ブライダルフェアとは?理想の式を叶えるためにチェックすること

結婚の心構え 2022.06.04

付き合っている彼との結婚を考えているなら、一度は参加したいのがブライダルフェアです。

ブライダルフェアは結婚前のカップルが結婚式場や会場に直接訪れ、事前に結婚式当日の様子を見たり体験したりできるイベントです。

フェアに参加すれば式場・会場の雰囲気やサービスが直接伝わってきますし、結婚式へのイメージも具体化していきます。二人の未来を考える良い機会になりますね!

この記事では、ブライダルフェアとは具体的にどんなものなのか、ブライダルフェアでチェックしておきたいことをご紹介します。


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ブライダルフェアでは具体的に何をする?格好や持ち物など

ブライダルフェアは、様々な結婚式場や披露宴会場で行われているイベントのことです。

  • 模擬挙式
  • 模擬披露宴
  • 試着体験会
  • 試食・試飲会

といったイベントがあって、パンフレットなどを見るよりももっと具体的にその式場のことを知ることができます。結婚式をどこで挙げるか、式がどんな風に進行していくのかを見たいカップルはぜひ行っておきましょう。

訪れる時間・曜日によって印象が変わる

式場によって異なりますが、多くのブライダルフェアは休日だけではなく祝日や午前・午後を問わず行われています。

朝に訪れるのと夜に訪れるのとではチャペルやロケーションの雰囲気が格段に変わります。自分や彼の予定と調整しながら、式を挙げる希望の時間帯に合わせて参加する時間を決めてください。

平日と休日のフェアでは次のような違いがあります。

平日フェア
平日であれば結婚式を行うカップルもフェアに参加するカップルも比較的少ないため、じっくりと式場内を見学できます。

プランナーとじっくり相談する時間もありますから、本格的に挙式を考えているカップルはぜひ人の少なそうな日時を狙って参加してみましょう。

週末・祝日のフェア
週末や祝日だと結婚式本番の予約があることが多いため、ブライダルフェアで見学できる場所や時間が限られがちです。また、フェアに参加するカップルも多いため混雑していてなかなか思うように見学ができないことも。

ただし、裏を返せば「式場のスタッフが忙しいときにどんな対応をしているのか」をじっくり見定めるチャンスでもあります。スタッフやプランナーの質を見たいカップルは敢えて休日のフェアを覗いてみるのも良いですね。

所要時間は2~3時間ほど

1軒のブライダルフェアの所要時間は大体2~3時間ほどとされています。

ブライダルフェアでのおまかな流れは次のようになっています。

  • 受付(アンケート用紙などを記入)
  • 模擬挙式
  • 模擬披露宴
  • 試食会
  • 試着体験
  • 相談会(費用の見積もりなど)

1日を使ってじっくり何軒かの式場・会場を見比べたいのであれば、1日に2~3軒ほどを目安に見て回ってみましょう。あまり欲張って1日に何軒も行くと、印象が薄れてどの式場・会場が良かったかを考えられなくなってしまいます。

もし結婚までに時間的な余裕のあるカップルは、焦らずに毎週・毎月といったペースで見て回っても良いですね。華やかな式の様子を見学できるウェディングフェアはデート感覚で楽しむこともできるイベントですよ!

ブライダルフェアに行く格好と持ち物

せっかくブライダルフェアに参加するのなら、準備は万全に整えておきたいものです。

当日は会場の雰囲気に合わせた格好で行きましょう。試着体験の予定があれば脱ぎ着しやすい服が望ましいですね。

極端に華美だったり派手で露出の多い服装はなるべく避けてください。また、会場内を歩き回ることになるため足が痛くなるようなヒールの高い靴も避けた方が無難です。

ブライダルフェアに行くのなら、格好だけでなく持ち物もしっかり確認しておきましょう。

ブライダルフェアに持っていきたい物リスト

  • 大きめの鞄
    …当日貰うパンフレットや資料を入れておくため
  • ファイル
    …パンフレットや、当日仮予約するのであれば用紙などを入れるため
  • メモ帳と筆記用具
    …当日チェックしておきたい点や、会場内で気づいたことをメモしておくため
  • カメラ
    …スマホでもOK。会場や式場を撮影して後で確認するため
  • ヘアゴム・クリップなど
    …試着体験がある場合、髪の毛をさっとまとめるため

