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肝斑の原因と治療法。紫外線だけではなく女性ホルモンとも関係が!

Date:2016.12.22

shutterstock_436775623年齢とともに増えてくるシミ。メイクでごまかすのにも限界があるので何とか消えて欲しいですよね。

シミは一つではありません。色々な種類があり、その種類によって原因や治療法が変わってきます。

中でも肝斑(かんぱん)は治療が難しいとされるタイプのシミです。

自己判断で普通のシミと同じようにケアしてしまうと、逆に悪化させてしまうこともあるのが肝斑。

まずは肝斑とはどのようなシミなのかをしっかり知ることから始めましょう。


ちょっと治りにくい「肝斑」というシミ

肝斑は他のシミとはちょっと違います。というのも、濃さも人それぞれで自己判断するのはとても難しいシミだとされています。

肝斑だということがわからずに誤ったケアをすると余計に濃くなってしまうこともあり、そうなると化粧でごまかすのも難しくなってきます。

見た目からもある程度判断できる肝斑の特徴

肝斑にはその現れ方に特徴があります。

  • 両方の頬骨に沿って出る
  • 左右対称である
  • 両方がほぼ同じ大きさ、同じ形で出てくる

普通のシミは紫外線を浴びやすい部分など、あちこちに出来ますよね。でも肝斑は主に頬骨に出てくるのが特徴です。上記のような症状は肝斑だと思っていいでしょう。

また、目の周りには出来ないので、まぶたなどにも出来ません。頬骨に濃いシミが出来て下まぶたが白い状態だと眼鏡をかけているように見えることもあります。

中には額や口の周りにも出来る人もいます。

なぜできる?女性に多い肝斑の原因

シミの原因といえば紫外線ですよね。紫外線のダメージが蓄積されていくと、歳を重ねてからシミが出来やすくなるので、男性でもシミが出てきます。

ところが肝斑は女性ホルモン(黄体ホルモン)と関わりが深いシミだとされています。

  • 睡眠不足、ストレスによってホルモンバランスが乱れたとき
  • 妊娠や出産なども
  • 経口避妊薬(ピル)の服用

など、ホルモンバランスの変化によって出来ると考えられています。ですから、肝斑が見られるのはほとんど女性なんですね。

また、マッサージのし過ぎなど物理的な刺激でも悪化するとされていますが、「なぜできるのか」という根本原因がまだ解明されていないので最も治療が難しいシミといわれているのです。

年代別では30~40代に多いシミ

シミ自体は年齢が上がるに連れて増えていきますが、肝斑が出来るのは30~40代が最も多いのです。

20~60歳のシミに悩む人のおよそ3分の1が肝斑を持っているといわれるくらい多く発症するシミで、シミの範囲も広いので悩んでいる人も多いですね。

ただ、シミが目立つのはおよそ50歳代後半までで、閉経とともに薄くなる傾向にあるようです。また、閉経後の高齢者ではほとんど発症しないといわれています。

どうやって治療すればいい?肝斑の治し方

肝斑の原因はわかりましたが、女性ホルモンと関わっているというと自分でケアは出来るのでしょうか。

どのような治療方法があるのか、普通のシミとの違いなどをご紹介します。

まずはシミの種類を確認すること

実はシミというのは1種類だけとは限りません。いくつもの種類のシミが重なって出来ていることもあるのです。

たとえば肝斑だけでなく、

  • 日光黒子(老人性色素斑)
  • 雀卵斑(そばかす)

が重なっていることもあります。

また、薄く広がった肝斑の上に濃いシミがあると肝斑自体に気づかないこともあるのです。

自分で色々ケアをしているけど、シミがなかなか改善されない、という場合は複合的にシミが出来ていることがあるので、皮膚科医に一度診てもらった方がいいかも知れません。

皮膚科でシミの状態を診てもらうときは化粧を落とした状態でいきましょう。

トラネキサム酸配合の飲み薬を服用する

肝斑には美白化粧品よりも飲み薬が効果的だとされています。というよりも、美白化粧品だけで肝斑をなくすことは難しいでしょう。

美白成分としてトラネキサム酸が配合された薬を服用します。

皮膚科や美容皮膚科でも処方してもらえますが、OTC医薬品として薬局などでも購入できます。

OTC医薬品(一般用医薬品)とは「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)」を意味し、薬局、ドラッグストアなどで処方箋なしで買える薬のことです。

