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子宮筋腫はどんな痛み?腰痛・月経…自覚症状を徹底チェック

Date:2016.04.07

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「最近、お腹が変に痛む」
「生理痛が重くなった」
「月経がなんだかいつもと違う」

……など、女性ならではの痛みや不安を抱えてはいませんか?

子宮や卵巣など、女性の身体には複雑な臓器がいくつも集まっていますが、今回は中でも多くの女性がかかると言われる「子宮筋腫」について解説します。

無自覚のケースも多い……子宮筋腫の自覚症状

病気は早期発見が大切。発見のためには、自覚症状に気づくことが大切です。では、子宮筋腫にはどのような自覚症状があるのでしょうか?

症状1:自覚症状が無い

じつは子宮筋腫には、自覚症状が現れないケースが非常に多いのです。

医学的には、女性の3人に1人が子宮筋腫を抱えていると言われています。しかし身の回りにそんなにたくさん経験者はいないような……と感じる方も多いはず。これは自覚症状がなく、発見されにくい為なのです。

痛みや不調といった症状がなく、合併症状などもない場合、筋腫の存在に気づかないまま一生を終える方もいます。

妊娠時や、子宮がんなど他の病気の検診で初めて見つかるケースもあります。

自覚症状がないまま進行するという点では、非常に油断ならない病気なのです。

症状2:鈍痛(絞るような痛み)、きりきりした鋭い痛み

無自覚とは反対に、激しい痛みが出る場合もあります。

絞るような鈍痛や、きりきりした鋭い痛み。 このような痛みが出ている方は要注意です。

筋腫ができているだけではなく、すでに大きく成長している可能性が高いので、一刻も早く婦人科で診察を受けましょう。

  • 絞るような痛み
  • 重くのしかかるような痛み

は、子宮にできた筋腫が妊娠や他の理由によって引っ張られて起きる痛み。

きりきりした鋭い痛みは、筋腫内で内出血したことにより、筋腫の組織が壊死・変性したときなどに起きる痛みです。

子宮筋腫でなくとも、子宮周りの痛みは他の病気の可能性も考えられます。生理痛でも、いつもと痛み方が違う、何かおかしいと感じたときは早めに医療機関へ出向きましょう。

症状3:月経異常・不正出血・ひどい生理痛

痛み以外の自覚症状は、月経異常として現れる場合が多いです。月経時に以下のような不調を感じたら、子宮筋腫のサインかもしれません。

  • 経血の量が多い
  • 月経期間が長い
  • レバー状の血の塊が出る
  • 月経が終わったあとも出血が続く
  • 貧血やめまいがひどい
  • 生理痛がひどい

など。

子宮筋腫による月経異常は、子宮内部にできた筋腫(コブ)により子宮内膜の面積が広がり、剥がれ落ちる子宮内膜の量が増えることなどが原因です。

貧血ぎみな人が月経の影響だと気づかず過ごし、検診等で筋腫による月経異常が原因だったと知らされるケースもあります。

月経に関して何かいつもと違う感じがした場合、またひどい痛みが毎回続く場合などは、一度医師に相談してみましょう。

また、これらの自覚症状は子宮内部に筋腫ができた場合に限られ、子宮の外側に筋腫ができた場合はほとんど表れません。

症状4:頻尿・便秘・腹痛など

子宮筋腫により子宮が大きく膨らむと、周囲の臓器を圧迫します。

結果、以下の症状が現れることがあります。

  • 膀胱が圧迫され、頻尿になる
  • 腸が圧迫され、便秘がちになる
  • お腹が重い感じがし、痛い
  • 座骨神経痛
  • 腰や下肢(足)が痛み、しびれる

症状5:おりものに変化が見られる

普段ないような形状のおりものが現れる場合も、子宮筋腫が原因であることがあります。

【子宮筋腫によるおりもの異常の特徴】

  • 月経期間に関係なく続く
  • サラサラしている
  • 血が混じることがある
  • 黄色みを帯びていることがある

など。

心当たりがあれば注意しましょう。

意外と知られていない?子宮筋腫とはこんな病気

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発見されにくく、いつのまにか自分もかかっている可能性がある子宮筋腫。そもそも子宮筋腫とは、どのような病気なのでしょうか。

子宮筋腫は良性の腫瘍(コブ)

