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20代女性も歯周病の危険!美歯を守るために今すべきこと

Date:2016.12.07

shutterstock_99323843「歯周病」という言葉を聞いたことがない人は、あまりいないのではないでしょうか?

テレビをつければ、歯周病予防の歯磨きのCMが流れ、薬局などにも歯周病予防の歯ブラシも目立ち、歯周病に気をつけろ、気をつけろ、とかなりうるさく言っていますよね。

でも、どこかみんな、「歯周病?私には関係ないから」と思う気持ちがあるのでは?20代、30代の女性は特にまだまだ先の話と思ってはいませんか?

それは大きな間違いです。40代50代から悪化する傾向はありますが、20代でも7割、30~50代では8割の有病率なのです!

成人の4人に3人が歯周病。国民病ともいえる病なのに、予防に力を入れない人が多すぎます。

いつまでも美しい口元でいるためには、早くからの対策が肝心です。それにはまず、歯周病のことを正しく理解することが必要です。

歯周病は沈黙の病気「サイレントディジーズ」

20代でも7割ということは、この記事を読んでいる人の多くもすでに歯周病になっているということです。なのに多くの人が「私は歯周病じゃない」と思ってしまうのはなぜなのでしょうか。

元気なときは活動を停止して影を潜めてしまう!

歯周病のサインとして有名なのが「歯茎からの出血」。これは知っている人も多いでしょう。では実際に歯茎から出血したことがある人はというと、結構いるのではないでしょうか。でも「私は歯周病じゃない」と言う。それはなぜか。

出血が一時的ですぐに収まってしまったために、たまたま血が出ただけだと見過ごしてしまうから。

歯周病のやっかいなところは、体の抵抗力が強いときは進行を停止し、「静止期」に入ってしまうこと。

宿主が元気なうちは活動をやめてひっそりと隠れておいて、残業や睡眠不足などで抵抗力が落ちたり、歯垢の磨き残しがあったり歯磨きが不十分だと再び活動!

「静止期」と「活動期」とを繰り返しながら、静かに重症化していくのです。静止期の間は自覚症状がほとんどないので、歯周病とは気づかずに病を悪化させている場合が多いのです。

痛みがない!歯茎を見ても知識がないから気づかない!

歯周病に気づかない理由として、あまり痛みがないということも大きいでしょう。

忙しい毎日の中、歯磨きの際に歯や歯茎を隅々までしっかり見ている人が果たしてどれくらいいるでしょうか。「痛い!」と思わないかぎり、なかなか注意して見ないのではないでしょうか。

仮に見たとしても、どんな状態を歯周病というのかがわからなければ気づきようもありません。静かに進行する歯周病を早期に発見・予防するには、まずは歯周病のことを知ることが大切です。

歯周病とは?正しい知識と対策を知ろう!

では歯周病とはいったいどのような病気で、何が原因で起きるのでしょうか。

歯周病とはどんな病気?

歯周病とは、「歯肉炎」・「歯周炎」の総称です。

歯周ポケット」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

歯と歯茎の隙間にある溝のことです。この溝の部分に歯周病菌の潜む汚れがたまり、菌が増殖し、歯茎内部で炎症を起こしていきます。

健康な状態
歯と歯茎の隙間が1~2mm程度
歯肉炎
歯垢がたまった状態を放置→歯ぐきに炎症が起き、歯と歯茎の隙間が2〜3mm程度に
歯周炎(軽度)
歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入。歯と歯茎の隙間が3~5mm程度に。歯槽骨や歯根膜も破壊されはじめる
歯周炎(中度)
炎症がさらに拡大。歯槽骨も半分近くまで破壊が進行。歯と歯茎の隙間が4~7mm程度に。歯がぐらつきはじめる
歯周炎(重度)
歯槽骨は半分以上破壊が進行。歯と歯茎の隙間が6mm以上に。歯はグラグラ

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歯周病の主な症状としては、

  • 歯ぐきの赤み
  • 歯ぐきの腫れ
  • 歯ぐきの出血
  • 口臭

が起こります。症状を悪化させてしまうと、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。

とにかく早めに発見!早めの対策を

初期段階で見つければ見つけるほど、治療は短くてすみます。1つでも当てはまる項目があれば、早めに歯科医院で診てもらいましょう!

