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「手作り石鹸」で「じぶん色」の石けんをカスタマイズする

Date:2013.09.14

筆者は何を隠そう、「手作り石けんアーチスト」でもあるのです。手作り石けんの魅力は自分で石けんを「カスタマイズ」できるというところ。毎日使うものだからこそ自分好みに作りたい。そう思うのは贅沢でしょうか?1日の終わりに手作りの石けんで至福のバスタイム。素敵だと思いませんか?

石けんって何から出来ているの?

よく小学校のイベントなどで廃油で石けんを作ったことがある、と言われる方は多いですが、「油で油を洗う」という通り、運動着や運動靴の黒い汚れなどは、この廃油石けんを使うと合成洗剤で洗うよりも思いのほかよく汚れが落ちたりするものです。

これは石けんの中のアルカリが汚れの油分と反応するというごくシンプルな作用で人間の生活で使われている製品の中でも身体と自然にやさしい素材なのです。

石けんはどうやって作るの?

では、石けんはどうやって作るのでしょうか?一言でいえば、「油を適温に暖めそこに「苛性ソーダ」という薬品を入れ、かき混ぜ、それを型に入れて固めるだけ」です。原理はこれだけなのですが、温度や混ぜ方のちょっとしたテクニックも必要です。

まず、必要なものですが、

  • 大き目のボウル(湯煎をしますのでできればホーロー製などがいいです
  • 計量はかり(2キロ測れるものがベスト)
  • かき混ぜ棒(実験用の長いスプーンがいいです)
  • ビーカー(最低でも500ミリリットル位は測れるものがいいです)
  • 苛性ソーダ(薬局で買えますが印鑑を忘れずに)
  • オイル(色々な種類がありますが、ネット上でも販売されています)
  • 水(精製水がベストですが、蒸留水も可)
  • 新聞紙
  • 泡立て器(あれば電動と手動と両方)
  • ゴム手袋(絶対に必要です)
  • ゴーグルまたは伊達メガネ(苛性ソーダが目に入ると大変なことになります)
  • 石けんを流す型(牛乳パックでOKですが、シリコン製のものがあればなお可)

道具が揃ったらまずオイルの分量を量ります。
石けん作りに使う基本のオイルはココナツオイル、そしてパームオイルです。ココナツオイルは泡立ちをパームオイルは石けんの固さを出します。もちろんこれだけでも石けんはできますが、プラスアルファで他のオイルを混ぜたり材料(クレイとかハーブなど)を混ぜたりすると自分好みの石けんにより近づけることが出来ます。

それぞれのオイルの分量を量ったらこれを湯煎で40度以上に暖めます。その間に苛性ソーダと水を量ります。水は精製水を使うのがベストですが、家庭用の蒸留水メーカーなどで作った水でもOKです。

次に量った苛性ソーダを精製水の中に少しずつ入れて溶かしていきますが、かなり高温になりますし刺激臭も出ます。鼻の真下にビーカーを置くのは危険ですのでちょっとずらしてください。そして苛性ソーダを扱うときはゴム手袋をして、できればゴーグルをして下さい。
慣れないうちはどうしても他に飛ばしたりしますが、皮膚についたり目に入ったりすると少量でも医師に見せたほうがいいでしょう。

こうしてオイルと苛性ソーダ溶液の温度が42℃前後になったらいよいよ両者を混ぜます。

トレースって何?いつまで混ぜればいいの?

いよいよ石けんタネに苛性ソーダ溶液を混ぜていきます。
しかし混ぜ方にも注意点があります。決して入れてしまってはいけません。一気に入れると泡が吹き上がってくることもあり危険です。入れては混ぜ、入れては混ぜを繰り返します。

全部入れ終わったら泡立て器で力強く混ぜましょう。ただ、オイルによって「これでOK」となる時間にばらつきがあり、なかなかそのサインが出ない場合があります。
この「サイン」のことを「トレース」といい石けん制作業界では「トレースが出た」などと言います。
たくさんの石けん制作初心者さんが不安に思うのは「いつまで混ぜればいいの?」ってことですがその答えは「トレースが出るまで混ぜて下さい」ということになります。

トレースが出るまでの時間はほんとうにオイルや入れる材料によってばらつきがありますが、筆者の経験上、ひましオイル、ひまわりオイル、ココナツミルクやヤギミルクなどの脂肪が多いオプションを使うと早くトレースが出るようです。