ブライダルフェア当日は参加者が多くて混雑する場面もありますから、万全に準備を整えてスムーズな見学ができるようにしましょう。

理想の式は挙げられる?フェアでチェックすべきポイント

結婚式場選びは、二人の結婚式の成功を大きく左右する重要ポイントです。人生に一度きりのイベントですから、式場や会場のせいで失敗なんて絶対したくないですよね!

そこで、ブライダルフェアでチェックしたいポイントをいくつかご紹介します。「特にこれは見ておきたい」というポイントがあれば、当日までにチェックリストにまとめて置くのもおすすめですよ。

一緒に参加した彼の反応を見ておく

どんな式場でも、まず第一に確認したいのが”彼のテンション”です。一緒に参加した彼の様子は楽しそうでしょうか?それともつまらなそう?会場に気を取られて見逃してしまいがちですが、しっかり彼にも目を向けておいてください。

男性は女性とは違った視点で物事を見ています。もし彼が不満そうにしていると感じたら、彼の意見をしっかり聞いておきましょう。男性は女性では気づかないようなポイントに目をつけてくれていますよ。

また、彼がブライダルフェア自体に乗り気でない場合は要注意です。

結婚に対する考え方も男女では大きく異なりますから、女性が一人で先走って結婚を考えているうちに男性の方から別れを切り出されてしまうことだってあります。

二人のこれからの未来をしっかり考えていくためにも、まずは彼の反応やテンションをしっかり見ていてください。

ゲストの気持ちで立地をチェック

ブライダルフェアを訪れたら、まずは建物やスタッフよりも立地をチェック。

その式場で式を挙げるとしたとき、招待するゲストが不便な思いをしませんか?ブライダルフェアに参加するときは、自分たちがゲストになった気持ちで式場・会場の立地に目を向けてください。

具体的に見ておきたいのは次のポイントです。

  • 電車やバスなどの公共交通機関が使える場所か
  • 駐車の収容台数や駐車場の場所
  • 周囲の宿泊施設の有無や場所

駐車場から会場までの道がややこしかったり、駅やバス停から意外と距離があったり…。パンフレットやホームページなどでは分からない情報を得られるチャンスですから、”ちょっと厳しめ”くらいの気持ちでチェックしておいてください。

建物内がバリアフリーになっているか

式場や会場に着いたら、建物内の構造をチェックしてください。エレベーターやスロープはありますか?つまずきそうな危ない段差はないでしょうか。

当日は様々なゲストが来ることが予想されますから、建物内がバリアフリーになっているか見ておきましょう。

廊下の幅、手すりの有無など…足の不自由な方や車いすの方も気軽に行き来できる構造かどうかを基準に建物内を見学してください。

当日招待するゲストの中に身体の不自由な方がいないか、事前に彼と話し合っておくと良いですね。

また、健康な人でも結婚式当日は華やかな物・人に目を奪われ、不注意から事故を起こす人が少なくありません。「転びやすそう」「つまずきそう」と思うポイントがないか探してみてください。

ゲストに対するサービス

ブライダルフェアではゲストへのサービスもしっかり見ておきましょう。

  • ゲスト用のクロークの場所
  • ゲストの控室内の広さ・収容人数
  • ゲストの更衣室の有無
  • ゲストへの衣装のレンタルや着付け・ヘアメイクの有無
  • 喫煙所の有無・広さ

