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空腹時の眠気や震えにご注意!実は危険な低血糖症の原因

Date:2016.05.06

shutterstock_392201056「空腹のとき、手の指が震える」
「急に身体から力が抜けて、立っていられなくなる」

このような症状に心当たりがあれば、それは「低血糖症」かもしれません。

低血糖症は単に血糖値が低いという意味ではなく、正常な血糖値を維持できない危険な症状です。

健康診断では見つからないのも特徴で、誰にでも起こりうる病ですので、自覚症状のある方は注意が必要です。

今回は低血糖症について、どんな病なのか、症状が起きたらどうしたらいいのかをまとめました。

1.誰にでも起こりうる!低血糖症について知っておこう

低血糖症は、普通に暮らしていても起こりうる病です。

急にふらついたり意識がなくなったりするので、運転中や階段を降りている最中など、状況によっては命や他人を危険にさらす場合もあります。

普段から貧血ぎみであるとか、なんとなく身体がだるい状態が続いているというような方はとくに、知っておいた方がよいでしょう。

しかし、高血圧や高血糖などは気にしても、低血糖症というのは耳なじみがないかもしれません。

自分には関係ないかな?と思う前に、以下の項目をチェックしてみてください。

食生活を見直すべき!低血糖症の疑いがあるのはこんな人

次に挙げる特徴に心当たりのある方は、低血糖の症状が出ている可能性があります。

  • 疲れやすく、いつもだるい
  • 集中力が続かない
  • イライラしがちで、自分をコントロールできない
  • 頭痛や冷え症に悩んでいて、症状が改善しない
  • 夜よく眠れず、日中とても眠い
  • 太りやすい、痩せにくい
  • 甘いもの・炭水化物を摂らないと落ち着かない
  • 肉や魚をあまり食べない
  • 食欲が不安定だ

いくつか当てはまる方、とくに「甘いもの・炭水化物を摂らないと落ち着かない」という方は、低血糖症の悪循環に陥っている可能性が高いです。

「単に血糖値が低いこと」ではない!

名称から勘違いされがちですが、低血糖症とは単に血糖値が低いことではありません。

本当は「血糖値のコントロール機能が乱れ、安定した値を維持することができない」症状のことなのです。

何らかの原因で血糖値が下がり過ぎ、生きるためのエネルギーが圧倒的に不足すると、「これ以上血糖値が下がると生命活動が危険ですよ」と脳からサインが発信されます。

この危険信号こそが「低血糖の症状」なのです。

つまり、症状が出たからといって極端に怖がる必要はありませんが、放置せず改善していくことが重要です。

健康な人が、低血糖症を引き起こす原因

低血糖症の原因はいくつか挙げられますが、まず大きく二つに分かれます。

  1. 糖尿病の治療の過程で発症する
  2. 糖尿病とは無関係な健康体の人が発症する

※(1)の場合、治療による複雑なシチュエーションが絡むため、一概にどう対処すべきとは言えません。そのため今回は(1)については割愛し、(2)の糖尿病とは無関係な場合について説明していきます。

糖尿病ではない健康体の人が低血糖を引き起こす場合、主な原因は以下のとおりです。

  • バランスの悪い食生活(糖分・炭水化物が多すぎる)
  • 不規則な食事
  • 量の少なすぎる食事(過激なダイエットを含む)
  • 下痢や嘔吐などにより栄養が摂れないとき
  • 激しい運動

食事の摂り方や栄養を充分摂取できないなど、食の問題がほとんどです。

普段あまり運動しない人が激しい運動をしたり、忙しくなって活動量が急激に増えた場合なども発症の恐れがあります。とくに、空腹時の運動には要注意。

運動による低血糖症状は、日中運動した日の夜中など、かなり時間が経ってから起こることもあります。いつもよりたくさん動いた日は、丸一日くらい注意が必要です。

どうやって起きるのか?メカニズムを知ろう

血糖値を上下させるホルモンは、我々の身体の中で毎日分泌されています。通常、血糖値が上がるとインスリンと呼ばれる物質が分泌され、血糖値を下げる働きをします。

血糖値が下がると今度は逆に、インスリン拮抗ホルモンが分泌されます。たとえば以下のようなホルモンです。

  • アドレナリン
  • グルカゴン
  • コルチゾール
  • 成長ホルモンなど

このように、血糖値は食事や運動によって変動しながら、常にバランスをとれるよう身体が自動的に調節しているのです。

砂糖や炭水化物などの糖分を過剰に食べる生活を続けていると、血糖値が高いことに身体が慣れてしまいます。

すると上昇した血糖値を下げようと、インスリンも過剰に分泌されるようになってしまうのです。

  • 空腹のときに眠くなったり手が震える
  • 食事のあとコントロールできないほどの眠気に襲われる

のは、このためです。

食事で血糖値が上がってもインスリンがそれを一気に下げてしまいます。皮肉な話ですが、血糖値を上げすぎる生活が、低血糖症を引き起こすのです。

放置するとどんな事態を引き起こす?