トラネキサム酸は

  • 止血作用(出血を抑える作用)
  • 抗炎症作用(炎症を和らげる作用)

の2つの作用を持つアミノ酸の一種です。

トラネキサム酸は、プラスミンという物質の働きをブロックする作用があります。

プラスミンはメラノサイトに働きかけてメラニン色素を作らせてしまうので、プラスミンの働きを抑えることでシミを出来にくくするのです。

内服薬の効果は最低でも4~5週間かかるので、その間薬を飲み続けます。

トラネキサム酸は、本来は出血や炎症を抑える目的で使われ、咽頭炎や扁桃炎にも処方される成分ですが、皮膚に対する色素沈着抑制効果があるのでシミの治療にも使われているのです。

女性ホルモンに働きかけるわけではないので、この薬を飲んだからといって女性ホルモンのバランスが乱れたり、逆に整えるというような作用はありません。

ただし、トラネキサム酸の本来の使用目的外のため、皮膚科で処方薬として出されても保険適用外になります。

トランシーノⅡ
1日2回、8週間服用して肝斑の改善を目指す飲み薬です。トラネキサム酸の他、美白成分のL-システイン、アスコルビン酸(ビタミンC)も配合しています。

価格:6300円
容量:240錠(2ヶ月分)/60錠、120錠もあり
トランシーノⅡの商品画像

トランシーノIIについて(製品情報) – 第一三共ヘルスケア
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/transino-2/product/

L-システインも大事な成分

内服薬にはL-システインも配合されていることが多いです。L-システインもアミノ酸の一種ですが、皮膚や髪などに多く存在している成分です。

メラニン色素の生成を抑える事に加えて、出来てしまったメラニンも排出して薄くしていく作用があります。

もう一つ嬉しい美肌効果として、コラーゲンの生成があります。美白作用と同時に肌のハリを維持するのにも役立つので、肝斑以外の肌トラブルがある人にも良いでしょう。

◆ハイチオールCホワイティア
L-システインの働きでシミを作りにくくするとともに、出来てしまったシミも無色化します。1日2回、できれば3ヶ月継続して服用します。

価格:4860円
容量:120錠(2ヶ月分)
ハイチオールCホワイティアの商品画像

ハイチオールCホワイティア(ハイチオール:シリーズ) /製品情報 – エスエス製薬
http://www.ssp.co.jp/product/all/hcw/

外用薬を併用して美白効果アップ

皮膚科などで内服薬を処方された時には、あわせて美白外用剤を併用していくことが多いようです。

  • ビタミンC誘導体
  • ハイドロキノン
  • トレチノイン

などの美白外用薬を組み合わせて治療をしていきます。

トレチノイン
トレチノインとはビタミンA誘導体のことで、チロシナーゼという酵素の働きを阻害してメラニンの生成を抑える美白剤です。

古い角質をはがすので、塗っているうちにぽろぽろ皮膚がはがれてきます。

ハイドロキノン
ハイドロキノンとはいちご、麦芽、コーヒーなどにも含まれている天然の成分で、メラニンの還元作用があります。

これから出来るシミを予防する他、出来てしまったシミも薄くしてくれるのです。写真の現像にも使われている成分です。

これらの成分が入っている美白剤を併用し、肝斑を薄くしていきます。

肝斑に効果的な美白化粧品を使う

市販薬で治していく場合には、薬を飲みながら美白用の化粧品を使っていくことをおすすめします。

  • トラネキサム酸
  • L-システイン
  • ハイドロキノン
  • アスコルビン酸(ビタミンC)

などは薬以外に化粧品にも配合されています。

◆トランシーノ薬用ホワイトニングシリーズ
美白化粧水から美白美容液、マスクまでトラネキサム酸を配合して、徹底的に美白を追及している製薬会社の化粧品。ラインで使うとさらに効果が高まるでしょう。
transino-whitening

トランシーノ薬用ホワイトニングシリーズ – 第一三共ヘルスケア
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/skincare/product/