といった点に注目しておくと、当日に招待するゲストの満足度も大きく変わりますよ。

式場や当日の忙しさによっては、同建物内では新郎新婦の着付けやヘアメイクまでしか手が回らないということもあります。

会場内で着替える予定のゲストも少なくはありませんから、事前にゲストへのサービスがどの程度まであるのかを確認しておいてください。また、控室が分かりづらい場所にあるとゲストが困ってしまうため要注意です。

季節や天候によるロケーションの差

式場や会場についたら、ロケーションをしっかり見ておきましょう。写真に撮って残しておくと後から見返すこともできますよ。

ロケーションは午前や午後などの時間帯、それから季節や天候によって大きく変わります。夏に訪れた景色に惹かれて契約をしても、冬に式を挙げたときにイメージと違ってがっかり…といったこともあり得るのです。

そのときに訪れた景色だけにとらわれず、スタッフやプランナーに様々な季節の写真を見せて貰えるのが理想です。

庭を使ってのデザートビュッフェやバルーンリリースなど、天候によっては出来なくなる演出もあります。晴天時と雨天時ではどのような違いがあるのかも尋ねておくと良いですね。

模擬挙式はスタイル別にチェック

模擬挙式はブライダルフェアの中でも特に注目度の高いポイントです。

式の当日では絶対に体験できない”ゲスト目線”での式を見ることができますから、挙式がどのような段取り・雰囲気で進んで行くのかを客観的な目線で見てください。

挙式には

  • キリスト式
  • 神前式
  • 人前式

の3種類があります。どれも雰囲気の違う独特の挙式になりますから、まだ希望の挙式スタイルが決まっていないカップルはそれぞれの模擬挙式を見ておくのも良いですね。

模擬挙式では、挙式スタイルに合わせて次のポイントに注目です。

キリスト式
チャペルや聖歌隊の雰囲気、バージンロードの長さなどを見ておきましょう。また、ドレスで歩きやすそうな幅があるかなども注目です。
神前式
多くの神前式では親族のみ参列となりますから、収容人数をしっかり見ておきましょう。雅楽や巫女舞など、式の段取りにも注目です。
人前式
自由度の高い挙式ですから、式場の広さやロケーションなどを見ておき、二人の理想の式を叶えられるかどうかを要チェックです。

模擬披露宴で自由度の高さをチェック

模擬披露宴も模擬挙式同様に、当日では味わえないゲスト目線での式を見学することができます。

模擬披露宴でチェックして欲しいのは次のポイントです。

  • 部屋の広さや収容人数
  • テーブルの数や配置
  • 衣装を着て歩ける幅があるか
  • 装飾や装花のセンス
  • 演出のバリエーション
  • 司会者の質
  • 段取り・進行

披露宴は新郎新婦の個性や希望を最大限に発揮できるメインイベントとも言えるポイントですから、二人の理想に沿っているかを細かい点までチェックしておいてください。

特に披露宴で流すBGMや映像選びの自由度で不満を覚えるカップルは多くいます。カラオケはあるか、証明や装飾などの演出はどこまで自由にできるのかを確認してください。

また、披露宴会場でのスタッフの動きはゲスト目線でしか確認できない点が多いため、模擬披露宴の時点でしっかりチェックです!

臨機応変な料理が振る舞えるか

結婚式を挙げるのなら、当日に招待するゲストにも喜んで欲しいものですよね!披露宴で振る舞う料理は、式を挙げる新郎新婦がゲストに出来る最も代表的なおもてなしです。

試食会では披露宴で実際に振る舞われる料理を試食することができます。もちろん味も大切ですが、アレルギー体質のゲストやお子様への臨機応変な対応ができるのか、といった点をチェックしてみてください。

ただし、ブライダルフェアの試食会で体験できる婚礼料理には限りがあります。フェアでは有料でもあることから、当日のようなフルコースではなくミニコースだったりと、当日の極一部の料理しか食べられません。

