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無痛・和痛・催眠まで・・・現代の様々な出産のカタチ

Date:2013.08.30

出産は様々なカタチがある

日本で行なわれている最も一般的なお産は「普通分娩」。自然に発生する陣痛により、段階を経て下から出産することを言います。多くの人が当たり前のように普通分娩を希望しますが、現在では「和痛分娩・無痛分娩」を選択する女性も増えてきました。

なんとアメリカやフランスなどの外国では、80%~90%の割合でこの和痛・無痛分娩が導入されています。日本でも「一人目のときの痛みが激しく、恐怖感があるので2人目は無痛分娩を選んだ」などというケースが増加しています。

無痛分娩とは?

無痛分娩とは、麻酔薬によって陣痛の痛みをなくすお産です。麻酔の効き具合は人によって違うので、全ての人がまったく痛くないと断言できるものではありません。痛みもなく、赤ちゃんが出てくる感覚もなくなくという人もいれば、陣痛の痛みはしっかり味わったという人も。

普通分娩の場合、痛みがあるときは人と会話する余裕などなく、とにかく必死。陣痛に耐えることで体力も激しく消耗します。

その点、無痛分娩では子宮の収縮中も痛みを感じにくいので、助産師さんや家族と会話することができます。冷静でいることができるので、お産の様子や産まれたばかりの子供の様子もしっかり観察できたり。メリットはたくさんあると言えるでしょう。

ただし、デメリットが全くないというわけではないのでご注意を。まず夜中に突然陣痛が来ても、無痛分娩が行なえないというケースが多いです。麻酔医が常駐していない場合、昼間のお産でなければ麻酔を使うことができない場合があるのです。

また、無痛分娩の場合は吸引をする可能性が高まる、出産後に頭痛を感じることがあります。

麻酔が体に合わない、麻酔が効きにくいといった場合には体質的な問題もあります。出産後貧血になったり、麻酔で体がかゆくなったりという細々した不調が出てくる可能性があるようです。

産院からも無痛分娩によるリスクについてはしっかり説明があると思います。その際、分からないことはしっかり医師の専門知識を聞いておきましょう。不安や疑問を抱えたままお産に望む、または無痛を選ぶかどうか迷っているという人は非常に多いです。

和痛分娩とは?

文字通り、痛みを和らげるお産のこと。本来の陣痛の60%~70%くらいまで痛みを軽減することが可能と言われています。人によって痛みの感じ方などは違いますが、和痛でも普通分娩に比べれば冷静なお産をすることができるでしょう。

お産の痛みを全く感じない、というのに抵抗がある場合は和痛を選択するのもアリです。和痛の場合ある程度の痛みがあるので、分娩時にしっかりタイミングよくいきむことができるのも利点だと言えます。

ただ、痛みのない無痛とさほど変わらない料金がかかるため、ちょっと割高な印象を受けるかもしれません。

今話題の催眠分娩って?

催眠分娩というと、未知の世界で怖いという印象を持たれてしまう方も多いのではないでしょうか。催眠分娩とは心のリラックスやお産に対する考え方から変えていく、ごくごく自然なお産方法のことを差しています。

例えば、ソフロロジー式分娩方法なども言ってみれば催眠分娩のひとつ。呼吸法を整え、精神をリラックスさせることでより冷静で、穏やかなお産につながるというもの。赤ちゃんにもストレスが加わりにくいので、非常に有効的です。

筆者は実際に、ソフロロジー式分娩の呼吸法やリラックス方法のCDを妊娠中期から毎日聞いていました。個人的にはかなり静かなお産ができたのではないか、と振り返ることができます。

多くの妊婦さんは、初産だと陣痛や分娩の痛みに対する恐怖心が強いです。周囲からは「鼻からスイカが出るくらい」とか、非現実的な例えで脅かされたりすることも・・・。もちろん、陣痛は痛いものです。

しかしそれが「未知の恐怖」になってしまうと、実際にお産が進んでいくにつれてパニックになってしまうことも。まずはお産に対しての知識を深め、妊娠中から陣痛の痛みや分娩についての心構えをしておくということも大切ですね。

また、最近では英国キャサリン妃がヒプノバーシングという出産方法でご出産をされたことが話題になりました。ヒプノバーシングもソフロロジーなどと概念が同じです。

呼吸法やリラクゼーション効果により、穏やかで自然なお産を目指そうというもの。人工的な薬を使用することなく痛みを和らげたい、という人にはお勧めの分娩のカタチです。

「痛みを感じてこそ、我慢してこそ立派な母」という風潮

日本はまだまだ、無痛分娩や和痛分娩が浸透していません。当たり前のように普通分娩を選択する世の中には、「痛みを感じて産むことが、子供への愛情につながる」という考え方が根付いています。

お腹を傷めた子供だから可愛い、痛みに耐えることが母としての最初の仕事・・・。こんな思想は全く根拠のない、言い伝えに過ぎません。日本人は生真面目な性格の人が多く、こうした概念を取り払えず悩んでいることも多いのです。

これだけ医療の技術が進歩している中で、お産の痛みを敢えて体験するのは日本人くらいという話もあります。

陣痛の痛み方や進みの速さは人それぞれで、長い人だと何日間も陣痛に耐えたりすることがあります。皆が皆同じ痛みや時間であればまだしも、人によって差が大きい陣痛に対し「我慢するべき」と言える立場の人は誰一人いないはず。

もちろん無痛や和痛にはリスクもありますが、普通のお産でも帝王切開でもそれなりにリスクはあるもの。どんなお産でも奇跡であり、当たり前ということはないのです。

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