  • 歯肉がムズムズする、かゆい
  • 歯肉の色が気になる(赤い、どす黒い)
  • 歯肉が腫れぼったい
  • 歯肉にハリがない、柔らかい
  • 疲労、ストレスがあるときに歯肉が腫れやすい
  • 歯と歯の間に隙間が出てきた
  • 歯が長く伸びてきた
  • 歯の表面を舌で触るとザラザラしている
  • 歯磨き時など、歯肉から出血しやすい
  • 起床時に口がネバネバする、苦い
  • 歯肉を押すと白い膿がにじみ出る
  • 歯がグラグラする
  • 歯と歯の間に食べ物がつまりやすい
  • 上顎の前歯が出てきた
  • 口臭が気になる、人から指摘される

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、歯周病の危険度とアドバイスを教えてもらえるサイトもありますよ。

セルフドクターネット「歯周病危険度チェック」
http://www.selfdoctor.net/check/2003_08/check.html

女性は危険!歯周病と女性ホルモンの関係

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歯周病の悪化には女性ホルモンの関与が大きいことが、最近の研究でわかっています。

女性ホルモンには、

  • ある特定の歯周病菌の増殖を促す
  • 歯周組織の炎症を悪化させる

という作用があるのです。

そのため、女性ホルモンが大きく変化する時期は特に、歯周病に気をつける必要があります。

女性の歯周病危機:思春期

みなさんはもう思春期を過ぎていると思いますが、女の子を持つ母親は注意したいところ。女性ホルモンが作られ始める時期。

歯周病の炎症反応を増大するため、思春期に歯肉炎があると、炎症や腫れがひどくなりやすくなります。

女性の歯周病危機:妊娠・出産

妊娠中は危険です。

  • 女性ホルモンが大量に分泌されるため、歯茎が腫れやすくなる
  • つわりにより歯磨きが十分にできない人は歯周病になる危険度が上がる
  • 食欲が落ちる人は唾液量が減り、口内環境が悪化、危険度が上がる
  • ある種の歯周病原因菌の活動が活発になる
  • 「妊娠性歯肉炎」にかかりやすくなる

など、注意が必要です。

女性の歯周病危機:更年期

女性ホルモンの分泌が減ることで骨密度が低下し、骨粗鬆症になる人が増えます。

歯を支えているのも「歯槽骨」という骨。この骨密度も低下するため、歯周病が進行しやすくなると言われています。

月経周期でも影響が

月経周期によってもホルモンバランスは変化します。

生理前や排卵後などに歯茎が腫れたり、出血しやすくなったりする人もいるので、心当たりがある人は歯周病を疑い、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

こんな人は要注意!歯周病のリスクが高くなる生活習慣

歯周病は生活習慣病とも言われています。歯周病になりやすい生活習慣に該当する人はリスクが高まると自覚して、少しでもリスクを減らせるように努力してみてください。

【歯周病になりやすい生活習慣】

  • 食べ物をよく噛まずに飲み込む
  • 野菜をあまり食べない、偏った食生活
  • 一日中、お菓子やコーヒーなどをダラダラ飲食する
  • 柔らかいものを好んで食べる
  • 炭酸飲料やお酢ドリンクをよく飲む
  • お酒を飲んだ後など、歯磨きをせずに寝てしまう
  • 気づけば口が半開き(口呼吸)になっている
  • 慢性的な睡眠不足・寝つきが悪い
  • 煙草を吸っている
美容や健康全般に言えることですが、食事や睡眠などの生活習慣を正すことが大切です。生活習慣が整っている人は、唾液の質もとてもよいそう。生活習慣の見直し。それも歯周病予防のひとつです。