もし試食会で気になった点があればメモしておき、後で行われる相談会などでプランナー・スタッフに質問を挙げてみましょう。

試着・ヘアメイクの時間や段取り

ブライダルフェアによっては、衣装の試着ができる場合もあります。試着をする場合はあらかじめ脱ぎ着しやすい服装・髪型で向かいましょう。

ただし試着には時間がかかりますから、試着体験会には予約が殺到します。試着体験をしたい人は早めの予約が必要です。

試着の時には着替えにかかる時間や段取りの他にも

  • 衣装の持ち込みが可能か
  • 選べる衣装のバリエーションはどうか
  • 衣装のレンタル料はどのくらいか
  • ヘアメイクのリハーサルの有無
  • 更衣室の広さ

といった点にも注目です。

着替えは挙式の前だけでなく披露宴でのお色直しでも重要なポイントですから、スタッフの腕もしっかりチェックしておいてください。

相談会では細かく質問をしよう

ウェディングフェアではプランナーから結婚式についてのカウンセリングをして貰える相談会があります。相談会では、

  • 会場や式についての質問
  • ドレスなどのカタログを確認
  • 実際の式費用の見積
  • 仮予約(希望の日時を仮で予約すること)

といったことができます。模擬挙式や披露宴などで気になった点があればぜひここで質問しておきたいですね。そのために気付いたことをメモに取っておくのが得策です。また、プランナーやスタッフの応対にも注目。

相談会の場でそのまま本契約をしてしまうカップルも珍しくはありません。そのため、会場が理想的で尚且つ希望の日時に予約がない場合は仮予約を検討してみましょう。

仮予約であれば予約料もキャンセル料もかかりませんから、気軽に検討することができますよ。

見積もり額と実際の支払額の差に注意

相談会では実際の見積もり額を教えて貰えます。しかしここで注意してほしいのが、相談会で貰った見積書と比べて本契約で提示される値段が格段に跳ね上がるケースが多いこと。

場合によってはフェアで見積もった額の倍以上を支払うことも…。

ウェディングフェアでの見積もりと本契約での見積もりには次のような違いがあります。

  • 見積もりが税抜価格だった(本契約で1.08倍になる)
  • 料理や衣装のランクが上がった
  • 撮影・アルバム料が写真の枚数に応じて上乗せされた

ウェディングフェアではなるべく多くの契約を取ろうと、下げられるまで下げた最低限の見積もり額を提示されるケースが多いです。

貰った見積書に気を取られず、契約を検討するときは必ず「実際に支払う額」を訊ねておきましょう。ドレスのレンタル料と持ち込み料を比べてみたり、料理にはデザート・ドリンクなどのサービスがどの程度までついてくるのかを訊ねてみてください。

その場で契約を結ぶと

  • ドレスの持ち込み料が無料
  • 撮影料が割引
  • デザートビュッフェが付いてくる

といった特典があることを提示されるため、その場で契約を結んでしまいたくなるかもしれません。しかし、提示されているのはあくまでも「見積もり額であって実際に払う額ではない」ことを念頭に置いてくださいね。

その場のノリで決めない!時間をかけて冷静に検討しよう

結婚式はその場限りのイベントではなく、二人の将来を決める大切なことです。費用を抑えればその後の新生活の資金に充てることができますし、素敵な思い出をつくれたら二人の絆も一層深まりますよね。

ブライダルフェアは直接式場の雰囲気を確認できるため、「しっかり確認した」という気になってその場で契約を結びたくなることもあります。

しかし、ブライダルフェアに参加した後は帰宅してからゆっくり時間をかけてフェアを振り返りましょう。

取ったメモや貰ったパンフレットを見直したり、撮影した写真とパンフレットの写真を見比べてみたり…。時間が経てば冷静になって「そう言えばこんな点があったな」と参加したときに気づけなかった場所にも気づけます。

冷静に考え直すために仮契約を結ぶのも手です。「参加したら終わり」ではありませんから、気になるポイントをチェックしたらその振り返りまで徹底しましょう。

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