいじゅうたちの絵が不気味すぎるのではないか、などといった批判がありました。ところが、そんな大人の危惧をよそに、子どもたちには大ウケしたのです。

この作品に登場する、かいじゅうたちのモデルは、センダック自身が子供のころに接した伯父や叔母など親戚の大人たちだそうです。子ども視点で子どもたちの持つ感情、空想の世界を描いたことによって、この作品は今でも世界中で愛されているのでしょう。

モーリス・センダックについて

1928年、ユダヤ系移民を両親に、ニューヨークのブルックリンに生まれました。彼の子ども時代は決して裕福なものではなく、病弱で貧しい生活を送っていました。高校で美術を学び、働きながら19世紀の挿絵画家たちの作品から感銘を受けたと言います。

その後教科書の挿絵でデビューし、挿絵を担当した『あなはほるもの おっこちるとこ』(原題:A Hole Is to Dig)で注目されます。

『かいじゅうたちのいるところ』『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』の三作品は、センダックのファンタジー三部作と呼ばれています。彼の才能は絵本だけでなく、舞台の分野でも発揮され、幅広く活躍していました。

日本ではセンダックの作品といえば、神宮輝夫の翻訳が定着しています。センダックの作品は日本に限らず、世界中で多くの人々に今も愛され続けています。

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