ケミカルピーリングを併用

飲み薬で徐々に肝斑を薄くしながら、ケミカルピーリングで肌のターンオーバーを促進することでシミの排出を早めます。

ピーリングとは古い角質を強制的にはがして、肌のターンオーバーを促進する美容法です。

ケミカルピーリングは美容皮膚科、美容外科などでも出来ますし、自宅で行うことも可能です。

効果が高いのは当然クリニックでやってもらう方法ですし、アフターケアもあって安心ですが、時間がない、出来れば無理なく続けたいという人は自分でやってみてもいいでしょう。

  • ピーリング石鹸
  • ピーリングジェル
  • ピーリング化粧水

など、自分の肌にあわせて使ってみましょう。

フォトフェイシャルで治る場合

フォトフェイシャルという、レーザー治療とはまた違った波長の光を当ててシミを治療する方法があります。

メラニン色素が光に反応してメラニン色素自体が消失してシミを薄くするとともに、その光のエネルギーで真皮の繊維芽細胞を活性化させてコラーゲン生成を促します。

ただし、肝斑の濃さによっては使えない可能性があることと、見識のない医師の治療によって悪化してしまうケースもあり、治療例がどのくらいあるかなど事前によく調べる必要があるでしょう。

肝斑にはレーザー治療が向いていない

日光黒子(老人性色素斑)などはレーザー治療できれいになるのですが、ホルモンバランスが関わる肝斑には向いていません。逆に悪化してしまうこともあります。

ですから隠れた肝斑を見つけるのが大事なのですが、シミ治療の経験が豊富な医師でないと見分けられないこともあります。

複合的なシミの場合は、まず肝斑を薬で治療してから他のシミを治療するという順番で治療が行われます。

この順番を間違えると、レーザー治療で隠れた肝斑まで濃くしてしまうことがあるのです。

出来れば作りたくない!肝斑の予防法

肝斑の原因が紫外線だけでなく女性ホルモンも関わっているとしたら、どのように予防対策をしていけば良いのでしょうか。

徹底した紫外線対策はどのシミにも共通

原因が女性ホルモンだとはいっても、もちろん紫外線対策をしないでいいということではありません。

紫外線は出来てしまった肝斑を悪化させますから、紫外線対策は1年中徹底して行って欲しいです。

しっかり紫外線対策をすることは肝斑以外のシミ対策にもなりますし、シワの予防にもなります。毎日の日焼け止めは忘れずに!

化粧でごまかそうとして肌に刺激を与えない

シミが出来ているとついつい化粧でごまかしたくなるものです。ファンデーションで隠そうとしてパフでごしごし肌をこすっていないでしょうか。

毎日の刺激は積み重なればシミを悪化させることにつながります。

ファンデーションを塗る時はごしごしとこすらずに、ポンポンとのせていくようなイメージで。優しく丁寧に塗り込んでいきましょう。

スキンケアは優しく丁寧に

肌への刺激を与えてはいけない、という点では普段のスキンケアがとても重要です。

洗顔の注意ポイント

  • 熱いお湯で洗わない
  • ごしごしこすって洗わない
  • タオルで拭く時は優しく

基礎化粧品を使う時の注意ポイント

  • コットンでパッティングしすぎない
  • 乳液やクリームも優しく塗る
とにかく肌に刺激を与えないこと!摩擦が多いとその分色素沈着を起こしやすくなり、肝斑だけでなく他のシミも悪化します。

ホルモンバランスを整える生活習慣

私たち女性の身体は意外とデリケートなのです。ちょっとしたストレスや疲労でも女性ホルモンのバランスが乱れてしまいます。

  • ストレスを溜めない
  • 質の良い睡眠を取る
  • 栄養バランスの良い食事
規則正しい生活でストレスを上手に解消していくことで、女性ホルモンのバランスを整えていきましょう。

肝斑は適切な治療で改善できます

肝斑は他のシミと違ってわりと広範囲にできるため、薄いうちはメイクでごまかそうとしてしまいますが放っておいても治りません。

でも早いうちに適切な治療を開始すれば、その分早く改善することが出来るでしょう。

もしかしてこのシミは肝斑?と思ったら、あきらめないで1度皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。

飲み薬と塗り薬、化粧品などを併用しながら、シミひとつない自信の持てる肌を取り戻しましょう。

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