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アメリカで母親たちがヨガクラスを始めた小学校を訴えた!その判決がでました!

Date:2013.11.21

アメリカの公立小学校でヨガクラスが始まったのが2年前。このヨガクラスは宗教的な要因を含んでいるのではないかと懸念した親たちが、直ちにヨガクラスを中止するようにと校区の教育庁へ訴えを起こしていました。

そしてこの夏、判決がやっと出た模様。皆さんもご存知の通り、ヨガは心身へ素晴らしい作用があります。ヨガをする主婦友は自分の子供にもやらせたいなあ…と思っているとよく聞きます。

それではなぜこんなに大騒動になってしまったのでしょう?このニュースは全米に広がりいまだに大人たちは議論をしていますが、当のヨガクラスを受けている子供たちはどうなったのでしょう?その後の顛末と現状をさっそく見てみましょう。

小学校でヨガクラスは素晴らしいと思う一方でこの騒ぎ!ことの発端とは?

2013年7月1日エンシニータスの小学校でヨガはOKとなりました!(U-T San Diegoより)

私が住んでいる町は南カリフォルニアエリアで海が近く、サーファーが多く住む開放的な町です。その一方でヨガの聖地という顔を持っているスピリチュアルタウンなのです。

ヨガスタジオ帰りのヨガウェアーをそのまま着こなして、カフェやスーパーなどに買い物をしているおしゃれなママさんたちも沢山見かけます。ここはヨガに寛容なEncinitas(エンシニータス)という町です。

ですから小学校でヨガクラスが始まったというニュースは、大して驚きもしませんでした。

しかしヨガクラスが始まり数カ月が経った頃、何人かの親が、公立の学校でのヨガクラスは一宗教の影響を子供に与えているのではないかという懸念を持ち、学校側ともめていたことを聞かされました!

実はエンシニータス学区内にある各小学校に在籍する5500人の生徒が体育の授業としてヨガを習っていました。その内の約45人の生徒が親の意向によりこの授業に出ていませんでした。ことは次第に大ごとになり、教育庁を訴えるという事態まで発展してしまいました。

「ただちにヨガクラスは中止してください!」と。これにはいささか驚きでした。裁判まで持ち込んでしまった親たちの考えは一体何だったのでしょうか?

1つのヨガ団体が学校へ多額の寄付

実はアシュタンガヨガを推奨するJOIS(ジョイス)財団が、多額の寄付をエンシニータス内の小学校へ寄付していたことが分かりました。その額が半端じゃないのです。550,000ドル(約5千5百万円)です!

そして財団からヨガの先生を派遣するので、学校の体育の授業にヨガを組み込むことというのが筋書きでした。これには親もだまってはいませんでした。

このジョイス財団がヨガを通してヒンズー教を広めようとしているのではないか?という懸念がもたげかけてきたのだと思います。さてこの裁判の結果はどうなったと思いますか?詳しくはこちらの記事もご覧ください。

「アメリカの公立小学校でヨガクラスが始まったら母親の反応が意外だった件」より
http://josei-bigaku.jp/lifestyle/yogakurasu69836/

裁判の結果大喜びした親と失望した親

裁判の結果は反対する親側の訴えを棄却し、学校側のヨガクラスを続けても良いという判決を言い渡されました。

この判決はヨガを子供にやらせたい親にとっては大喜びです。賛成派の言い分は子供たちも楽しそうにやっているし、体が強くなった、落ち着きが出てきたと良い影響が出てきているとのこと。そもそもヨガ=ヒンズー教という考え方がおかしいというものでした。

訴えを起こした親、ヨガクラスの反対している親の言い分はこうです。ヨガの教義はヒンズー教からきている、またはヒンズー教の影響を受けていることはあきらかです。一宗教の信条と実行を公立学校で指示するのはカリフォルニア州連邦法によって禁止されている行為です。

