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恋に効く!月のジャズは、十五夜に彼を魅惑する魔法のBGMです

Date:2013.11.04

スタンダードジャズの歌詞の中身は、よく聴く名曲でも皆さんほとんどご存知ないでしょう。そこは驚くほどロマンチックがあふれた世界、殊に月がテーマのラヴソングは、あなたの十五夜の恋を強力にバックアップしてくれますヨ。

ジャズシンガーもしている筆者が、お馴染みのスタンダードから恋に効く3曲を厳選、和訳しました。名曲の中の想いにふれると、恋のパワーは最高潮に高まること請け合いです。

Moon River ~憧れにきらめく河

女の子のバイブル、『ティファニーで朝食を』 でオードリーが歌った挿入歌ですね。1961年のアメリカ映画でした。

若い頃のオードリーは、なぜかオジサマに恋する女の子を演じることが多かったのですが、ヒット作としてはほぼ唯一、相手役が同年代の俳優だった珍しい作品でもあります。

この歌には1つのエピソードがあります。映画会社の社長に歌をカットしろと言われたオードリーが、毅然と立ち上がって完全拒否したというものです。

長い親交の間でも、おだやかな彼女が感情的になったのはそれ一度きりだったと、作曲のヘンリー・マンシーニがのちに述懐しています。

オードリー演じるホリー・ゴライトリーは、幸せになることを夢見てニューヨークで危うい浮き草暮らしを続けている女の子ですが、この曲の歌詞にはせつないほどの真摯な想いがあふれています。

“MOON RIBER” Audrey Hepburn

月の光が流れる遥かな河 いつかあなたを素敵に渡ってみせるわ
夢をくれたのもあなた 悲しくさせたのもあなた
あなたが行くどこだって わたしも追いかけて行くわ
今は離れて旅してるけど 世界にはこんなにたくさん知ることがあったなんて
そう わたしたちはきっと同じ夢を叶える だから虹の橋で待っててね
ずっと一緒よ ムーンリバーとわたし

これは女の子の応援歌ですネ。生涯かけて愛せる人のお嫁さんになることかしら、それとも誰からも振り向かれる素敵な美女になることかしら、あなたのムーンリバーはどんな河でしょう。十五夜の晩には、そんなことを想いながら、月光浴で満たされるのもいいですね。

Fly Me To The Moon ~恋の一生懸命

月がテーマのスタンダードジャズと言えば、お馴染みはやはりこの曲じゃないでしょうか。大ブームになった壮大なテレビアニメのエンディング曲としても有名になりましたね。この曲の歌詞は、実は意外なほど可愛らしいものなんですヨ。

“FLY ME TO THE MOON” Frank Sinatra

私を月まで連れてって
星のあいだで遊ばせて 火星や木星の春を見せて
つまりね、これって、手を握ってほしいってこと
つまり、キスして、ってことなの
私を月まで連れてって
この胸を歌でいっぱいにして そうして永遠に歌わせて
あなたは私の熱望と尊敬と崇拝そのもの
つまり、だから、ただひとりのひとになってってこと
あなたを愛してる、ってことなの

1954年の作品ですが、61年にケネディ大統領がアポロ計画を発表したことから、フランク・シナトラがカバーして爆発的にヒットしました。胸に抱いた夢は必ず叶うと誰もが信じていた、アメリカが一番輝いていた時代のテーマソングとも言えるかもしれません。

この曲は、87年公開の映画 『ウォール街』 でも使われました。マンハッタンの黒々とした摩天楼が、ブルックリン橋の向こうに鷲のように立ち上がってくる、鮮烈なオープニングのバックで流れました。

私が今お店で歌うようになったのも、このシナトラのスタイリッシュな歌声の影響かもしれません。

満月の下で、この曲を鼻歌しながらカレとお散歩してみてください。気分はウキウキ、瞳はキラキラ、きっと可愛い女になれる、ロマンチックな名曲です。

Blue Moon ~恋の祈り

この美しい曲はあまたのシンガーがカバーしていますが、エルヴィス・プレスリー版がもっとも有名かもしれません。女性では、ダイアン・ショーがイチオシです。しっとりした歌いぶりが、信じられないほど魅惑的で、うっとりしますヨ。

ブルームーンは、ひと月のあいだに昇った2個目の満月のこととして知られていますよね。去年2012年の8月31日にも起きましたが、ほぼ3年ごとの現象で、次回は2015年にあります。

青い月なんてイメージの話と思っていたら、実話なんですね。130年前にインドネシアで起きた火山の大噴火の影響で、その後2年ほど世界各地で月が青く見えたんだそうです。ここから、blue moonは、特別な、めったにないこと、という意味の慣用句になりました。

めったにない恋となれば、一生ものの真実の恋ですよね。スタンダートジャズの “ブルームーン” は、まさにそんな特別な愛を守ってくれていた、洒落た月の歌です。これを聴くといつも、近ごろ流行りの新月のお願いごとを思い出します。

“BLUE MOON” Diane Shaw 

青いお月さま ずっと見てたわね 愛も夢もないわたしのこと
青いさびしいお月さま ずっと知ってたわよね 
立ち止まったままのわたしのこと
聞いてくれてたのね 本当の愛が欲しいと祈っていたことを
それは突然やってきたわ 一生離れないただひとりのひと
そしたら誰かに囁かれたの 「感謝してちょうだいネ」 って
それで顔を上げたら 月は金色に変わってた・・・
ブルームーン もうひとりじゃない 愛も夢もないわたしじゃなくなったのね

ブルームーンという名のカクテルは、お誘いを断るお酒。「僕とつきあってください」「ごめんなさい」のお酒ですね。このカクテルをオーダーして全てを悟ってくれるような男子なら、そもそもブルームーンを頼むようなことにはならないでしょうけどネ。

ジャズの解釈では、なのでブルームーンは、真実の愛の象徴と言ってもいいかもしれません。今年の十五夜が、あなたのブルームーンになってくれたらイイですね。

~舞台女優が教える美のレッスン

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