低血糖が慢性化すると、うつなどの精神疾患とよく似た症状が出る可能性が高いです。

  • やる気が起きず、起床できない
  • 突然イライラする
  • 不安でいてもたってもいられない
  • 急に眠くなる

などの症状は、低血糖が引き起こしている可能性があります。

精神科や心療内科で治療を受けているのになかなか病状がよくならない場合、低血糖症を疑ってみる価値はあります。

また、低血糖の症状はそもそも身体が危険だというサイン。

これを放置すれば、あるとき

  • 突然強いめまい
  • 突然の昏倒
  • 意識低下

などを引き起こす可能性もあります。

いずれにせよ気になる症状を感じたら、早めの対処と、生活の見直しに努めた方がよいでしょう。

2.自分で対処できない場合もある、低血糖症の症状を知ろう

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低血糖症の症状は、大きく二つに分けられます。

自律神経症状.急激な下降の場合

自律神経とは、交感神経・副交感神経からなる神経経路のこと。

生体の弛緩と緊張のバランスを保ち、循環器・消化器・呼吸器などの生命活動に深く関わるシステムです。

自律神経症状は、血糖値が急激に下がった場合に起きやすいと言われています。主な症状は以下のとおりです。

  • 発汗
  • 手指の震え
  • 激しい動悸
  • 喉の渇き
  • 口唇の乾燥
  • つよい空腹感
  • ドキドキとした不安感

これらはインスリン拮抗ホルモン(アドレナリンなど)による作用で、身体は不要な緊張状態になっています。

この状態に陥った場合、すぐに糖分を補給するなどの対処が必要です。

また、日頃からどんなシチュエーションでこの症状が起きやすいのか(食事を抜いたとき・運動したとき、など)を自分で把握しておき、あらかじめ心の準備をしておくことも大切です。

中枢神経症状.ゆるやかな下降の場合

中枢神経とは、脳と脊髄のこと。運動などの生命活動、感覚・感情・自律神経などの心の活動、全てを統括するのが中枢神経です。

中枢神経症状は、血糖値がゆるやかに下降して危険値に達した場合に起きやすく、主な症状は以下のとおり。

  • 意識の混乱
  • 集中力が散漫になる
  • 眠気
  • 発語が困難になる(ろれつが回らないなど)
  • おかしな行動をとる
  • 激しい頭痛・嘔吐
  • 複視(ものがブレて見えるなど)
  • 痙攣
  • 昏睡状態

血糖値の下がり方はゆるやかでも、症状はきわめて深刻です。すぐに救急車を呼び、医療機関へかかるべき症状です。

が、この状態ではもはや自分で対処することは難しいと思われますので、周囲の助けが必要です。

3.健康診断では発見できない低血糖症…なりやすいのはこんな人

低血糖症は、そのときの血糖値で引き起こされます。

症状がおさまってしまえば健康体と変わらないので、健康診断などでは発見できません。

しかし、症状を引き起こしやすい人、いわば低血糖症予備軍と言える人には、生活にいくつかの特徴があります。

  • 炭水化物をたくさん食べる
  • 菓子など甘い物が好きで毎日食べる
  • 肉・魚などのたんぱく質をあまり食べない
  • ふだんあまり運動しない

また低血糖症の兆候として、

  • 食事を変えていないのに急に太ってきた
  • 疲れやすくなった
  • 健康診断で中性脂肪の数値が上がった

などの状態が現れることもあります。

心当たりがある方は、食生活などの見直しを計りましょう。

4.低血糖症になりやすいシチュエーション

低血糖の症状や、いつ現れるかといったことには個人差があります。

症状が現れるようになったら、自分がどんなときに低血糖症状に陥りやすいのか、把握しておきましょう。

一般的に、症状が現れやすいシチュエーションは以下のようなときです。

  • 食事を抜いたり、少なめに摂った
  • 忙しくて食事の時間が遅れた
  • 急に激しい運動をした
  • 空腹のときに運動した
  • 急に忙しくなり、いつもより多く動き回って働いた

など。

仕事の繁忙期などでこのような状況になることがあらかじめ分かっているときは、とっさの症状に対処できるよう、バッグに糖分を忍ばせておきましょう。

また、なかなか食事が摂れない方や休憩が不規則な仕事などの場合、可能であれば空腹感を感じる前に定期的に飴を舐めるなど、糖分補給を欠かさないよう気をつけましょう。

5.症状が出てしまったときの対処法。とにかく糖分を補給!