子宮筋腫は、筋肉の壁にできる良性の腫瘍です。

子宮の内側にも外側にもできます。悪性腫瘍である子宮がん、また子宮肉腫とは区別されます。

大きさは様々で、目に見えないほど小さいものから数十センチに及ぶ大型のものまであります。

大きくても直接生命に影響するものではないため、日常に差し支えがなければ必ずしも治療が必要というわけではありません。

内臓圧迫による他の臓器への影響や、腰痛、神経痛、頻尿、便秘などの原因になり得ます。

また、

  • 不妊
  • 流産
  • 子宮内膜症などの合併症

を引き起こすこともあるため、注意が必要です。

子宮筋腫の原因と予防法

現在、子宮筋腫の原因はまだはっきり解明されていません。

遺伝的要素もあると言われていますが定かではありません。

女性でも、初経前にはほとんど見られず閉経後には小さくなることから、卵巣の働きや女性ホルモンと大きく関係することは確かなようです。

原因が分からないため予防法も確立されておらず、こまめな検診で早期発見することが必要です。

筋腫自体は良性でも……!?招きやすい、怖い合併症とは

子宮筋腫そのものは良性の腫瘍ですが、筋腫が招く合併症は、より深刻なことがあります。中でも起きやすい合併症を二つご紹介します。

合併症1:子宮内膜症

本来、子宮の中にしか存在しない子宮内膜が、子宮以外の場所にできてしまう病気です。

子宮内部と同じように月経期に剥離・出血しますが、剥離した内膜や血液を体外へ排出できないため、身体の中にどんどん溜まってしまう病気です。

溜まった内膜や血液が他の臓器と癒着し、炎症や痛みを引き起こします。とくにひどい月経痛が起きることが多いです。

子宮筋腫を持つ女性の30〜40%がかかるとも言われ、ホルモン治療や手術が必要です。

合併症2:卵巣囊腫

卵巣囊腫(らんそうのうしゅ)は、卵巣にできる良性の腫瘍です。子宮筋腫と同じように自覚症状がないことも多く、がん検診や妊娠時の検査などで見つかることも多いです。

小さいうちは悪さをしないので経過観察をすることが多いのですが、大きくなると卵巣の根元が回転してしまう「茎捻転」を引き起こす可能性があります。

これは失神するほどの激痛や吐き気を伴う危険な病気ですので、起きる前に対処しておくことが大切です。

診断されても怖がらないで!治療法の選択肢は意外と広い

医療機関で診察を受け、もしも「子宮筋腫だ」と診断されたらどうなるの?……不安や恐怖を抱える方も多いでしょう。

でも、怖がらないでほしいのです。手術が不要なケースもありますし、治療自体行わなくていい場合だってあるのですから。

日常に支障なければ、経過観察のケースも多い

筋腫は良性の腫瘍ですから、もし発見されても特に治療を行わない場合もあります。

ひどい痛みや月経異常などに悩まされている……ということもなく、日常に支障がない場合には、そのまま何もせず経過観察というケースも多いようです。

筋腫の状態によって、治療方法は選べる

自覚症状が無ければ治療をしないことも多い子宮筋腫ですが、こちらが希望して取り除く方向で治療を進めることもできます。

治療と言えば手術というイメージが強いですが、筋腫の治療方法は意外と多種多様にあります。

むしろ、

  • 筋腫の大きさや数
  • 臓器のどの部分にできているか

などに応じて、治療方法を選ぶことが大切です。

手術しない、投薬による治療

投薬による治療も色々な種類があります。

投薬治療の代表的なものは、下記のとおり。

  • 鎮痛剤による治療
  • 止血剤による治療
  • 人工的閉経状態を作り出す治療
  • 漢方薬治療

など。

意外と身近に感じた方も多いのではないでしょうか。

手術による治療でも、開腹しなくていい場合もある

子宮は出産に必要な臓器です。まず、出産を希望するかしないかで手術方法が変わってきます。子宮を全て摘出しなくとも、他の方法で対応できるケースも多いです。

また開腹の要らない手術方法もあります。膣式手術、子宮鏡手術などがその例です。

「切らない」治療の種類は近年広がっており、月経異常の治療だけであればマイクロ波を利用するなど、新しい選択もあるようです。

信頼できる病院を見つけ、よく相談するのがよいでしょう。

たとえ子宮を失っても、ホルモンバランスは崩れない

子宮を摘出すると、妊娠・出産はできなくなります。

しかし閉経前後のように女性ホルモンのバランスが乱れ、つらい更年期障害を一気に迎えるのでは……という心配は、しなくても大丈夫。

閉経は、卵巣の寿命が尽きて起こるもの。卵巣の働きが止まれば女性ホルモンの分泌も止まり、火照りや精神的不安定などの更年期障害の症状を引き起こします。

でも、手術による子宮摘出では、卵巣は残ります。女性ホルモンの分泌も、性周期に基づくホルモンの変動も続きますから(月経の出血は止まります)、更年期障害にはなりません。

子宮がなければ子宮がんのリスクもなくなるため、場合によっては摘出を望む女性も少なくはありません。

検診のススメ:少しでも異常を感じたら、医療機関へGO!

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まとめると、子宮筋腫とは以下のような病気です。

  • 子宮にできる良性の腫瘍
  • 女性の3人に1人がかかるメジャーな病気
  • 自覚症状がないことも多い
  • 月経異常・痛み・頻尿・便秘が起きる場合もある
  • 腰痛や貧血に隠れている場合もある
  • 合併症や不妊・流産に繋がると怖い
  • 原因不明のため、予防は難しい
  • 検診で早期発見することが大切
  • 治療法の選択肢は広い

病院の中でも婦人科へ行くのはとくに勇気が要るものですが、お医者様はプロです。

もし異常を感じたら、恥ずかしがらず、怖がらず、早めに診察を受けましょう。

もし病気でなかったとしても、診察や治療によって月経異常やつらい生理痛が軽減される可能性は高いもの。

痛みや不安をさっぱりと払拭し、生き生きと過ごしてみませんか?

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