美しい歯と歯茎のために!今すぐできる歯周病予防

「もしかしたら歯周病かも」と気になる症状がある人は、とにかく早めに歯科医院へ行き、専門家の指示を仰いでください。

特に気になるほどの項目がない場合は、毎日自分でセルフケアを。歯周病予防は病院の治療においても重要視されている「歯磨き」が命!毎日、時間をかけて、正しい歯磨きをすること。それこそが歯周病予防につながるのです。

【正しい歯磨き】

  • 歯の面に対して歯ブラシ90度を意識して磨く
  • 強くこすりすぎない
  • 大きく動かしすぎないで、小刻みに磨く
  • 毛先が開いた歯ブラシは使わない。月に1回は新しいものに変える
  • 歯一本一本、時間をかけて磨く
  • 歯周ポケットの奥に届くよう毛先が超極細の歯ブラシがオススメ
  • 「歯と歯ぐきのすき間」「歯と歯の間」「奥歯の奥」をしっかり磨く
  • 歯間ブラシを併用して。フロス、デンタルリンスなども有効
  • 歯周ポケットの奥まで浸透・殺菌作用のある薬用成分配合の歯磨き粉を

歯科医院で定期健診を長らく受けていない人は、まず受診することをおすすめします。歯科医院で、歯や歯茎の状態に合わせた歯ブラシや歯磨き粉などのアドバイス、歯の磨き方指導なども行ってくれますよ。

歯周病は口の中に留まらない?考えられる全身への影響

歯周病はさまざまな全身疾患に関与する、ということがわかってきています。

妊娠を望む女性は気をつけたい!妊娠時の危険について

妊娠中の女性が歯周病にかかっている場合、早産・低体重児の危険率がアップすると言われています。危険率は、タバコやアルコールなどよりもうんと高い7.5倍!

これから子供を産もうと考えている女性は、妊娠前に歯科医院を受診し、治療や予防をした上で妊娠を計画することをおすすめします。

たくさんある!歯周病の影響が危惧される疾患

歯周病が重症化すると、口以外にもさまざまな病気・症状を引き起こす危険性があると言われています。

歯周病になれば必ずそうなるというわけではないので悪戯に恐がる必要はありませんが、重大な病気の原因にもなり得るという事実を知った上で、歯周病の早期対策に励むことをおすすめしたいです。

【歯周病により発症・悪化すると言われる病気・症状・トラブル】

誤嚥性肺炎
歯周病の原因菌が気道に入り込んで起こることが多いとされています。患者さんの90%以上が65歳以上の高齢者ですが、日本における死因の第4位の病気ですので、今後気をつけていきたいですね。
脳梗塞・心筋梗塞
歯周病により、動脈硬化が悪化することがあります。
骨粗鬆症
研究段階であり確証はありませんが、歯周病と骨粗鬆症は相関性が強いといわれています。
細菌性心内膜炎
この病気の30~40%が口腔内の細菌により引き起こされているといわれています。
糖尿病・肥満
歯周病と相互に影響し合うと考えられています。

この他、

  • 高血圧
  • 高脂血症
  • 腎炎
  • 関節炎
  • 皮膚疾患

など、幅広く関わっているのではないかと言われています。

症状がなくても定期的に歯の検査を!美しい歯をキープしよう

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歯周病を放置することは、この先の健康にどのような影響を及ぼすかわかりません。

現在、何も心配するような症状がなくても、これを機に、定期的に歯と歯茎の検査をするようにしてはいかがでしょうか。

歯周病は進行してしまうと、治療もそれはそれは長くかかりますし、虫歯の治療に行ったのに歯周病を治してからでないと虫歯治療ができない、なんてことにもなりかねません。

定期的に検査することで、初期の段階で早めに治療・予防し、いくつになってもきれいな口元でいらるよう心がけたいものですね。

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