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子どもと読みたい!死について考えさせられる絵本

Date:2014.01.26

いつかは直面する死

誰でもいつかは身近な人や大切なペットの死に直面するもの。そんな時に残された人たちの心に優しくよりそい、前を向かせてくれる力を持った絵本があります。

実際にそういう経験をしたことがない子どもたちにも、よい絵本に出会うことで命について考えるきっかけとなるのではないでしょうか。今回はたくさんある「死」を扱った絵本の中から、特に私が心を打たれた5冊をご紹介します。

「わすれられないおくりもの」

これは名作としていろいろなところで紹介されている絵本ですので、ご存知の方も多いことでしょう。

みんなから慕われていたアナグマが自分の死期が近いことを悟り、悲しまないように伝えていたが実際に亡くなってしまうとみんな途方にくれてしまう。春になりアナグマの思い出を語り合ううちに悲しみが消えていった・・・。

とても大切なおくりものを残してアナグマは旅立ったのだと、残されたものたちが気づき感謝する姿を見て、彼らがアナグマの死を受けとめることができたのだと分かります。

命が尽きてしまう時にアナグマが見た素晴らしい夢が、読んでいる側の死への恐怖を和らげてくれます。長いトンネルの向こうで、きっと死者は自分たちのことを見ていてくれるんだと温かな気持ちになります。

「おじいちゃんがおばけになったわけ」

子どもでも分かりやすく、でもホロッとさせられる絵本です。亡くなってしまったおじいちゃんがおばけになった。おばけになるのは何か忘れ物をしたかららしいけど・・・おじいちゃんと孫の忘れ物探しが始まります。

忘れ物を探し回るうちに様々な思い出がよみがえる。おじいちゃんの忘れ物とは一体?祖父母の死というのは子どもが最初に体験する一番身近な人の死かもしれません。大好きだったからこそ受けるショックも大きくて、でもいつまでも泣いていられない・・・。

亡くなってしまった人はきっとこういう気持ちなんだということがスッと心に入ってきます。大人にもぜひ読んでもらいたいと思います。

「パパにはともだちがたくさんいた」

今度は父親を亡くした子どもたちのお話。父がどこで何をしていたんだろうと職場を訪ね、いろんな人と出会い父と同じ景色を見て話を聞く子どもたち。

ただ暗い話ではなく、父のことを知りたい感じていたいという子どもたちの気持ちがよく描かれています。母親が最後には少し立ち直っている姿にも頑張れと応援したくなります。重いテーマですが、少ない言葉とやわらかな絵の世界に癒されることでしょう。

「まほうのマフラー」

まほう?なんだか面白そうと思って図書館で借りてみたら、想像と違った内容に驚かされた作品です。お父さんのマフラーはまほうのマフラー。巻いていると勇気が湧いてきて苦手なことでも頑張れる。男の子の姿に心を打たれます。

もしかして、お父さんは・・・と思いながら読んでいたら思ったとおり。お空に行ってしまっていたんですね。最後に明かされるこの事実にそういう話だったのかと驚きました。

でもそれを知った上で読むと、これがたまらなくグッときます。子どもたちに読んでいて泣きそうになりました。とても素敵なお父さんだったんだろうな。子どもの強い心、前を向く姿に感動します。

「でも、わすれないよベンジャミン」

弟が生まれてとても喜ぶお兄ちゃん。でもその赤ちゃんは亡くなってしまう・・・。

星になったという弟に会いたいという兄の健気な姿に心を打たれます。なかなか立ち直れない両親、そっと寄り添ってくれる先生やおばさん、弟を想う兄の気持ち、そして前向きに生きていこうとする家族の姿が優しいタッチで描かれています。

新しい家族を迎えた時に話しかけた兄の言葉がとても印象的でした。

立ち直るのはつらいけれど

全ての絵本に共通するのが前を向いて生きていこうとする、残されたものたちの力強い姿です。いつかはくると分かっている別れでもやっぱりすぐには受け入れられない、そんな時にそっと寄り添ってくれると思います。

死に直面してつらい思いをしている人がいたら絵本を贈ってみるのもいいかもしれません。慰めの言葉をかけるのは難しいけれど、代わりにきっと読む人の心を癒してくれるはずです。

子どもたちとも一緒に読んでみることで何か感じるものがあるでしょう。本について話し合うことは必要ないと思います。子どもたちなりに受け取るものがあればそれで十分です。

普段読むにはちょっと抵抗があるテーマかもしれませんが、たまにはこういう絵本も選んでみてくださいね。

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