自分の好きなオイルや材料を調合してみよう

石けんの基本の作り方がわかったら、こんどは変化球を投げてみましょう。手作り石けんのレシピ本は市販もされていますが、ネット上でも検索するとたくさん出てきます。

最初のうちは自分でレシピを組み立てるということは難しいと思いますが慣れてくるとどんどん自分の好みにカスタマイズしたくなります。そんな時に重宝なのが「石けんアルカリ計算機」です。
オイルを固めて石けんにする役割をする「苛性ソーダ」ですが、オイルの種類によってちゃんと分量が決まっています。それはオイルの「鹸価値(けんかち)」によって決まり、このサイトではオイルの種類と作りたい分量を入れるだけで、苛性ソーダや水をどのくらい使えばいいか、自動計算してくれるのです。

オイルに対する苛性ソーダの量がわかったらこんどは材料です。
いわゆる石けんに入れる「オプション」と呼ばれるもので、ちなみに筆者はヤギのミルク、へちま筋、パール粉&杏仁粉、炭パウダー、クレイ、納豆、そしてもちろんスタンダードなドライハーブやフルーツのペーストなども入れます。こうすることで本来の石けんにプラスアルファでもっちり泡を作ったり、スクラブ効果や消臭効果、それに香りを加えることが出来ます。
むしろオイルの配合は同じでオプションだけを変えるということもたまにやります。

石けんを型に流してみよう

石けんを泡立て器で混ぜるとやがて「トレース」が出ます。この「トレース」の状態が初心者の頃はどういう状態を言っているのかよくわからないものです。

泡立て器で混ぜると石けんタネにスジが出来、全体的にもったりとしてポタージュスープのようになったらトレースが出た証拠ですが、もちろんオイルによって簡単にトレースが出ないものもあります。あきらかにトレースの状態にならなくても石けんにはなりますが、とくに寒い季節には温度の関係や水分不足で固まってもぽろぽろになってしまったりと失敗も多いようです。

トレースが出た頃、あるいは型に流してからでもいいのですが、自分の好みのオプションを入れてみましょう。筆者の現在のお気に入りはクレイとクリスタルミント。クレイはやさしいスクラブ効果が得られますし、クリスタルミントは石けんに入れるとスース―感が得られて非常に夏向きです。これらはあらかじめオイルと一緒に湯煎で溶かしたり少量のタネでふやかしたあと、トレースが出た後にタネに混ぜ込みます。牛乳パックやシリコンのケーキなどの型に入れた石けんタネはできれば発砲スチロールの容器に入れて保温します。温度が下がると失敗も多くなりますので注意です。

これで一通りの石けん作り行程はおしまいです。石けんタネを入れた容器や泡立て器はあらかじめ新聞紙や紙タオルでふき取ったあと、水洗いしましょう。この時も石けんで洗った方が油汚れはよく落ちるようです。
石けん型をちょっと押してみて隙間があるようなら簡単に型から外れますのでゆっくりと外してみましょう。石けんタネを型に流してから1日ほどで固まりますが、オイルによっては5日ほどかかるものもあります。とくにシリコンの型に入れている場合はなおさら、乾燥しにくく、型から出にくいでしょう。

石けん作りはまだ終わりではありません

型から出した石けんはそのままブロックとしてその都度切り分けながら使ってもいいですが100グラムくらいの単位で切り分けます。
オイルによっては外側が固まっていても中がまだ生だったり包丁で切りにくかったりと色々です。そんな時は無理せずに十分乾燥するまで待ちましょう。

切り分けた石けんはできれば風通しの良いところに影干ししましょう。
あまり柔らかすぎず、固すぎないうちにクッキー用のアルファベットスタンプを押すと「自分のオリジナル感」が高まります。普通のアルファベットスタンプでもいいですが、足の長いクッキー用ですと押しやすいでしょう。
石けんタネは製作日から約40日間熟成します。30日ほどで使えるには使えますが、肌にきしとした感じを感じたらまだ熟成が足りませんのでもう少し熟成させましょう。

オリジナルの石けんは天然のグリセリンを含み、保湿力に富みます。そのため、乾燥肌のが冬にスキンローションを塗らなくても大丈夫なほどです。それにもちろん泡立ちは合成石けんの比ではありません。それには「泡立てネット」などを使って泡立て、ごしごしこすらずに泡で汚れを落とすくらいの感覚で洗うと良いでしょう。
もこもこの泡とほのかな香り、そしてやさしいスクラブで1日の終わりのリラックスタイムを過ごしてみるのはいかがでしょう?

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