以上のことで損害賠償は起こさないかわりに中止を求めます。というものでした。これが見事に敗訴に終わったわけです。

裁判や大人の議論で見えてこなかったもの

2012年10月、ヨガを習っている子供たち(U-T San Diegoより)

裁判判決の時は丁度夏休みで学校はお休みです。私はエンシニータス学区内に子供を通わせている日本人のお母さんにこの判決がでたあと、どんな気持ちがしたのか?また、子供たちはヨガクラスをどのように思っているのか?などいろいろと聞いてみることにしました。

すると、アメリカでニュースになったこの裁判劇の模様とまた違った見方ができることに気が付いたのです。それではヨガクラスに参加している小学校6年生の日本人の男の子を持つお母さんにさっそく聞いてみましょう。

Q.学校ではどのくらいの頻度でヨガクラスがあるのですか?
ーー他の学校では分かりませんが週2回体育の授業があります。すべてそれがヨガの授業です。

Q.お子さんやクラスの子供たちのヨガクラスに対する感想はどんなものだったのでしょうか?
ーーヨガクラスは、最初はめずらしさもあって楽しそうに受けていました。しかし今では「もううんざり!」というのが正直な気持ちだそうです。特に我が子とその友達(男の子たち)は「退屈だ!」と話しているそうです。

どうしてかというとヨガの動きがゆっくりしすぎて、どれも同じような動きでつまらないらしいらしいのです。それに体育の授業がすべてヨガというのも不満の原因だと思います。

Q.ヨガクラスを受けていない子はその時間に何をしているのでしょうか?
ーーヨガクラスに反対している親は、さっそく自分の子供を他のクラスに入れているそうです。子供と仲の良い女の子はヨガのかわりに音楽のクラスをとっています。そのクラスは黒人の男の先生で、ものすごく楽しい授業だとか…。

音楽クラスの子供たちは「私たちはラッキーなのよ!」と自慢しているらしく、ヨガクラスを取っている子供たちは純粋に羨ましがっています。

Q.お母さんから見て小学校のヨガクラス、今はどう思いますか?
ーー私の子供がヨガを始めたことへの感想というと率直に「悪くない」と思います。子供のうちに、エクササイズの基礎知識としてのヨガの動きを知ることは悪くないと思うのです。体をアジャストまたは運動前後のストレッチとしては、ヨガは純粋に良いものだと思います。

しかも将来的にも男の子はヨガを知るチャンスというのは、女子に比べてすごく少ないと思うので、このヨガクラスはそんな子供たちにとってラッキーだと最初は思いました。

でも1年間すべての体育の授業がヨガクラスというのは、やりすぎだな~と思っています。そりゃあ子供たちも退屈になるだろうと思うのです。

サッカーやバスケット、野球などのチームワークが必要なスポーツ、走る、跳ぶという記録に挑戦するような陸上競技、持久力を養うマラソンなどなど、いろいろなスポーツもやらせるべきだと思います。

Q.今後ヨガクラスはどうしたらいいと思いますか?
ーー私は実際のヨガクラスを少し見たことがあります。それで”あれは純粋なエクササイズ”と断言できます。また、訴えをおこして云々というのはやりすぎだと思っています。

ヨガの協会がお金を出して先生を派遣してくれることにも特に反発もありません。しかし、せめてヨガクラスは週に1回にしてもらいたいものです。

客観的にみた今回のヨガクラス騒動について

なるほど…。子供たちはヨガクラスに飽きていたのですね。そこが一番のポイントとなります。日本でも受験に関係のない教科でもある体育は心身の発達を促すものだけではなく、子供たちが目を輝かせながら楽しくチャレンジさせたい教科でもあります。

私もこのお母さんの意見に賛成で、体育の授業はいろいろなものを取り入れた方がよいと思いました。また最後にこのお母さんの言った言葉がとても印象に残りました。最後に記しておきます。

「私もこの件に関して子供に改めて聞かなければ知らないことばかりでした。そして気付いたことは当の子供たちは裁判までなった親たちの論争について、全然関心がないということでした」

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