実際に低血糖の症状が出てしまったときの対処は、とにかく必要な糖分を補給することです。

自分で対処できる場合(手指の震え、動悸などのレベル)

この場合、以下の行動で血中の糖分を補給しましょう。

  • ブドウ糖(5〜10g)、または砂糖(10g)を摂取する
  • ブドウ糖を含むジュースを150〜200mlほど飲む

ブドウ糖・砂糖は単糖類で吸収が速く、症状にも速く効果を示します。

それ以外の糖類(デンプン・オリゴ糖など)は、多糖類と呼ばれ分解・吸収が遅いです。

多糖類は摂取しても効果が出るのにかなり時間がかかりますので、低血糖症になりやすい方はブドウ糖・砂糖を携帯するようにするとよいでしょう。

自分で対処できない場合(意識の混乱・昏睡などのレベル)

この場合は周囲の助けが必要です。日頃から家族や職場の人などに、自分の症状と対処法を伝えておくのがベストです。

また、路上で倒れた場合などを想定し、財布の中に症状と対処法を書いたIDカードを入れておくなどの対策もとっておきましょう。

低血糖症で意識昏倒などした場合、周囲の人にできる対処法は以下のとおりです。

  • ブドウ糖を口に含ませる
  • 飲む込ませるのが難しい場合は、唇や歯肉に擦り付ける
  • 救急車を呼ぶなどしてすぐ医療機関へ連れていく

再発しないよう、回復後に診察を受ける

いずれのケースも再発の可能性があります。とくに意識レベルが低下するほどの症状が出た場合、その後頻繁に症状が起きやすくなるケースが多いです。

症状が落ち着いたらできるだけ早めに医療機関で診察を受けましょう。

6.日頃から気をつけよう!低血糖症予防・改善のためのポイント

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低血糖症は生活習慣から起こる病気と言えます。日頃から、以下のようなことを気をつけた生活をするとよいでしょう。

食生活を見直す

不規則な食事やバランスの悪い食生活を改めましょう。食事の際に気をつけるとよいポイントをいくつか挙げておきます。

  • 食事の最初に野菜を食べる
  • 肉・魚・豆類を積極的に食べる
  • 精製された白米・小麦粉の白いパンを食べ過ぎない
  • 外食の際は丼ものや麺類を避け、品数の多い定食などを注文する
  • お菓子の代わりにナッツ・チーズを食べるようにする
  • 市販のスポーツドリンクは控える
  • よく噛んでゆっくり食べるようにする
  • 食後に軽い運動をする

など。ひとつひとつは簡単なポイントなので、できることから始めてみましょう。

血糖値が急上昇しない糖分に置き換える

ブドウ糖・砂糖は単糖類と言って、血糖値を急上昇させます。

低血糖の症状に対処する際には必要ですが、普段の生活ではこれらをできるだけ抑えるよう心がけましょう。

血糖値がゆるやかに上がる糖分もあります。てんさい糖やオリゴ糖など。

分解に時間のかかる以下の甘味料を白砂糖に置き換え、上手に活用しましょう。

てんさい糖
砂糖大根を原料とした甘味料です。さとうきび原料の砂糖よりもゆっくりと消化され、血糖値の上昇がゆるやかになります。

寒冷地で収穫される砂糖大根には、身体を冷やすさとうきびとは逆に、身体を温める作用もあります。

オリゴ糖
多糖類の代表選手で、てんさい糖にも多く含まれます。小腸で吸収されず大腸に届き、お腹の中のビフィズス菌を増やして便秘も解消してくれます。
メープルシロップ
白砂糖より血糖値を上昇させにくい甘味料です。ミネラルを豊富に含み、健康にもよいとされます。
低血糖症は一朝一夕で治るものではありません。これらの習慣改善を少しずつ続けていきましょう。

血糖値が安定してくると、頭はスッキリして身体も軽く感じられます。

日中楽しく活動できるようになれば、しめたもの!健やかで快適に日々を過ごしたいものですね。

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